Dairy Gorin

レッスンスタジオGorinの日常を紹介します。

今日のレッスン・・・もうすぐリハーサル編

2007-10-30 00:27:59 | 神保
早いもので今年も10月の終わりです。

来月の月末には私が通う一宮の楽器店の発表会のリハーサルが行われます。

午前中から始まり夜まで続きます。

一人一人の演奏時間はそんなに長くはないのですが生徒数がとても多くその分曲数も多いのです。

演奏をサポートする各パートの講師陣が大変です。

もちろん休憩を挟みながら進みますが演奏するわけですからとても負担がかかります。

約8時間ずっと集中している状態です。

本当に講師陣には感謝しています。

彼らでなければ出来ないと思います。

他の講師なら適当にやっつけで演奏するでしょう。

でも彼らは一切手を抜きません。

講師にとっては生徒の伴奏ですが生徒にとってはただの演奏ではありません。

実際この日の為に物凄く練習してきます。

ひょっとしたら・・いえ 多分講師よりも気持ち込めてきます。

そして恐らくこの先ずっと覚えているはずです。

そういった生徒の気持ちをわかっているから尚更手を抜きません。

自分の普段の演奏活動と同じく気持ちを込めて演奏します。

だからでしょうか 毎年生徒を含め物凄くいい演奏が聞けます。

今年も楽しみです。

本当に講師には感謝しています。

 
リハーサルの日は本番より大変です。

本番は1回の演奏ですがリハーサルでは何回か演奏するからです。

でも でも リハーサルの日は終わって一部の生徒さんと食事に行きます。

これが楽しみです。

去年はなんとしし鍋でした。

今年は何でしょうか・・・・




















今日のレッスン・・・・大学生編

2007-10-23 08:16:23 | 神保
去年の今頃からレッスンにお見えになられる大学生の男の子。

彼は日本のある特定のポップスバンドが大好きです。

初心者の彼は始め サークルに入ったから・・・と言う理由でレッスンに通われていました。

その頃はそのバンド以外はあまり音楽には興味ない感じでした。

その特定のバンド以外のLIVEに行ったり他のバンドのCDを買って聞いたり・・・という事にはほとんど興味なしでした。

そんな彼のレッスンは基本練習から始めていきました。

今年に入り春頃からでしょうか、、、曲を練習し始めました。

もちろん彼のお気に入りのバンドの曲です。

最初の1曲なので時間をかけてゆっくりやりました。

そうそう・・・・彼は上半身が左利きで下半身が右利きです。

だからセッティングは右利き用のセッティングでオープンハンドで叩いています。

普通にリズム叩いている時は何も問題ないのですが・・・・フレーズを回す時の手順が大変です。

彼の好きなバンドのドラマーは右利きです。

曲中に出てくるフレーズはほとんどドラムセットの右方向から左方向に流れます。

右利きのドラマーにとってはそれが自然な流れです。

右から左に流しやすいように組まれた右利き用のセッティングは彼にとって大変でした。

本物のようなフレーズにしようとしたら普通の手順では対応できないのです。

でも・・彼とも話をしたのですが「それを不利、不便と考えずに逆に人と違った手順、フレーズができると思って練習しよう」と。。。。

普通初心者が始めにやる曲はいわゆる基本どうりの手順でしかやりません。

通常右からスタートのフレーズを左から・・なんてことは最初のうちはまずしません。
(上級者は別ですが)

でも彼の場合基本的な動きはこの際無視です。

曲のアレンジに合うようにフレーズとそれに見合う手順を作っていきました。

それをやりながらのレッスンですので進みは遅いです。

半年近く経ちましたが今では学園祭に向けバンド練習一生懸命しています。

曲は3曲も仕上がりました。

で・・問題のフレーズの手順はと言うと。

完璧です。

平気で右左左右(右利きの人にとっては 左右右左と思ってください) といった手順でフレーズ回して平気な顔で演奏しています。

しかもそんなに遅いテンポではありません。

普通なら左右左右(右利きの人は右左右左)で叩くようなフレーズをです。

彼にとってはそれがやりやすい とか やりにくい とかは関係なく「そういうものだ」と一生懸命練習してきたのでしょう。

もしこれが既成の手順を徹底的にやってからこの手順にいったら「やりにくい」と感じてしまっていたでしょう。

この手順はある程度エクササイズが進んでから練習するような手順です。

私自身勉強になりました。

既成のものをぶち破る考え方も必要だと・・

始めは音楽にちょっと醒めた所のあった彼は今では別人のようです。

いろいろなバンドも聞くようになりました。

先日は学園祭前の最後のレッスンでした。

「本番のつもりで叩いてみて。」

なんと彼はこの短い期間に暗譜してきました。

かなり気合い入ってます。

それならばと・・・・スタジオの電気を消して真っ暗に・・・

こうするとスタジオの空気が変わります。

暗闇の中での彼の演奏は完璧でした。。。。。。


































































今日のレッスン・・・・左で叩く女子高生編

2007-10-15 18:15:47 | 神保
以前ブログに登場した事のある女子高生。

右利きなのに「目立ちたい」との理由で左利きでドラムを演奏します。

始めのうちはなかなかうまい事行かなかったのですが最近では「ホントは左利きじゃないの?」って言うぐらい自然に演奏しています。

恐るべしです。

もちろん相当練習しています。

最近バンドでライヴしたそうです。

物凄く頑張っています。

来年には就職なのですが就職先もまず自分の音楽活動がしやすいところを希望しているようです。(それもどうかなって思います。気持ちは充分判りますが・・)

