上海の周辺には水郷がたくさんあるけれど、中でも杭州と並んで有名なのが蘇州。
今まで中国各地を旅行してきたけれど、実はこの一番近い蘇州にはまだ行っていなかった。
3年前に友人が遊びに来た時に行く予定が、体調を崩してしまいキャンセル・・・そのまま行かず仕舞いで今に至っていたのが、
ちょうど蘇州に転勤でやってきた昔の同僚に会いに行くという理由も重なって、今回やっと訪れることに。
雨続きの週だったけれど、この日に限ってほぼ奇跡的に雨が降らず曇り。
観光には涼しくてちょうどよかった。
高鉄(新幹線)に乗って約30分、初めて降りた蘇州駅の印象は、ショボイ。
世界遺産もある有名な観光地なのに、特に目立つ看板も観光案内版もほとんど無くて意外。
インフォメーションデスクに行って地図をもらおうと思ったら、暇そうなお姉さんに「没有(無い)」と一言そっけなく言い放たれる。
やっと見つけた観光案内局で地図をもらい、バス停へ行くも、これまた何番がどこへ行くのか案内版を探すのに一苦労。
まぁ、日本のように至れり尽くせりではなく、何事も自分で聞いたり確認したりしなければならないのは中国に限らないけれど・・・
そうこうしてやっとバスに乗り、最初の目的地、拙政園へ。
いよいよ観光スタート!

拙政園は蘇州で世界文化遺産に認定されている古典園林の中では最大で、中国4大名園の一つにも数えられているとか。
明の時代に造られた庭園で、緑豊かな自然と花、水と建物が調和された美しい庭園。

広いので、園内地図を確認しながら自由気ままに散策。
次から次へとやってくる団体客を避けるようにしながら、なるべく静かな場所を見つけては時折座ってじっくり眺めたりする。
やはり緑豊かな季節が一良いのかな。ただ、人が多すぎて、江南庭園の良さは半減してしまうのは仕方ないけれど。
つい先日、南翔の古猗園に行ったばかりだったせいか、感動は半減してしまったかな。順番も大事(^^;)
拙政園の後は、近くにあるもう一つの庭園、獅子林へ。

獅子林は元の時代の庭園で、太湖産の石をふんだんに使った造りとなっている。
拙政園とはまた趣が異なって、これも中国らしいというか、なかなか興味深かった。
太湖石の築山に上ったり下りたり、くぐったりできるので、子供には楽しいかもしれない。(本来は鑑賞するのだろうけれど・・・)

ただ、ここで園内の植木に立ちションをしている子供がいてビックリ!それを周りの大人も何も言わず。
え~っと・・・これは世界文化遺産なんですけど・・・。観光マナーもまだまだです・・・
獅子林からは、昔ながらの運河沿いの小道、平江路をてくてく散策。

思ったよりもずっと細くて渋り道だけど、こういう風景を見ると、あぁ、水郷の街だなぁと実感する。
ちょこちょことオシャレっぽいカフェや雑貨屋さんもあって、ここまでかなり歩き疲れたので、カフェで一休み。

この後は、友人宅へ行って、ご家族と一緒に食事。
そして翌日は一緒にのんびり観光。
たくさんある蘇州の庭園は2つ見れば十分なので、今度は有名な虎丘へGO!
この虎丘歴史地区は2500年もの歴史があるそうで、宋代の詩人・蘇東坡氏が「蘇州に来て虎丘を遊覧しないのは遺憾なことだ」という
言葉を残しているほどの観光名所。
木々に囲まれた緑の中、丘を少しずつ登っていくと、所々に見どころが現れてくる。
中でも特に有名なのが、剣池。

自然に造られた池で、ここには呉王の剣が3千本埋められているとか、呉王墓の入り口があるという伝説がある神秘的な場所。
左の赤い字は著名な書道家の王羲之の字だそうだけれど、本当かな?
もう一つは、蘇州のシンボルともいえるこの虎丘塔。

961年に建立されたレンガの塔。
古いものの保存状態は良いのだけれど、地盤沈下で最大傾斜が3度59分と結構傾いている「蘇州の斜塔」。
中国では、本当に古いものは壊されてしまって残っているのが少ないので、こういう史跡は貴重かも。
丘を降りて戻り、この後は運河を走る船に乗って移動。

運河の両脇には、古寺などの歴史建築や昔ながらの家並みが続き、「東洋のベニス」と称される景色が楽しめる。
洗濯物を干していたり、小さなキッチンでご飯を作っているおばあさんがいたりと、古い町並みに住む人々の日常生活を垣間見ながら
最後は賑やかな山塘街へ到着。
車で移動するよりも水郷らしい蘇州の風情が愉しめるので、このコースはなかなかオススメ。

