- jirozo style - diary

 自分らしく 前向きに生きていこう
 そして…あなたに出逢えた奇跡に感謝を☆

共感と受容

2005-10-28 23:47:43 | Weblog
大平光代さんをご存知ですか?

大平光代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大平光代(おおひら みつよ、1965年10月18日-)は、弁護士、大阪市助役。

兵庫県西宮市生まれ。
中学生の頃、いじめを苦にし割腹自殺未遂を計る。
その後非行に走り、暴力団組長と結婚、一児を設ける。17歳の時、背中に観音様と蛇の刺青を入れた。
離婚後、大阪・北新地にてクラブのホステスをしている時、現在の養父・大平浩三郎氏との運命的な再会を果たす。

その後、養父の強い勧めで更生を決心。宅建試験、司法書士試験に合格。その後、中卒のハンディを乗り越えて、近畿大学法学部通信教育課程に入学し、三年の時、最難関である司法試験にたった一年の猛勉強の末、見事一発合格する。そもそも司法試験の第一次試験免除が目的で入学した大学は、中退。
2003年12月、弁護士の活動を一時休止して大阪市の助役に就任。
2005年10月17日、關淳一市長の辞任に伴い、大阪市助役を辞任した。
("http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B9%B3%E5%85%89%E4%BB%A3" より作成)

prefchibaさんから教えていただいた彼女の人生に興味を持ち、
『だから、あなたも生きぬいて』(講談社文庫)を読んでみました。

いじめにあい、苦しくて悔しくて、自殺未遂までしてしまった。
その苦しみを家族にすらわかってもらえなかった。
きっと親の教育が悪いんだと近所から陰口をたたかれ、母は、
「お母ちゃん、道も歩かれへん。
 そのうえ学校にまで行かへんとなると…。
 お願いやから学校にだけは行って。恥ずかしいから」と。
母は世間体の方が大事なんだとショックを受けたこと。

家族に何度も暴力をふるった。
誰も信用できなくなってしまった。
そんな彼女の気持ちを思うと、胸が痛くなります。

「確かに、あんたが道を踏み外したのは、
 あんただけのせいやないと思う。
 親も周囲も悪かったやろう。
 でもな、いつまでも立ち直ろうとしないのは、
 あんたのせいやで、甘えるな!」
「最大の復讐は,自分が立ち直ることや。」
父の友人に心からの叱咤激励を受けたことで、
やっと自分と真剣に向き合ってくれる人と会えた、
と思えたことがきっかけで、更生していく姿。。。

そんな大平さんの人生から、
"共感と受容" の大切さを考えたりしました。

現在、同じように苦しんでいる子供達のために
様々な活動をされている、大平さん。

『もし、あなたが今すぐにでも死んでしまいたいと思っていても、
 絶対に自殺はしないでほしい。
 死んでも地獄、運よく助かっても立ち直るまでは地獄。
 あなたの今現在の苦しみや悲しみは永遠のものではなく、
 いつかきっと解決する。
 どうか前向きに生きていってほしい。』

大平さんのメッセージが、どうかたくさんの方々に届きますようにと
願わずにはいられませんでした。。。
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