彼女の生活がドラムが中心です。

私としては就職に関してはなかなか口を出せる立場に無いのですがアドバイスぐらいはします。

でもまぁ・・本人が決める事なのでとやかく言っても って感じです。

彼女のレッスンは今壁にぶちあたっています。

利き腕は関係ありません。

レベルアップする為に彼女が通らなければならないセクションです。

ここ1ヶ月レッスンの内容は進んでいません。

メチャクチャたくさん練習してくるのですがレッスンに来るとうまい事いきません。

家では出来るらしいのですが・・

でもそれは彼女がダメなわけではありません。

私もそのセクションをクリアーするのに物凄く時間が掛かりました。

のんびりゆっくりやっていこうと思っています。

彼女のすごい所は全然うまく行かなくても腐らない所です。

明るく悔しがっています。

まぁこの分だともうちょっとで出来るでしょう。

でも・・・・出来たらまた大変なセクションが待っているのですが・・・

もちろんこの難しいセクションは全員の生徒さんにやってもらうわけではありません。

これが出来なくても充分ドラムは楽しめます。

彼女は自分で希望したのです。

バンドでカッコいいオリジナル作ってライヴやってCD作ってツアーして・・・そんでもってそのレベルでドラムもうまくなりたい。

生徒さんの希望によりそのセクションに突入します。

「相当大変だよ」と言ったのですが「やる」って言いました。

彼女は時間掛かるかもしれませんが何とかクリアーしていくと思います。

彼女に限らず・・・生徒さんが成長するのを間近で見ていると私自身も刺激を受けます。

講師冥利に尽きるといったとこでしょうか・・・・



















































今日のレッスン・・・地元女子高生編

2007-10-09 06:57:34 | 神保
先週パソコンの調子が悪くなり「ついに壊れたか!」と焦りました。

パソコン自体はもう古いのでそろそろ寿命か?と思っていた矢先の事でした。

常々 バックアップとっておかないと と思ってはいたのですが・・・

ネットにはアクセスできず メールは何とか辛うじて って感じでした。

そんな状態が何日か続き でも忙しくて手が付けられず 気持ちだけ焦っていました。

ある日ダメもとで立ち上げているとなんと直っていました。

信じられない事に・・・・・

未だに原因はわかりません。

こんな事があるなんて・・・・

早いところバックアップとっておかなくちゃ。

さて・・・

そんな事が会った先週ですが 先日私が通う一宮の楽器店の教室に新規の生徒さんがお見えになられました。

地元の高校に通う女子高生です。

始めに挨拶を済ませ教室に入会の動機を聞いてみました。

開口一番「学祭の・・・・」と。

久々にドキッとしました。

なぜなら・・・・・今は学園祭の時期。

しかも時期的には後半なハズ。

もうちょっとしたら大学生の学園祭のシーズンが始まります。

この時期に高校生が学園祭にでる為に来るなんて と先走っていました。

まだ夏前ならわかります。

秋の学園祭に向けてレッスンして欲しい という話はよくあります。

でもこの時期は初めてです。

まさか「本番までにあと何日しかなく できない曲が何曲かあるから何とかして・・」と来ると思っていました。

経験者ならちょっとしたアドバイスで何とかなるものですが初心者には後数日で何とかするには限界があります。

でも何とかしなければ・・・ ちょっと大変かも・・

そんな事を思いつつ。

でも  よくよく聞いてみると。

彼女の学校の学園祭は先日終わったそうです。

今年は何とか独学でやったけど来年はバッチリ決めたいから。

それにめちゃ感動したし・・・。

と  言う事です。

ホッとしました。

彼女の通う学校名を聞くと私が知っている学校でした。

そこの学校の学園祭は変わっていて毎年テーマ曲を決めるそうです。

曲は生徒が作るオリジナルです。

毎年いくつかのバンドの応募がありその中から生徒が選び決定します。

各バンドが作ったデモテープを昼休みにガンガン流し後日生徒による投票で決めます。

なぜそんなに詳しいかと言うと 過去に「バンドが作った曲がテーマ曲が選ばれたい。演奏もかっこよくしたい。」とドラムを習いに来る生徒さんが何人かいたからです。

なぜか女子生徒ばかりですが・・・

しかもいい意味でみんな個性的でした。

何年か前のことですが良く覚えています。

彼女が教室に来たきっかけもそれでした。

「来年に向けてがんばりましょう」

それにしても 先走りしすぎました。。。