皆さま、あけましておめでとうございます。
私の頭の中は、まだ2012年でして 昨年の宿題です。
途中まで書いていたものです。
色々な政策やら、木材や林業の事を心配されて プレハブメーカーがとても多いという思いこみで 色々な質問を受けたり、地場工務店が責められたりします(笑)
グラフなどを見ると、確かになんだか在来木造住宅が少ない印象を受けるものも多いのです。
統計のグラフなどを見まして、木材という観点から見ると気になるのは「戸数」で書いている事。
この「戸数」というのは、アパートやマンションや下宿の戸数も入っているのです。床面積は少ない。
そういう建物は、メーカーや鉄筋コンクリート造が多く、シェアが多く見えます。
木造は、戸建てが多いので 戸数は少なめに見えます。
木材を売りたい方にとっては、「床面積」の方がしっくりくるのではと思いまして、そんなグラフをば。
詳しいデータが公表されていないので ある数字はパーセンテージからひらったり
あるものは、最近の公的なデータなのにH14年のものしかなかったりもしましたので
正確ではありませんが、おおよそは こんなもんですというのを出してみました。
まずは、木造住宅の割合
木造住宅にも色々ありまして、
・地場工務店という中小零細な工務店・・・便宜的に,年間1戸~49戸までの工務店で分けました。
・年間50戸以上の在来木造の工務店
これは、建売をバンバンやって 広範囲で営業しているパワービルダーやプレハブではないけど 私たちがハウスメーカーだと思っている工務店も入ってます。
・2×4( ツーバイフォー)
・プレハブに分類される( たぶん、プレハブ協会みたいな所に加入しているのかな)木造の建物
社)日本木造住宅産業協会(略称/木住協)という所の役員さんや会員さんを見ますと
上の図の左側の会社が多いようです。木造でも、国産材を普及する団体さんではありません(笑)
ハウスメーカーとか、建売屋さんが多い印象。
「認定低炭素住宅講習会」も、ここが主催しているようなので どうしても 木材の長持ちとか
直しやすさとかへの配慮が少ないのも 納得( 納得してないけど)
もちろん、すべてではありませんし、とても良い建物を建てられる所もありますが、安さを売りにする所は、国産材を使っていても安くなかったらつかわないもん とか 円が安い高いで仕入れ先を変える所、工法的に北欧の集成材と決めている所などもあります。
喧嘩は、売ってません(笑) わが社も、ニーズに合わせて色々です。
たぶん、無茶は言っていないと思いますが、ねぎりもします(笑)
残念ながら、地場工務店は、50%近いシェアがあるのに、結構 無視されている感じがしております。
小さな工務店の全国を代表する組織のように見える所もありますが、仕入れ先が違うと加盟しにくかったりと
まだまだのような印象を受けます。公的じゃないんやんって 感じかな。
では、次はマンションなども含めて、住宅建築全体でみてみましょう。
プレハブメーカーのシェアも床面積ですと少々少なくなります。
マンションも、いう程多くはありません。
もう少し、細かく分類すると
マンション・アパート・戸建て・分譲 ぜーんぶ合わせたシェアでも 小さな地場工務店が30%と
床面積が 一番 多いのです。意外でしょ。
大きな林産地は、別として 日本のどこにでもある普通の森林の地域では、どこをターゲットに
するのか、持続可能な森林を守る為にも ご参考にして頂ければと思います。
データは、こちらから 建築・住宅関係統計
出来ましたら、もう少し詳しいデータが欲しいです(笑) ざっくりですので、つっこまないで下さい。
あーこれで、すっきり 新年が迎えられます。ハハハッ。