1980N5月
大学2年
北ア9泊10日
カラマツ~後立山~裏銀~槍
10日間の雪の中の生活から
一歩上高地に降り立ってみると
”匂い”に圧倒された。
風雪の世界には、、匂いが、ない。
下界の匂いには、、獣並みにビンカンになっていた。
すれ違う女性の化粧の匂いは数m、十数mはなれていても鼻孔を刺激する。
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小梨平まで降りてきた。
ここはもう上高地の一角である
と、向こうで我々に手を振るキャンパーが
肉の匂いが、脳を直撃する
小梨平の広々としたはずれ。
川沿いに天泊している御仁がいた。
まあ。座れ。どこから来た?
そこの川にビールが冷えてるから、持ってきて勝ってにのめ。
肉ももってこい。
んで、、飲みほの、、肉、、食い放題状態で、、ある。
こちとら、、おりてきて、、獣なみに飢えている。
もはや、、、神である。
わしらのような、、ちょっと、、骨のある山行バナシに目がなさそうであった。
わしらは、、肉に飢え
この御仁は、山、それも
きりきりした山のハナシに飢えていた
足が悪そうであった。
なので、涸沢まではいけないので、小梨平で定着しているのだった。
が、
その定着ぶりは、、、、なかなかで。。。
上高地バスステーションからは少し、、、、歩く。
5分~10分程度だろうけど。
足の悪い御仁が、この荷物をどうやって???????
「ああ、涸沢へ荷揚げするヘリに、のっけてんだ。」
げげげ、、、た、、、タダモノでは、、、ない・・・・・
周りに誰もいない小梨平のこの一角
川沿い
ビールも肉も冷やし放題である。
ここに、
理想とする(クライマー)像が、、確実にできあがってしまっていた。
居酒屋Jinの、、、端緒、走りかも、しれない。
理想には、、、、まだまだまだ、、、
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