- jirozo style - diary

 自分らしく 前向きに生きていこう
 そして…あなたに出逢えた奇跡に感謝を☆

神護寺展に行ってきました

2024-08-31 22:33:00 | Weblog
空海さんゆかりのお寺「神護寺」


遣唐使として
20年の留学を命じられていたのに
たった2年で帰国したことをとがめられて
なかなか都に入ることを許されなかった
空海さん

それから3年の月日を経て許しを受け
神護寺の前身寺である高雄山寺に入山しました

ここで最澄さんとの深い交流もあったとか
鎮護国家の修法をここで初めて行ったとか
神護寺は空海さんにとって
とても深いご縁のあるお寺であり
真言密教はじまりの地です


次に京都に行く時には必ずお詣りしたいと
強く思っていたので
あちらから東京にきていただけるなんて
夢のよう!なんともありがたい((´艸`*))♡



今回の展示会では
5月に行った奈良博の目玉だった
空海さん監修の高雄曼荼羅も!
それから 五大虚空蔵菩薩さんも!って
あれこれワクワクはつきませんでしたが

今回一番お会いしたかったのは
空海さんも見つめたご本尊の薬師如来さん!


このお薬師さん 長い歴史の中で
今回のご出張が初めてだそうで
お寺から今まで出たことがなかったとの事
神護寺の外の景色を
どんな思いで眺めておられるのでしょうね


神護寺の前身寺院は
和気清麻呂の私寺として建立されました
ある「恨み」から身を守るために
このお薬師さんをお祀りしたという説が
とても興味深かったのです

実際にお会いしてみて
このお薬師さんからは
厳しさと優しさを感じましたよ

ご縁をいただけたことに感謝♡


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和気清麻呂は優秀な官吏でした

時の女帝 称徳天皇から寵愛をうけた
道鏡という僧が 次の天皇の地位を狙い
宇佐八幡宮の神官に 神託として
道鏡が天皇になるべきだと言わせました

称徳天皇は
その神託が本当なのか確認させるため
清麻呂を宇佐八幡宮へ向かわせました

道鏡は清麻呂に
吉報をもたらせば官位を上げる等と
持ちかけたそう

周りは処分を恐れて何も言えません
道鏡の師は 清麻呂に
道鏡が皇位に就くようなことがあれば
面目がないので身を隠そうと思っている
と伝えます

清麻呂は悩んだ挙句 正しい道を選びました
大変なことになるのを承知の上で
この神託は虚偽であると復命しました

これに道鏡は激怒し

何が「清麻呂(きよまろ)」だ!
お前は今日から「穢麻呂(きたなまろ)」だ!

と改名させ 大隅国への配流を命じ
その途中で暗殺を試みたものの 失敗

翌年 称徳天皇が崩御され
後ろ楯を無くした道鏡は失脚しました

清麻呂は呼び戻されて復位し
桓武天皇の頃には
実務官僚として重用され 高官となりました


これらの経緯から
道鏡の怨念を跳ね返すために
この薬師如来さんをお祀りしたそうですよ

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いやぁ〜
歴史っておもしろいですね!
清麻呂さんかっこいい((´艸`*))♡

学生時代は 歴史の勉強って
ただただ暗記を強要されるばかりで
ホントに嫌いだったんです。゚(ノ∀`*)゚。

↑ここだけ写真OKでした



ランチは東博敷地内にある
ホテルオークラゆりの木にて
神護寺展特別メニューをいただいてきました

↑HPより拝借



必ず行くと決めていた神護寺展ですが
なかなか都合がつかず
この時期になってしまい
やばいあと一週間で終わっちゃう!
台風きてるやばい!
という状況のなか
えいやっ!って行ったのが大正解(笑)

バスも電車もすいてる!
博物館内もすいてる!
ランチも待ち時間なし!
空海さんのVRも並ばずに入れた!
上野はよく晴れていて雨にもふられなかった!

という最高の日でした(๑>◡<๑)



そうそう!空海さんのVRはこちら


東寺の立体曼荼羅を紐解くという内容で
なかなかおもしろかったですよ
こちらは神護寺展終了後も
しばらくやっていますので
興味のある方はどうぞ☆












今日も 幸せをありがとうございます((*´∀`*))♡


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