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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

日本的スイーツ。

2011年12月20日 | 食生活
上海に来てからのこの一年、とても日本的な食生活を送っているなぁと思う。
もちろん日本とは違って無いモノもあるのだけれど、日本的な生活とは程遠い欧州での生活と比べると、
品物も便利さも限りなく日本に近い。
逆に、日本に住んでいた時よりずっと便利かもしれない、と思うこともしばしば。

日本のスイーツもその一つ。

前に上海に来て初めて知った日本の味について書いたけれど、日本では食べられなかったものが
上海でなら簡単に手に入るという不思議さ。

例えば、モンシュシュの堂島ロール。
日本に居た時、お店の前を通るといつも長蛇の列で、結局一度もありつけたことがなかった。
それが上海では3号店が近所にも出来たので、食べたいと思った時に並ばずにいつでも買えてしまう!

そしてもうひとつは、前記事で書いた聯華スーパー内にオープンしたMvuke Tokyo。
「ブーケ」と読むそうで、日本では噂になっているという極上プリンのお店。(詳しくはHPをどうぞ)

試しにバニラ味を買って食べてみたら、トロリと濃厚でありながら口に入れると溶けてしまう。
おやつに食べるカスタードプリンではなく、大人の為の上等プリンという感じで美味。
次回はチョコレート味と抹茶味も食べてみなければと思ってしまった。

1個25元とプリンにしては高いのだけれど(一度買うと次回から割引になるポイントカードをくれる)、
客層もローカル中心のこの場所にありながら、結構売れている模様。

最近では、あのユーハイムも上海にNEWオープン!
本場ドイツのバウムクーヘンも美味しいけれど、シンプルなのにリッチな味わいのユーハイムは
やっぱり日本人好みかと。

他にも、上海では日本人パティシエが作るオリジナルスイーツを買うこともできるし、
今の時季ならクリスマスケーキのオーダーだってできる。

海外に居ながら、食べ慣れた「ホットする味」が味わえるのだから、贅沢だなぁと思う。


香る秋。

2011年09月29日 | 食生活
先週末辺りから、外はキンモクセイのいい香りが漂うようになって、もう秋だなぁと感じる。

今年の上海の夏は、覚悟していた程の猛暑日は少なかったし、比較的雨が多かったようで
9月に入ってからの気温も例年と比べると低いのだとか。

過ごし易くなった今は、外出するにもちょうど良い気候。
プラタナスの並木道が続く旧フランス租界は、オシャレなお店も多く、お散歩も楽しい。
夏が過ぎて、これから寒くなる前の、ちょっと寂しくなるこの季節が、一番好きかもしれない。
食べものも美味しいし。

秋の味覚といえば、この時季日本ではちょっとしたニュースになるのが、松茸。

日本では超高級品で手が出ないし、食べる機会もそんなに無い松茸。
先日、思いもよらず夫の仕事関係のお客様が、雲南省の松茸をたくさん送って下さった。

発泡スチロールの箱を開けてビックリ!



今まで見たこともない程の大きくて立派な松茸で、香りもすごい!(写真だとイマイチですが…^;)

中国の松茸の産地は四川省や吉林省なども挙げられるけれど、中でも雲南省は世界最大だとか。
毎年この地域から大量の松茸が日本に輸出されているのだそう。

日本では松茸は秋の味覚だけれど、雲南省でのキノコの季節は、ナント夏!
6月頃から出荷が始まるそうで、実は、私達が松茸を頂いたも7月の暑い盛りだった。

たくさんの松茸をどうやって食べようか悩んでいると、夫が「キノコ鍋にしよう」と言う。
以前、昆明に出張に行った時に食べたキノコ鍋(昆明名物)がすごく美味しかったから、と。

松茸はとても太くて大きいので、薄~いスライスなどではなく、ぶつ切りのようにして、
薄味の出汁で香りと食感を味わう。
なんとも贅沢なお鍋になった。

残り半分は冷凍してあるので(味や香りは当初より落ちるだろうけれど)、松茸ご飯にしたり
焼いたりして愉しもうと思う。

以前、安全性の問題もあったので日本ではあまり人気が無い(と思われる)中国産。
日本への輸出の際にはキレイに洗浄しなければならないうえに、様々な流通経路を通るから
香りが落ちてしまうと聞いたこともあるけれど。

中国に居ると、まさに産地直送、新鮮でお手頃に味わえるんだから、シアワセだ。(笑



美味しいお米を求めて。

2011年09月01日 | 食生活
ロンドン五輪アジア予選の為に中国入りした、なでしこジャパン。

『中国が提供するお米を断って、日本から空輸』との記事を発見。

中国側には申し訳ないけれど、「そりゃぁ当然だよね」と思う。
というのも、中国では日本人が満足できる美味しいお米がなかなか見つからないから。
選手たちの大事なエネルギー源であるご飯(お米)は、やっぱり重要だもの。

上海に来たばかりの頃、船便が届くまで自前(古いけど日本製)の炊飯器が無かったので
アパートに置いてある中国製の炊飯器を使ってご飯を炊いてみた。
するとご飯はパサパサ。ルクエを使った方がよっぽどもっちりまともに炊けたっけ。

