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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

ゴミの分別。

2014年08月25日 | 上海生活
引っ越しする時に、頭を悩ませることの一つに不用品やゴミの処理がある。

地域によってルールが違うけれど、今まで住んだ場所で一番面倒で大変だったのは、日本。
粗大ゴミなどは有料だし、それでもリサイクルや処分してもらえるならまだしも、例えば車の部品とかオイルとか、
そういったものは自治体も購入したお店でも引き取ってもらえず、どうしたらいいのかわからない不要品がずーっと手元に残ってしまう。

環境先進国ドイツは、ビンは色別に回収するなど一見細かそうだけど、ガラスと紙の回収コンテナは街角のあちこちにあっていつでも
捨てられるし、古着やリネン・靴なども回収ボックスに入れておけば、赤十字などの団体を通じて必要な人々へ送られるシステム。
危険物などもごみ収集センターへ持ち込めばOKで、すごくよくできていた。(日本も真似してもらいたい)

中国では、もっと簡単。
ウチのアパートは週2回の清掃時にゴミを回収してくれるのだけど、例えば不燃物と可燃物を分けるようになっていない。
個人的には気になるので、回収できるごみ(ペットボトルとビン、紙類)とその他のゴミ、電池などの危険物をわざと分けておいても、
清掃するアーイー(おばさん)は結局すべてを一つにまとめてしまう。
今年の5月からは家庭ゴミの分別が法令で定められて、違反したら罰金を払うことになっているのだけれど・・・。

そんなわけで、中国での引っ越しはかなり楽。
アパートの受付に不用品はどうしたらいいか聞くと、「そのまま置いておいてください。お掃除の人がやりますから」との答え。
確かに、うちのアパートに限らず、町中でも回収したごみ袋を開けて中身を分けている人達を何度も見てきたし、紙やペットボトルなどを
有料で回収してくれる廃品回収の人たちもまだまだたくさん見かける。

なるべくゴミは減らす生活にしたいけれど、なかなか難しい。
中国でいろんなものを処分するのが楽、というのは語弊があるかもしれないけれど、それをまだ必要としている人がいるのならば、
そんなに悪いことではないのかな、とも思ったり・・・。

これからはなるべくシンプルに、買う時にはもうちょっと考えたほうがいいな~と少しばかり反省しつつ・・・


上海の治安。

2014年08月13日 | 上海生活
日本から見る中国の生活は、どんなイメージだろうか。
報道される中国のニュースを見ているだけだと、反日デモがあったり窃盗があったり、考えられない事件があったりと、
悪いことばかりが目立つ。
だから自然と、「中国人は野蛮で怖い」という印象を持ち、「安全」という言葉はまず浮かばないんじゃないかと思う。

実際に私が上海に3年半住んでいて思うのは、上海は治安がいい、ということ。(ただし交通の危険は除いてね)
それはヨーロッパ各地と比較してのことだけど、世界一安全な日本(といっても最近は物騒な事件が多いけど)と比べても、
あまり変わりないような気がする。

例えば、欧州駐在経験のある友人とよく話すのは、上海だと夜に女性だけで会う機会も結構あるということ。
ヨーロッパでは基本的に女友達と夜食事に出かけるという機会は滅多になかったし(あまりそういう発想にならない)
あっても夫婦同伴とか、ご主人に迎えに来てもらうとか、やはり危ないので一人で帰ることはなかった。
(もしかしたら気にしすぎだったのかもしれないけれど、基本的に駅はうす暗くて汚くて危険な雰囲気があるので)

でも、上海の明るい街中を夜歩いている分には危険だと感じたことがない。
夜の10時過ぎに女友達との食事が終わっても、女性一人で地下鉄やタクシーに乗って帰ることができる。
上海駅などの中央ターミナル駅は、出稼ぎ労働者で雑多な感じはするものの、危険な雰囲気の人はそんなに多くない。

多い犯罪としては地下鉄や路上でのスリや違法タクシーだけれど、これは中国に限ったことではなく、欧州でも日常茶飯事。
あとは日本からの出張者や旅行者などが、外灘や南京東路で流暢な日本語で声をかけてくる女性にひっかかるというケースも
報告されているけれど、これは騙される方が危機管理不足。

薄着になる今の季節、女性は痴漢に注意。
上海でも地下鉄での痴漢行為、結構あるみたいなので。(特に通勤時間の電車の混み様はすごい)
中国人女性の中には結構危うい恰好の子も多いので、男性は加害者にならないように注意!(苦笑

あちこちに防犯(監視?)カメラがあるというのも、犯罪抑止になっているのかもしれない。
最近はスマホの普及で、犯罪行為もすぐに写真撮られたりネットで拡散されるようにもなってきているし。
上海の治安の良さに安心しているのか、中国人も意外と無防備だな~と私が思うこともよくあったりして・・・。

とはいえ、これは上海に限ってのことなので、ほかの都市や田舎はどうか分からないけれど。
上海も治安はいいと言っても、あくまでも外国なので油断は禁物。
手荷物には気を配り、人通りの少ない道や低所得者の住むエリアは避ける、簡単に人を信用しないなどの基本的姿勢は忘れずに。



極楽DAY。

2014年08月10日 | 上海生活
去年は40度を超える酷暑だったけれど、今年はあまり暑くなく、雨が多い上海。
過ごしやすいとはいえ、湿度は高いし、スッキリしないお天気は夏らしくなくて気分も下がる。

せっかくの夏休みだけど暇だし、天気も悪いし。
なんとなく身体も重いので、これはデトックス&リラックスが必要だなーと感じて、急きょ思い立って、
スーパー銭湯「極楽湯」へGO!

