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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

2人でも愉しいチャイニーズ。

2013年11月28日 | グルメ
仕事もしていない主婦だというのに、勉強やら遊びやらでなんだか忙しくしているこの頃。
先日、久しぶりに友人とゆっくりランチに出かけた。

気になるけど行ったことがないお店がまだ山ほどある上海。
今回は、外灘をぐーんと南に下ったところにある”老碼頭(The Cool Docks)”へ。

「老碼頭」は古い波止場(埠頭)という意味で、十六鋪と呼ばれたこの辺りには1947年までは
48もの波止場が集まる大きな貿易港だったそう。
1920年代に上海暗黒街の三大ボスと呼ばれた黄金栄・杜月笙が所有していた倉庫も残っていて
そうした古い建物をリノベーションしてオシャレな一角に生まれ変わっている場所。
ただ、ちょっと行くのが不便なのでなかなか足が延びず、ここに来るのも実は1年ぶり。

今回のチョイスは、この区画の中にある中華料理のお店・Y2C2灘外楼。

店内は中華っぽくないモダンなインテリアで、お隣とのテーブル間隔も広くてゆったり。
窓から黄浦河と空(どちらも淀んでいるけど^^;)と浦東のマンション群を眺めながらの食事もなかなか。
ちなみに、店名のY2C2とは、陰陽(yin yang =Y2)と、Classic vs Contemporary =C2という意味だそう。

 

ランチメニューは、冷菜にスープ、点心、メイン、主食、デザートにドリンクがついて118元。(デザート無しの88元コースは無くなっていた)
冷菜とスープ以外は、メニューの中から好きなものを一人ずつセレクトできるので、友人とそれぞれ
別のものを注文して、色んなお料理をいただくことに。

 

冷菜からデザートまで、どれもやさしい味付けで美味しくて、日本人好み。
一皿の量が多くシェアするのが基本の中華料理では、2人とか少人数ではなかなか行けないけれど、
こんな風に一人分ずつサーヴしてくれるコースなら、一人でも愉しめていいなぁと。
(ちょうどお隣は女性一人客だった)

上海で有名なフレンチのMr.&Mrs Bundを手掛けたグループによるお店だけあって、雰囲気も
服務員の態度やサービスも洗練されている。
外灘のはずれにあるので空いていて静かだし、この内容には大満足で、また行きたいお店に。
アテンドにもオススメ。


Y2C2 灘外楼
上海市外馬路579号 2号倉庫5楼



カシミア市場へ。

2013年11月27日 | 上海生活
上海にも寒波がやってきて、今日はぐっと冷え込んだ。
そろそろ厚手のセーターやダウンの出番かなと、タンスの中身を整理する。

セーターといえばカシミア。その世界最大生産国は中国。
今年の冬こそはカシミアセーターを買うかオーダーしてみようと思っていたところ、先日ニット仲間が
カシミア市場にオーダー品を取りに行くというので、便乗させてもらうことに。

このカシミア市場、中心部から少し離れているし辺鄙なところかと思ったけれど、寒くなったからか
ローカルのおばさん達がたくさん来ていて賑わっていた。

"羊绒毛线批发"(カシミア毛糸卸)と書いてある通り、カシミアの毛糸がゴロゴロといっぱい。
この毛糸を買って自分で編むのもよし、セーターなどをお店でオーダーしてもよし。
他にもちょっとした編み物道具が売ってたり、ウールやモヘアの毛糸が、例えば4玉で5元の処分品とか
10玉35元で売っていたりと、すごーく安い。(ただしあまり種類は無いけど)

 

一口にカシミアの毛糸といっても、質はピンキリで、それによって値段も変わる。
実はカシミア100%の毛糸ってごくわずかしかない高級品で、多くは95%とか85%とかみたい。
でも普段着だから、個人的には手触りが良くてお値段手頃なものでOK!

お店はたくさんあるけれど、どこのお店も飾ってあるセーターのデザインが・・・なので(苦笑
現品お買い上げとか参考になるサンプル品はほとんど見つからず。



でも、気に入った毛糸があったし、値段も安かったので別々のお店で1着ずつオーダーすることに。
いざ作ってもらおうと相談していると、おじさん達に「Vが開きすぎる」とか「肩が落ちている」と
修正されそうになったり、「ご主人にどう?」とオススメされたセーターが、タダでもらっても
着ないようなものだったりして、彼らの「標準」と違うデザインやスタイルが分かってもらえず
苦笑してしまう場面も・・・
友人が持ってきた太い縄編みもできないと言われたので、奇をてらわないほうが無難。

今回はシンプルなVネックのセーターを持参して近い形で作ってもらうよう依頼したから、たぶん
大丈夫だと思うけれど、出来上がりに一抹の不安も・・・ドキドキ


住所:虹梅南路2020号(銀都路) 紅都軽紡区
   (218のバスで終点)



鳥鎮~手工芸+α。

2013年11月23日 | 旅行(中国大陸)
中国各地に行くと、その土地の特産とか手工芸があるけれど、鳥鎮にも伝統工芸が残っている。

まず目を引くのは、藍染めの工房。
高い竿から干された染め布がずらっと並んで、なかなか圧巻。
藍染めは鳥鎮の特産品だそうで、ここではデザインや道具、製造過程を見ることができて、
もちろん商品の購入もできる。

