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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

丸2年。

2012年10月31日 | 上海生活
9月に香り始めたキンモクセイの花が満開で、いい香り。
10月ってこんなに暖かかったっけ?
そう思っていたら、昨日から急激に冷え込んで、慌ててセーターを出したりする。

ふと気が付けば、上海に来てちょうど2年。
ベルギーでの駐在期間を越して、2番目に長い滞在国となった中国。あぁ、光陰矢の如し。

1年目は生活に慣れることを第一に、中国語を学ぶことくらいしかしていなかったけれど、
2年目は一年前の記事にも書いた通り、中国茶や中国結び、中医学を学んだり、他都市に旅行したりして
少しずつだけれど中国文化にも触れることができたかな、とは思う。

とはいえ、相変わらず中国語は中途半端でネイティブの話すことはよくわからないし(汗、
中国人と一緒に働いているわけではないので、この国独特の人間関係や裏の世界とか、内陸の
農村部の生活とか、知らないこともまだまだいっぱいあるけれど。

国が大きすぎて、社会も複雑で、理解するのは無理だとしても、色んな人がいて、色んな顔を持つ上海では、
その一端を垣間見ることもできるし、刺激があって面白い。
2年経った今でも不思議と飽きない、意外にも嫌いじゃないのよね。(まぁ、好きというわけでもないけれど)



様々な問題もあるけれど、この1年も平穏無事に過ごせたことに感謝。
そして、これからどれくらいの月日をここで過ごすのか分からないけれど、もう一歩踏み込んで、
興味あること、やれることはやっておきたいなぁ、と思う。
あ、でも相変わらずのスローペースで・・・。

明日から11月。
いよいよ3年目に突入。


雲南料理。

2012年10月29日 | グルメ
穏やかな晴天となった週末。
お散歩がてら、久しぶりに中華を食べにゆこう、ということになった。
近所にありながら、「今度来ようね」と今まで何度もやり過ごしていた雲南料理のお店。

Lost Heaven(花馬天堂)

「失われた楽園」。
開発・発展は遅れているものの自然が豊かで、独特の文化を持つ多くの少数民族が暮らしていて、
どこか神秘的なイメージが伴う雲南省。
いつかゆっくり訪れてみたい場所なのだけど、遠くてなかなか気軽に行けそうにない。
なので、このレストランで雰囲気だけ味わうことにする。(笑

民族衣装に身を包んだ店員さんに案内された店内は、エキゾチックな雰囲気。
重厚な木のテーブルと椅子、タジンのような食器と深紅のナプキン、いつも見慣れた中華料理店とは違って
既に異国情緒たっぷり。
旧フランス租界にあるせいか、西洋人客が多かった。

お料理は、雲南省の野菜やキノコ、お肉などが使われているけれど、外国人の口に合うように
食べやすくアレンジしてあると思う。 (といっても本場の味を知らないので想像だけれど)
ベトナムやミャンマーなどと国境を接しているし、タイも近いせいか、所謂よくある中華料理というより
東南アジアのエッセンスが入った感じ。欧米人が好みそう。



香菜がほんのり香る雲南タロイモの春巻き(ピリッと辛いソースを付けて頂く)や、やさしい味の
野菜スープ、スパイスが効いた麗江風炒めものなど、この日オーダーしてものはどれも美味しかった。
一皿の量もあまり多くないので、2人でもあまり残さず食べられるのがいい。
そして雲南省といえばプーアール茶。赤いポットにたっぷりと。

1品当たりが約60元と高めだけれど(完全に外国人向けのお店だと思う)、独特の雰囲気や料理の味、
衛生面とサービス(これは普通)を考えると、ローカル中華はちょっと…という時のアテンドにも
ピッタリかと。
日本人を含め、在住外国人に人気なのも頷ける。

雲南料理を食べたら、現地へ行きたい気持ちが俄然強くなってしまった。
今後の計画を練りつつ、それまでは、このお店のHPの写真でも眺めていることにしよう。


Lost Heaven
高郵店:高郵路38号
外灘店:延安東路17号



日系百貨店。

2012年10月26日 | 上海生活
昨日は久しぶりに相互学習相手のSちゃんと約束。
少し前に中山公園に新しく『日本の衣食住を発信するトレンドスポット(?)』と言われる光一百貨が
オープンしたと聞いていたものの、まだ行っていなかったので、そこで食事することに。

どんな日本のファッションがあるのかと、ちょっぴり期待して行ってみたら…

 