浦西からはちょっと遠いのでなかなか足が向かずにいたけれど、実際には地下鉄と送迎バスを乗り継いで
約1時間で到着、意外と簡単で早かった。

HPを見たり、行った人の話に聞いていた通り、店内は明るく広々としていて清潔。
メインのお風呂は温度や水質、趣の異なるものがいくつもあって、色んなお湯を楽しめる。
久しぶりに垢すりもしてもらって、かなーりスッキリ、スベスベに。

お風呂からあがったら、これまた数種類ある岩盤浴を楽しんだり、リクライニングシートで寝たり
テレビを見たり漫画を読んで(日本語の漫画もいっぱいある)まったりしたり・・・。
マッサージにエステ、ネイルサロンに麻雀ルームもあるので、一日中思い思いに過ごせる場所。

日本並みの清潔さとサービス環境だけど、従業員の愛想が中国式なのと、食事処(料理も含めて)は
もうちょっと改善されたら更にいいのになぁ・・・でもまぁ、それはメインじゃないから期待せず・・・

夏休み期間だから子供連れの家族が多かったけれど、平日昼間だったので空いていてゆっくりできた。
気になる中国人のマナーも、あちこちに注意書きがしてあるし、お風呂場には常にスタッフがいて
見回っていることもあってか、きちんとしていて不快なことはなかったかな。

帰りの送迎バスまで時間があったので、足マッサージをしてもらったら、上手な按摩士にあたって大満足。
すっかり身軽になって帰宅。

もうちょっと近かったら会員になってもよかったんだけど。


極楽湯
浦東新区新金橋路600号
http://www.gokurakuyu.cn/jp/






断捨離。

2014年08月04日 | 上海生活
物持ちが良い、とよく言われる。

自分で買ったものだけじゃなくて、人からいただいたものは特に、不具合が出るまで使っていることが多い。
一番の古株は、高校入学祝に祖母が買ってくれた腕時計。
電池とベルトを何度か交換しながら大切に使ってきて、今でも活躍してくれている。

洋服に関しても同じ。
どちらかというと「良いものを長く」と思って、流行に左右されないものを買ってきたこともあるけれど、
OL時代のスーツやワンピースなんかは、もったいなくてなかなか処分できないでいた。

海外だと会食とか改まった場所に行くことがあるかもしれないし・・・
日本に帰国してまた働くならスーツ必要だし・・・

・・・なんて思って持ち続けていたけれど、結局この十数年間でそんな改まった席に出ることは両手で数えるほどもなく。
その間に仕事着にしてもミセスの服にしても、ファッションを取り巻く環境もずいぶん変わった。
そして何よりも、自分自身の雰囲気や、悲しいかな体型も変わってきてしまったし。

今回は思い切って処分しようと、久しく着ていなかったお気に入りの服たちに袖を通してみたら・・・

一時の迷いも吹き飛んだ。
もう完全にアウト!なものがいっぱいだったから。(笑

そんなわけで、靴やバッグ、スカーフやアクセサリーまで、本当はバザーに出したいような美品もあったけど、
しっくりこなかったり「トキメキ」を感じなければ、この際バッサリ処分。

おかげで箪笥の中もだいぶスッキリ!
そして不思議と「もったいなかったかな」という後悔はなく、気分もスッキリ。
今自分に必要なもの、似合うものを少しずつ買い足していくほうが、気持ちも新たに気分がいいかも。

因みに不用品は、ハウスキーピングの阿姨さん「もし欲しいものがあったら取って、残りは処分して」と頼んでしまう。
すると「謝謝!」と喜んで持って行ってくれる。

どこかで中国人のおばさんが私の服を着ているかもしれないけれど、活躍してくれるなら、まぁ、いいか。



剪紙。

2014年07月15日 | 上海生活
あれは確か2年前の夏だったと思う。
知り合いのお家にお邪魔した時、壁に飾られていた素敵な切り絵に目が留まった。

切り紙細工も中国伝統工芸の一つで、"剪紙(jian3 zhi3)"という。
美術博物館や土産屋さんには必ず置いてあるし、特に春節になると切り絵(風)の飾りを
あちこちでよく目にする。

でも、知人宅で見た切り絵は、豫園や空港で販売されている類のものとは違って、いかにも中国!
というモチーフではなく、洋室にも合う、自然の優しさや人々の躍動感が感じられる繊細な作品だった。

どこで購入できるのか聞いてみると、お店ではなくて切り紙細工の先生のご自宅とのこと。
場所もちょっと離れているし、急いで入手するものでもないので、今度今度と言いながら早2年・・・
やっと買いに行ってきた(^_^;)

事前に電話で日時を伝えてから、先生のご自宅兼アトリエを訪問。
物腰柔らかな初老の紳士が、にこやかに出迎えて下さった。
上海在住日本人太太の間では有名な切り絵の芸術家、萬先生。誰が最初に知り合ったのかしら・・・?!

風景や動植物、人物や文字などモチーフも様々なので、どれにしようか迷ってしまう。
「芸術家」の作品だけに値が張るだろうと伺ってみると、意外にもリーズナブル!
迷って買うのを止める必要もなかったので(笑、記念になる上海や水郷の風景など中国らしいものと
そうでないもの、色も赤、青、黒を織り交ぜながら5点チョイス。

 

切り絵は体験したことがないけれど、一枚の薄紙からよくこんなに細かい作品が描けるのだろうと
感心せずにはいられないほど、繊細。

一番のお気に入りの大きい切り絵は別途きちんと額装してもらうつもり。
大切に飾ろう。