「黒部川の絶え間ない沢音を枕にする薬師沢小屋の夜を過ごし、
大東新道から高天原峠を越えて雲ノ平を目指した。
行き交う登山者もない静寂の秋の日である。」
立山側折立からアプローチする最短のコースを辿っても二日。
大糸線側ブナ立て尾根経由もやはりまるまる二日かかる。
この山域を巡る山旅は最低3泊4日。できれば4泊は欲しいところだ。
かつては立山から薬師岳、薬師沢経由で高天原山荘に泊まった。雲の平を経由して槍へと抜けた夏合宿。駆け抜けるだけで印象も残っていない。
秋の静寂を雲ノ平で過ごす時を
廻りの山々を 移ろい行く光を 暮れ行く金色の輝きを 眺めて。
そんな時がくるのだろうか。
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