観光用に整備された山塘街には、中国伝統工芸のお店や蘇州名物を売るお店などが並んでいるので、冷やかしながらぶらぶら。
少し脇道に入ると、いつものように地元の人々が囲碁をしていたり、寝ていたり、中国人の日常の風景が。
夜の山塘街も赤い提灯に明かりが灯って、素敵みたい。
昔は上海は何もない小さな漁村にすぎず、歴史的にも古く栄えていたのは水路の発達していた蘇州や杭州などこの地域。
なので今でもこの地域は商売の上手な実業家やお金持ちが多いのだとか。
確かに、蘇州は所々に古びた雰囲気が漂っていて、上海には無い歴史が感じられる街だったかな。
今まで中国各地を旅行してきたけれど、実はこの一番近い蘇州にはまだ行っていなかった。
3年前に友人が遊びに来た時に行く予定が、体調を崩してしまいキャンセル・・・そのまま行かず仕舞いで今に至っていたのが、
ちょうど蘇州に転勤でやってきた昔の同僚に会いに行くという理由も重なって、今回やっと訪れることに。
雨続きの週だったけれど、この日に限ってほぼ奇跡的に雨が降らず曇り。
観光には涼しくてちょうどよかった。
高鉄(新幹線)に乗って約30分、初めて降りた蘇州駅の印象は、ショボイ。
世界遺産もある有名な観光地なのに、特に目立つ看板も観光案内版もほとんど無くて意外。
インフォメーションデスクに行って地図をもらおうと思ったら、暇そうなお姉さんに「没有(無い)」と一言そっけなく言い放たれる。
やっと見つけた観光案内局で地図をもらい、バス停へ行くも、これまた何番がどこへ行くのか案内版を探すのに一苦労。
まぁ、日本のように至れり尽くせりではなく、何事も自分で聞いたり確認したりしなければならないのは中国に限らないけれど・・・
そうこうしてやっとバスに乗り、最初の目的地、拙政園へ。
いよいよ観光スタート!

拙政園は蘇州で世界文化遺産に認定されている古典園林の中では最大で、中国4大名園の一つにも数えられているとか。
明の時代に造られた庭園で、緑豊かな自然と花、水と建物が調和された美しい庭園。


広いので、園内地図を確認しながら自由気ままに散策。
次から次へとやってくる団体客を避けるようにしながら、なるべく静かな場所を見つけては時折座ってじっくり眺めたりする。
やはり緑豊かな季節が一良いのかな。ただ、人が多すぎて、江南庭園の良さは半減してしまうのは仕方ないけれど。
つい先日、南翔の古猗園に行ったばかりだったせいか、感動は半減してしまったかな。順番も大事(^^;)
拙政園の後は、近くにあるもう一つの庭園、獅子林へ。

獅子林は元の時代の庭園で、太湖産の石をふんだんに使った造りとなっている。
拙政園とはまた趣が異なって、これも中国らしいというか、なかなか興味深かった。
太湖石の築山に上ったり下りたり、くぐったりできるので、子供には楽しいかもしれない。(本来は鑑賞するのだろうけれど・・・)


ただ、ここで園内の植木に立ちションをしている子供がいてビックリ!それを周りの大人も何も言わず。
え~っと・・・これは世界文化遺産なんですけど・・・。観光マナーもまだまだです・・・

獅子林からは、昔ながらの運河沿いの小道、平江路をてくてく散策。

思ったよりもずっと細くて渋り道だけど、こういう風景を見ると、あぁ、水郷の街だなぁと実感する。
ちょこちょことオシャレっぽいカフェや雑貨屋さんもあって、ここまでかなり歩き疲れたので、カフェで一休み。


この後は、友人宅へ行って、ご家族と一緒に食事。
そして翌日は一緒にのんびり観光。
たくさんある蘇州の庭園は2つ見れば十分なので、今度は有名な虎丘へGO!
この虎丘歴史地区は2500年もの歴史があるそうで、宋代の詩人・蘇東坡氏が「蘇州に来て虎丘を遊覧しないのは遺憾なことだ」という
言葉を残しているほどの観光名所。
木々に囲まれた緑の中、丘を少しずつ登っていくと、所々に見どころが現れてくる。
中でも特に有名なのが、剣池。

自然に造られた池で、ここには呉王の剣が3千本埋められているとか、呉王墓の入り口があるという伝説がある神秘的な場所。
左の赤い字は著名な書道家の王羲之の字だそうだけれど、本当かな?
もう一つは、蘇州のシンボルともいえるこの虎丘塔。

961年に建立されたレンガの塔。
古いものの保存状態は良いのだけれど、地盤沈下で最大傾斜が3度59分と結構傾いている「蘇州の斜塔」。
中国では、本当に古いものは壊されてしまって残っているのが少ないので、こういう史跡は貴重かも。
丘を降りて戻り、この後は運河を走る船に乗って移動。

運河の両脇には、古寺などの歴史建築や昔ながらの家並みが続き、「東洋のベニス」と称される景色が楽しめる。
洗濯物を干していたり、小さなキッチンでご飯を作っているおばあさんがいたりと、古い町並みに住む人々の日常生活を垣間見ながら
最後は賑やかな山塘街へ到着。
車で移動するよりも水郷らしい蘇州の風情が愉しめるので、このコースはなかなかオススメ。

観光用に整備された山塘街には、中国伝統工芸のお店や蘇州名物を売るお店などが並んでいるので、冷やかしながらぶらぶら。
少し脇道に入ると、いつものように地元の人々が囲碁をしていたり、寝ていたり、中国人の日常の風景が。
夜の山塘街も赤い提灯に明かりが灯って、素敵みたい。
昔は上海は何もない小さな漁村にすぎず、歴史的にも古く栄えていたのは水路の発達していた蘇州や杭州などこの地域。
なので今でもこの地域は商売の上手な実業家やお金持ちが多いのだとか。
確かに、蘇州は所々に古びた雰囲気が漂っていて、上海には無い歴史が感じられる街だったかな。