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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

中国は好吃。

2014年08月27日 | グルメ
食の安全という面で、何かと世界を騒がせている中国。
でも、ちゃんとしたお店を選べば、それはそれはとても美味しい。

今の上海なら、世界各地の料理が気軽に楽しめる。
ただ、入れ替わりが激しいから、今日出合った味が半年後も味わえるかというとその保証もなく、何年いてもすべてを制覇するのは無理だけど。
今まで記事にした以外のお料理を振り返り・・・

人気の上海ローカル店であっさり黄魚麺と、人数が多い時にはちょっぴり豪華に北京ダック。

 

スパイシーで味わい深い新疆料理や、お馴染み台湾レストランの黄金の鶏スープ。

 

ヒーヒーHOTな湖南料理と、花椒の痺れが刺激的な四川料理。

 

たまには精進料理や野菜のヘルシープレートと、日本食屋さんで美味しいお寿司なんかも。

 

女子会だったら、気取らないフレンチビストロ。ワタシはやっぱり日本人シェフのお店の味が好き。

 

でも、何度食べても飽きない王道は、やっぱり広東料理の点心メニュー。

 

もう一度食べたいな~と思うのは、上海にも進出している香港の有名店。間違いなく美味しいし、日本人の口にも合うと思う。
点心なら種類も多く、同じものでもお店によって味も少しずつ異なるので、お気に入りを見つける楽しみも。(でもカロリー高いので注意!)

他にもタイやインド、ベトナム料理など、日本や欧州に居た時よりもずっと、いろんな種類の食事ができたんだなーと改めて思う。
国土も広いし、歴史も長い。そして食べるのが大好きなこの国の人々が作る料理の数々。

最後のサプライズは・・・



豪快に、角や歯までしっかりついた牛の頭。(頬肉を食べるのだけど、柔らかくて美味しかった)
"鴻运当头"といって、「幸運が目の前に降ってくる」という意味がある、お祝いの料理だとか。
さすがは中国。スケールが違うなぁ・・・。

中国の美味しい食事にお付き合いくださったみなさま、非常感謝!



薬膳火鍋。

2014年08月14日 | グルメ
気温40℃超えの去年と違って、今年は30℃そこそこの雨の多い上海の夏。
湿度は高いけど、やっぱり冷夏なのかな、今週は冷房もそんなにいらないし、羽織モノも必要だったりする。

夏は体調を崩しやすいし、中医学でも「冬病夏治」という養生の季節。
リンパマッサージとお灸をしたり、デトックスしやすい食材を摂るように意識してみたり。
なので、中医学を勉強している上海人のSちゃんと一緒に、薬膳火鍋を食べに行くことに。

こちらは台湾の人気店で、上海でもいつも行列ができているので、きっと美味しいのだろうと気になっていた火鍋屋さん。
"無老鍋"、つまりは「不老長寿/アンチエイジング火鍋」いう名前にも惹かれて。(笑

鍋のスープは辛いものとまろやかな豚骨ベースの2種類で、人気は両方愉しめる「鴛鴦鍋」。
人参、クコの実に棗、ニンニク、ショウガ、八角などの漢方食材がたっぷり入ったスープは、漢方臭さは全くなくて、
奥深くてちょうど良いスパイシー加減、秘伝の豚骨スープはほんのり甘くまろやかで、そのまま飲んでも美味しい。

このお店が普通の火鍋屋さんと違うのは、まずはこのスープ。
普通、自分好みのタレを作ってそれにつけて食べるのだけど、このお店はスープが十分しっかりとした味で美味しいので、
タレ要らず。

それから、様々なサービス付き。
白いスープを注文すると、このお店の名物「アイスクリーム豆腐」が一人一つサービスでついてくるのと、元々入っている湯葉は
なんとおかわり自由。
こちらが頼む前に店員さんが見計らってどんどん入れてくれるんだけど、この美味しいスープがしみ込んだ湯葉が美味しくて、
この日はちょっと豪華に、牛ロースの薄切りに海鮮盛り合わせ、カニとエビのすり身と野菜などをたっぷりと注文したけど、
湯葉だけでもかなり満足できそう。

 

継ぎ足しのスープも、薄いスープではなく最初と同じ漢方たっぷりのものなので、長い時間、味が変わらずいただける。
そして、フローズンドリンクのサービスも。
今の時期は薔薇フェアみたいなのをやっていて、鍋やドリンクにも薔薇の花びらを散らしてくれた。

店内は清潔でテーブル間隔もゆったりしているし、店員さんの気配りや態度もよくて(90度のお辞儀!)人気なのも納得。
アンチエイジングの効果は分からないけれど(笑、これならまた食べたいな~。



鼎王無老鍋
衡山路2号(×桃江路)
※黄金城道店、金匯路店もあり。早めの予約が必須。





新疆料理。

2014年08月07日 | グルメ
夏休み真っ只中、日本へ帰省中の友人も多いので、ちょっぴり寂しいこの頃。

どこか旅行に行きたいなぁと思うけれど、相方は週末も含めて仕事が忙しく休みもなし。
仕方ないので、旅行気分を味わうだけでもと思って、友人たちと新疆料理を食べに行くことに。

新疆料理というと、やはりメインは羊肉。
羊肉は好き嫌いが分かれるので、もう2年くらい前に行ったきりなかなか機会がなかったのだけれど、
たまたま羊肉好きの女友達が集まったので、満場一致で決定。