ショップは1階のみ(2~3階はまだ閉鎖中)、しかも店舗もまだ全部はオープンしてなかった。
元々は蘇寧電器だった建物の半分を利用していて、『百貨店』のイメージからは程遠かったなぁ。
ショップもざっと見て私の買うものはないと分かったので5分もかからず・・・残念。

中国で不思議なのは、建物も内装も全て準備できてから一斉にオープン!ってことはなくて、
建築中とか改装中でも準備ができたお店から先に営業開始してしまうこと。
だから新規開店の横でまだガンガン工事中だったり、全館オープンだと思って行ってみたら
まばらにしか開店していないっていうこともよくあって、すごく中途半端。

ただ、地下の食品街は牛丼やドーナツなどのチェーン店の他にごはん屋さん、在住邦人にも人気の
お好み焼屋さんなどが入っていて、夕飯時にはわりと賑わっていた。
規模は小さいけれど日本食材や輸入食材、バイキング式お弁当も買えるスーパーもあるので
このエリアに住む日本人にとっては選択肢が一つ増えた感じかも。

上海の街では、日系コンビニや日本料理でも気にせず入っている中国人は多いし、日本車だって
たくさん見かけるし、ここのところ尖閣問題による悪影響は表面的にはあまり感じられない。
でも、最近日系アパレルメーカーに就職したばかりのSちゃんの話しを聞いてみても、実際には
日本ブランドということで(Made in Chinaなんだけど)敬遠されるらしく、厳しそう。

ここの光一百貨も日系商業施設みたいだけれど、大丈夫かなぁ~。
日系百貨店といえば、本当は夏頃にオープンするという噂だった高島屋。
日中関係の状況からタイミングを見計らっているのかな。
在留邦人としては楽しみなんだけど。

中国の柿。

2012年10月22日 | 食生活
寒くなったりまた暑くなったりと、気温が安定しないものの、少しずつ秋が深まりつつあるこの頃。
街では秋の味覚である上海蟹や栗、焼き芋などが目に付くようになった。

その中で、去年の秋も手を出さなかったのが、中国の柿。
今の季節、栄養価の高い柿を食べたいと思うのだけれど、こちらで売っているものはみんな、
既に完熟状態、すごーく柔らかいの。

柿はある程度シャリッとした硬さがあった方が好き。
なので、触れただけで凹みそうな程柔らかい中国の柿は、何となく買う気になれなくて。

先日も一瞬迷って買うのを辞めたら、「あげるよ」と言って一つサービスしてくれた。
それは『北京盆柿』という名前のついた、大きな柿。

あまりに柔らかいので、袋に入れてそぉーっと持ち帰っても袋の底が果汁で湿るほど。
皮だって日本の柿を剥くようには剥けない。
ナイフで切れ目を入れると、中はトロトロ、フォークは使いものにならず、スプーンですくって食べた。

甘くてねっとりとして、これはもう、日本で食べる柿(ちょうど先日食べてきたばかり)とは
見た目も食感も味も違う別モノ。
なんというか、自然にできた「ジュレ」みたい。

これはこれで、とても新しい、と思う。
でも、やっぱり柿はシャリッと歯ごたえのある固形を食べたいかな。

カラフル。

2012年10月19日 | 日常の風景
この国では、人々が持つぞれぞれの「個」が強くて多種多様だと書いたけれど、
そんな人達が暮らす街は、やっぱりカラフル。

街の看板やネオン、飾り付けなど、中華系は基本的に赤や金色の派手なものが多いけれど、
街ゆく人々が着ている服なども、日本ではまず見かけないような色の組み合わせが少なくない。

なかなか個性的で「う~ん、私には無理」と思うのだけど、本人も周りも特別気にしていない様子。
日本で着るのは勇気が要りそうな派手な服も、ここでなら全然目立たないかも。

時々目の覚めるような原色や蛍光色にも出くわすこともあって、最近は立て続けにハデな色の
高級車を見かけた。
フェラーリやランボルギーニと、それだけでも目を引く車なのに、塗装の色がまた目立つ!

 

写真は無いけれど、昨日はピンクのポルシェも見てしまった。
人の趣味や好みはそれぞれだけど、こういう色を選ぶなんて、相当の目立ちたがり屋なのかなぁ。

そして最後は、近所を散歩していて見かけたこちらの建物。



幼稚園らしいのだけれど、蛍光グリーンが目に眩しい(痛い)!
周囲に全く融け込まないこの色を選んだ理由を聞いてみたい…。(笑

調和しているかは別として、いろんな色があるこの国はとても多彩。
同じ「カラフル」という色彩に関する意識も、日本人のそれとは随分違うようだけれど。