炊飯器の問題かと思いきや、その後いろんな種類のお米(もちろん日本種米)を試してみるものの
なかなか「これ!」というのが見つからない。
もちろん海外に居るので、日本のお米と同じクオリティを求めているわけではないのだけれど。

ヌカの臭いが強かったり、お米自体に水分保持する力がないのか、今までの水分量だとパサ付いてしまうし、
かといって水を多めにするとべたついてしまうので水加減が難しい。
炊きたてを食べる場合は問題ないのだけれど、保温したり冷凍したものはかなりイマイチに。
ただ、チャーハンを作るとコツが要らずにパラッと仕上がってくれる。(笑

ヨーロッパでカリフォルニア米やスペインで作られた日本種米をいくつか食べてきたけれど
こんな経験はなかったし、お米が主食でないのによっぽど美味しいものがあった。
お米の生産量世界一の中国で、なんでだろう?

水の違いもあると思うけれど、この前日本からこっそり持ち帰ったお米を炊いてみたら
やっぱり美味しく炊けている。 
ということは、根本的にお米そのものの問題なのだろうなぁと思う。

中国では農家は貧しい(先進国と大きく違う点)ので、研究したり品質改良したりするお金が無い。
13億を超える国民に食べさせるためには、とにかくたくさん作らなければならないから
政府もそういうことにお金をかけている余裕はないのかもしれない。

最近「まぁまぁかな」と思えるお米を2~3見つけたものの、未だジプシー中。
といっても候補は限られているので、炊きかたを考えたりして妥協しなければ。

今日から試合のなでしこジャパン。
日本の美味しいお米を食べて、加油~!



蜜のように甘く。

2011年08月04日 | 食生活
美味しいライチをもっと食べたいなぁと思っていたのだけれど、もう見かけなくなってしまった。
ライチの旬って短いんだなぁ・・・

と残念に思っていた矢先に、今度は桃を頂いた。

『水蜜桃』

最近よく見かけるこのネーミングの桃、実はずっと気になっていた。
少し前に買った桃が、まだ堅くて甘みも少なくてイマイチだったことと、
中国では果物の糖度を高める為に後で蜜を注入している・・・なんて話も聞いたことがったので
何となく買うのを躊躇していたところだった。

この「水蜜桃」の産地として有名なのが、上海から西へ130Kmほどのところにある無錫。
無錫にある陽山は、中国でも有数の桃の産地なんだそう。

ここで獲れるは「水蜜桃」大きくて香り高く、とても甘いということで有名だそうで、
今回戴いたのは、その無錫に実家があるという中国人の知人から。

見かけは、まさにもぎたてという感じで少々の汚れもあって雑な感じではあるけれど、
蓋を取るとふわっと甘い桃のよい香りが・・・。

これはきっと甘いはずと期待して、早速一つ食べてみると・・・

甘~い!ジューシー!!

ネーミングの通り、まるで蜜のようにトロッと甘い果汁がいっぱい!
地元の方が送って下さったということで尚更、安心で美味しいものだったかもしれないけれど、
これはすっかりお気に入りに。

栄養価も高くて甘い水蜜桃を冷やして、暑い上海の夏を乗り切ろう!



まちがい。

2011年07月27日 | 食生活
ビタミンCが豊富な夏野菜ピーマン。

漢語では「青椒(qing1 jiao1)」。
そう、日本人にはお馴染の中華料理の『チンジャオロース』のチンジャオのこと。

先日、ピーマンの肉詰めが食べたいな~と思い立って、スーパーでピーマンを買った。

ヨーロッパでは肉厚のパプリカがほとんどで、日本のような小型のものはトルコ人が経営している
八百屋さんなど以外ではなかなか見つからなかったから、久しぶり。

さて作ろうと、半分に切ってヘタと種を取ったところで、いきなり噎せた。

「ま、まさかっ?!」と思って小さくちぎって食べてみたら、辛~い! ピリピリ痺れる!
これ、トウガラシのように辛いピーマンだった!

確かに、ピーマンはトウガラシの一種で、中国では色んな種類の「椒」が売っている。
だから、トウガラシやしし唐と間違わないようにと、日本のピーマンと同じ小ぶりで柔らかい
「青椒」と書いてあるものを確認して買ったのに・・・。

トウガラシは一般的に「辣椒」とか「柿椒」とか書いてあるので、単なる「青椒」は
辛くないピーマンだとばかり思っていたけれど、そうとも限らないということ?! 

別のスーパーで確認したら、私が買ったものと同じ形のものが2種類あって、外見は全く同じなのに
一つには「辣青椒」、もうひとつは「甜青椒」という表記が・・・。
私が欲しかったのは「甜青椒」、でも買ったのは「辣青椒」だったのかと判明。

ラベルにこう書いてくれれば分かるけれど、見た目が全く同じで「青椒」としか書いてない場合は
どうすればいいのだろう? あぁ、紛らわしい。

結局、ピーマンの肉詰めは普通のハンバーグになってしまった。
次回リベンジ!