今回は前から気になっていた、ちょっとオシャレな新疆料理"XIBO"へ。
新疆には回族やウイグル族などがよく聞かれるけれど、店名のXiboは少数民族のシーボー族のことだとか。

お得なランチメニューもあったけれど、せっかく4人も揃っているので、アラカルトでこのお店のオススメを
いくつかオーダー。

ピリカラの焼き(?)茄子とパプリカ、つるっとした麺と辛さが刺激的な涼皮、鶏とジャガイモの煮物に、
忘れてならないのが羊肉串。お口直しに新疆風大学芋(水につけて水飴をカリッとさせていただく)。

 

涼皮はちょっとゴマダレ風味でツルツル麺もいい感じだし、煮物はジャガイモに味がよく染みて後引くおいしさ、
羊肉は柔らかくて臭みもほとんどなく美味。2-3本食べられそうな勢い。
気になっていたヨーグルトも、酸味が控えめでトロリと滑らか、手作りな感じがして美味しかった。

今までいろんな料理を食べてきている中国歴の長い友人2人にも好評だったし、開店と同時に近所のOL達がグループで
ぞくぞくやってきて、人気のお店だということがうかがえた。
雲南料理のLOST HEAVENみたいにお店も味も洗練されているので、外国人客が多いというのも納得。
ちょっと違う中国料理を食べたいというゲストのアテンドにもいいかも。

ご近所だし気に入ったので、近々またランチセットでも食べに行こうかな。


XIBO
常熟路83号3楼


素食。

2014年07月19日 | グルメ
先日は友人とランチ。
ベジタリアンの彼女とならと選んだのは、上海では有名な台湾系の精進料理のお店。
中国語では精進料理(菜食)のことを"素食(su4 shi2)"といって、お寺にある食堂をはじめ、
街中にもいくつか専門店がある。

こちらのお店はフランス租界の並木道沿いにあって、スッキリとして清潔で居心地も良い。
メニューは全て手書きの中国語で、普通の中華料理とはちょっと違うので、料理名を見ただけでは
どんな料理がイマイチよく分からず・・・。
種類も豊富で迷ったけれど、オススメ料理にはハンコが押してあったり、『毎日手作りしています』
『ここに来てこれを食べないなんて勿体ない』というようなちょっとしたコメントも参考にしながら、
いくつかオーダー。

 

人気のジャガイモの焼いたものや、キノコ(山菜?)の甘辛く煮たもの、手作り豆腐、雑穀米に緑豆粥など、
味付けもシンプルでちょうど良く、日本人好みの味。
上海の他の素食レストランで食べている彼女にも、気に入っていただけた様子。
(写真ではイマイチなのはカメラの腕が無い証拠・・・(^_^;)

ベジタリアン料理は初めてだったけれど、お肉や魚が無くても全く物足りないと感じることもなく、
満足なお食事だった。

日替わりのランチセットもあるので、これならふらっと一人で来て定食感覚で食べられるのも嬉しい。
ベジ料理も悪くない、と新たな発見。


五観堂素食
新華路349号(×定石路)




ビストロ週間。

2014年07月07日 | グルメ
今年は例年より涼しい日が多かったような気がする6月。
そんな梅雨の合間の曇り空の週末、少し前にオープンしたビストロへランチに出かけた。

プラタナス並木道に佇む老房子は、フランスはリヨンのミシュラン★のシェフのお店。

まだ少し涼しかったこの日は、テラス席でお食事を。
メニューは伝統的なフレンチから、ちょっと中華テイストが入ったものもあったりして迷ったけれど、
前菜にイカのグリル、メインはboeuf bourguignonにする。

 

赤ワインたっぷりで長時間煮込まれたホロホロのお肉と酸味の効いたお野菜、濃厚なソースに
バターたっぷりのマッシュポテトがとよく合って、「あぁ、ビストロだ~」というお味。
まるでフランスに居るかのような気分になった。
(ただ、目の前の道路が舗装工事中なのと、クラクションの音さえなければ、だけど)

ランチからお茶、ディナーにワインと気軽に楽しめる本格的なビストロ。
★付きシェフのお店といってもサービスは一般。まぁ、ヨーロッパでもそういうお店は多いので
私達は気にならなかったし、雰囲気やお料理も気に入ったので、また来たい雰囲気。
8月にはワンランク上のレストラン(ヴィラ)もオープンするみたい。

その数日後には、友人と小さな女子会@SIDEWAY。
以前ランチをした時は軽いサンドイッチ系しかなかったので、日を改めてのディナーということで。

 

フランスの生牡蠣やレバーパテ、チーズ盛り合わせにダックコンフィと、お互い普段家族とは
シェアできない料理を堪能。(笑
ワインに合うメニューばかりなのに、お互い下戸ゆえにスパークリングウォーターというお子ちゃまぶり。

こちらは上海では有名な日本人オーナーのお店なので、アッサリと食べやすいフレンチ。
普段和食が多いし、歳のせいかヘビーなものはあまり量が食べられなくなっているけれど
こちらのお料理はペロリといけてしまう。
とはいえ、滅多行かないフレンチが続いたので、しばらは粗食に戻そう。

本格的にワインや食事を愉しめるお店が増えている上海。
お客さんは意外にも西洋人より中国人がほとんど、というのがここ最近の変化かも。


Bitro 321 le bec
新华路321号(×定西路)

SIDEWAY
安福路160号