それから、昔ながらの手作り布靴のお店に、シルクのお店も。
この地方はシルクも有名なので、「鳥絹」と呼ばれる鳥鎮のシルク織物は、皇帝へ献上された
こともあるのだとか。

  

↑おばあさんが、まさに一つずつ繭から蛹を取り出しているところを目撃!
日本じゃもう見られない光景かな? これから絹糸ができるのね~。

他にも、売物かどうかよく分からない鋳物屋(?)さんや、きれいな和傘(唐傘)のお店なんかも。

 

途中、こんなカラフルでかわいらしい提灯(ランタン)のお店を発見。

  

中国にしては珍しく、淡い色彩にやさしい絵柄ですてきな感じ。

そしてそして最後に、「中国あるある~!」なこんな場面も・・・

 

鳥鎮は広いから歩き疲れるしね、ポカポカ陽気で眠気に襲われて・・・(笑

ほのぼのとした、楽しい鳥鎮散策デシタ。



鳥鎮散策~西柵。

2013年11月22日 | 旅行(中国大陸)
午後は西柵を散策。
東柵からは1.5kmくらい離れているので、車で移動。(無料のシャトルバスも有り)

2007年にオープンした西柵は、東柵の2倍くらいの広さがある。
すっかりきれいに整備して観光地化したとはいえ、古い建物や水郷の雰囲気はたっぷり。

通りには小さな民宿などの宿が建ち並んでいて、どこか田舎の温泉街みたいな雰囲気がする。

 

かと思えば、昔の映画に出てきそうなレトロで立派な郵便局があったりして。
実際に、ここ西柵は『紅楼夢』など映画やドラマのロケ現場にもなっているそう。



ふと横道にそれると湿地帯があって、そこには草花や牛がいたりと、のどかな田園風景も。
道や橋もたくさんあるから、場所や観る角度で違った景色に出くわして、散策がたのしい。

 

午後だったせいもあるのかな、賑やかな東と違って団体客は少なく、静かで落ち着いた印象。
オシャレなカフェやバーもあって、若い人達が多かったかな。
歩き疲れたので河沿いのカフェで休憩。

 

思いの外ちゃんと淹れられた美味しいコーヒーで、すごく心地よい空間だった。

夕日に照らされた水郷もとてもいい。
夜景も美しいと聞くので気になるところだけれど、私達は日帰りなので今日はここまで。
時間があれば、西柵の旅館に1泊して、時の経過と共に景色の変化を愉しむのがオススメ。




鳥鎮観光サイト:www.wuzhen.com.cn/‎


鳥鎮散策~東柵

2013年11月21日 | 旅行(中国大陸)
11月なのに半袖で過ごせる程の暖かさとなった少し前の土曜日。
今がチャンスと、以前からずっと行きたいと思っていた上海近郊の水郷、鳥鎮(wu1 zhen4)へお出かけ。

鳥鎮は、上海から杭州方面へ車で1時間半程の所にあって、古くから交通の要所として栄えた
6大江南水郷の一つ。

昔ながらの水郷の景観を残した街を整備して観光地化してあるので、この景観地区に入るには
入場料が必要。(東西共通一日観光券:150元)
鳥鎮の景観区はとても広く、川を挟んで東西(東柵と西柵)に分かれているので、まずは2000年に
オープンしたという東柵から歩いてみることに。

入場ゲートを入ると、そこはのどかな水郷の風景が広がっていた。
中央に流れる東市河に沿って道を歩くと、ぐるっと1周散策できる。

「東大街」という細い道の両脇には古い建物が並んでいて、民族館や木彫刻陳列館など、江南地区の
伝統的な暮らしや風習、工芸品を展示したミニ博物館がいくかある。
こちらはその一つ、「三白酒」(アルコール度数 55度!)という地酒工房。

 
お酒が発酵している香りがするから、今も造っているのだろうけれど、衛生面は微妙・・・(笑

時々、「ここは食堂かな?」と思って覗いてみると、おじいちゃん、お婆ちゃんがテレビを観ていたり
ご飯を食べていて。(笑
河側から眺めると洗濯物が干してあったり、掃除用具が置いてあったりして、観光景観区だけど、
普通の人々の日常生活がそこにある。

 

お年寄りが多くて、車も入れないから、生活物資の運搬は大変だろうなぁ~と思う。
ヴェネチアもそうだけれど、有名な観光地となって、毎日団体客が訪れる場所に住むって、
どんな気持ちなんだろう・・・。

 

お天気も良かったし、この辺りは空気も割とキレイで青空に古い水郷の風景がよく映えた。
ゆっくり観てると時間があっという間に過ぎてしまうので、適当に見つけたお店で簡単な田舎の
家庭料理を昼食に。
店員同士やお客とちょっとした言い争いもあったりと、すごくローカルな中国らしいお店で、
正直期待してなかったのだけれど、意外にも味は美味しかった。(観光地価格だけどね)



多くの観光バスや長距離バスがやってくる賑やかな東柵を後にして、午後は西柵へ移動。

<続く>