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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

食品の期限。

2014年07月31日 | 食生活
消費期限切れ肉の話題ついでに。

消費期限と賞味期限、みなさん気にしていますか?

世の中の食品についている消費期限や賞味期限っていろいろあって、本当のところはよくわからない。
例えば、日本では牛乳は冷蔵が当たり前だと思っていたけど、欧州では常温で長期保存ができる真空パックの牛乳が
メジャーだったし、上海で売っている輸入もののヨーグルトはナマモノの冷蔵品なのに、消費期限が半年とか、
かなり長くて驚いたことがある。

中国の場合、生産日と"保質期 ○日"という表記がされているので、保存料など添加物が入っているものは
なるべく避けて、できるだけ新しい生産日のものを選んで早めに消費するようにしている。

でも、保存できる乾物や調味料なんかは、賞味期限切れでもあまり気にせず使ってしまっている。
賞味期限は、製造元が安心して十分美味しく食べらると保障できる期間のことだから、過ぎたからと言って
すぐにダメだということではないので。

海外で販売されている日本からの輸入品は賞味期限が短くなる傾向があるし(特に欧州では上海のように種類も
無く)、
日本に一時帰国した時にはあれこれとつい大量に買ってしまい、気が付いたら賞味期限が迫ってたり、とっくに
切れてたりってこともよくあって・・・。
(日本の賞味期限って短く設定されている? 最近見直されつつあるそうで、いい傾向だと思う)

冷凍食品にしても、1か月とか1年とかメーカーや人によって言うことが違うけれど、これも私はテキトー。
味やにおいを確認して、大丈夫だと思えば使ってしまう。(味が落ちることはあるけれど)
そうしてやってきたけれど、幸いにも(?)今まで健康被害ナシ!(笑
(とはいえ、保存状態にもよる変質やダニなどわく食材もありますので自己責任でお願いします)

海外では日本の食材は貴重なので、無駄にしないように大切にしすぎ(いい加減すぎる)かしらと思ったことも
あるけれど、周りに聞いたらそういう人って意外に多かったので妙に安心したりして。(笑
消費期限に縛られなくても大丈夫、と海外生活でを通して身について柔軟になっていくのだと思う。

何事もそうだけれど、与えられた情報を鵜呑みにして安心しきるのではなくて、自分の感覚で見極める、
ということも大事なんだろうなぁと思う。



エビチリ。

2014年02月18日 | 食生活
エビチリ=エビのチリソース炒め。

子供の頃、両親と行った中華レストランで初めてエビチリを食べてから、中華料理=エビチリ
という方程式が頭の中に浮かぶほど、それはそれは特別な中華の一品だった。

香辛料の効いた甘くて辛いソースが、プリプリッとしたエビにからまって、なんとも優美な
贅沢な料理だなぁと思った。

大人になった今でも、中華料理店に行けば必ずオーダーしてしまう定番メニュー。
きっと私だけでなく、日本人が好きな中華料理アンケートでもトップ5に入るに違いない。

そんな定番中華料理のエビチリだけど、実は本場の中国には無い。
四川料理に"干烧明虾(gan1 shao1 ming2 xia4)"というエビの辛いソース炒め煮があるけれど、
日本人のイメージするエビチリとは似て非なるもの。
そうか、エビチリって日本で生まれた和製中華料理だったのだなぁ。

上海では、日系の中華料理店に行けばエビチリは食べられるけれど、一般的な中華料理店では
ありつけない。
なので、上海人のSちゃんは、東京の中華料理店に行って初めてこの「和製中華」料理を知って
とてもビックリしたそう。

確かに、自国の料理が外国で見たこともないものとなって認知されてたら、それはちょっとした
カルチャーショックだろうなぁ。

まぁ、ねぎと生姜、ニンニクと豆板醤を入れれば、たいてい中華風になってしまうのだけど。

ざくざくザクロ。

2013年09月27日 | 食生活
この国では、お店に行かなくても、道を歩いているだけで旬のモノが分かってしまう。
そういうものは大抵、道端でリアカーやトラック、天秤を下げながら売られているから。

最近よく見かけるのは、石榴(ザクロ)。
ちょっと無骨な外見だけれど、中身はうつくしいルビー色の果実がびっしり。
とてもキラキラしていて、ビタミンCやミネラルが豊富で、抗酸化作用もあるという、
女心をくすぐる果物だと思う。

ただ、甘酸っぱい果実の中にある種が(食べられるけれど)硬くて何とも食べにくいのが難点で。
ジュースにするとそれはそれは美味だけれど、自分で絞るとなると、なかなかの重労働。

そんな時、街中で見かける石榴ジュース売りのこの絞り器があればなぁーと思う。



石榴を半分に割って、ギュッギュッと絞れば、簡単に果汁100%の石榴ジュースの出来上がり。

ザクロは古くから生薬として使われたり、その効能も知られているのか、中国人女性に好まれているみたい。
中国で一番売れている化粧品は、某メーカーのザクロエキスが入った化粧品だと聞いたことがあるし。

石榴ジュース売りを初めて上海で見かけた時は、ちょっぴり衝撃的だったけれど、今ではすっかり
見慣れてしまって、何とも思わなくなっちゃった。
とはいえ、見かける度にずっと気になっているものの、未だに買ったことはないけれど。

うーん・・・やっぱり自分で絞ろうかな。

夏は麺。

2013年07月25日 | 食生活
酷暑の上海。
ここのところ最高気温36℃以上の「橙色警報」だった上海も、今日は最高レベルの「紅色警報」が
発令された。
これは24時間以内に40℃を超える予測で、外出を避けるなど「極めて厳重注意」という警報。
さっき駅で観たニュースでは、昨日は一時42℃にまでなったとか。

こうも暑いと、食欲も減退・・・
と思いきや、何故か食欲は落ちていない(苦笑

灼熱のキッチンで調理するのもキツイので、ついつい、簡単でひんやりした料理を求めがち。
なので、最近は素麺や冷やし中華の出番が多いかな。

ヨーロッパではそんなに食べることなかったけれど、中国(アジア)では麺料理が常にあるので、
麺好きの夫は嬉しいみたい。

今年はお料理教室で冷やし中華(手作りタレ)とジャージャー麺(北京で食べたのより美味しい♪)、
五目焼きそばなんかもを習ったので、レパートリーが少し増えた。
茄子と豚肉の炒め物やトマトと卵の炒め物など中華の定番惣菜と素麺を一緒にいただく、というも
実は結構合う(と思う)組み合わせ。

そして食後のデザートは、やっぱり8424

夏の定番。

人々を救う食材。

2013年07月04日 | 食生活
梅雨が明けて、連日35℃を超す猛暑が続いている上海。あっつぅ~

こんな時、身体の熱を取りながら栄養もつけてくれる食材を、ということで登場するのは・・・
緑豆。

この緑豆も中国に来て初めて食べた食材。
“青小豆”という別名があるように小豆に似ていて、中国ではスープやおかゆ、餡子などデザートとして
よく使われている。

身体の熱を冷まし、暑さや喉の渇きを和らげ、利尿作用や解毒効果が高いので、蒸し暑い夏には
ピッタリの食材。
それだけじゃなくて、たんぱく質をはじめ鉄やカルシウム、リン、葉酸や必須アミノ酸など、身体に必要な
ビタミンやミネラルがとても豊富なので、疲労回復や食欲不振など、夏バテ防止にも最適。

血圧を下げたり、滋養強壮、五臓の調和、有害物資の解毒効果もあるそうで、古くから漢方薬としても
利用されていて、"済世之食谷”(人々を救う穀物)という美名を持っているんだとか。

日本ではほとんどが「緑豆もやし」や「緑豆はるさめ」になってしまうようで、どうして豆そのものが
広まらなかったんだろう・・・。
水に浸さなくてもいいし(浸しても1時間程、長すぎると芽がでちゃう)、小さくて火が通りやすいので
茹でる時間も短くて済むので楽なんだけど。

今日は、白玉団子に緑豆餡でからめて、ずんだ餅風にしてみた。



おうちで簡単、夏の薬膳スイーツ。