Dairy Gorin

レッスンスタジオGorinの日常を紹介します。

今日のレッスン・・・バンドマン編

2006-12-25 20:18:15 | 神保
Gorin Music Studioではいろいろなタイプの生徒さんがお見えになられます。

年齢で言えば6歳から30歳代の方まで。

小学1年生から社会人、大学生や高校生、OL、バンドマンなど・・・

もちろんレッスンはそれぞれ生徒さんに合わせたカリキュラムを組んでいます。

中でも最近多いのが・・・・

バンドマンの生徒さんのレッスンで”レコーディング対策”というカリキュラムが増えてきました。

レッスンにお見えになられるバンドマンの生徒さんはインディーズシーンで活躍している人が多くツアーやレコーディングを経験されています。

”レコーディング対策”とはそんな生徒さんに向けたレッスンです。

どちらかと言うと 初めてのレコーディング に向けてと言うよりは 前回の失敗をしないように と言ったものに対しての要望に応えてです。

前回のレコーディングは初めてで時間に追われて一杯一杯で出来上がった作品をあとで聞いてみると反省点ばかり という感想が多いです。

アドバイスするのは「ドラムを録った時点でカッコいいかどうか」です。

ノリ ダイナミクス フレーズ etc・・・

自分のバンドの曲でまず自分が「カッコいい」と思うテイクを演奏すると言う事です。

自分が「カッコいい」と思わなければ人には伝わりません。

まず最初がこのポイントです。

自分が「カッコいい」と思っても(人には好みがあるので)伝わらない事もあるんですから・・・

でもまずは”自分”です。

それが大事です。

でも「カッコいい」と言うのは薄っぺらな自己満足ではなくミュージシャンとしての資質も問題になります。

「カッコいい」演奏をジャッジできる耳を持つために色々な音楽を聴いて勉強しておかなければならないし自分の音楽的感性を豊かにしておかなければなりません。

だから単純に 合ってるとか テンポが狂っていないか だけの問題ではないのです。

当然曲に対するドラムのアレンジも問題になってきます。

この辺りはレッスンでやるのは非常に難しいです。

生徒さんの個性を決して曲げないように心がけねばなりません。

私の感性を押し付けるなんて問題外です。

話はそれますが・・・

最近のCDは非常にきれいな演奏が多いです。

ピッチが狂っていたりとかリズムがよれていたりとか そんな演奏はあまり聞かれません。

最近のデジタルレコーディングではいくらでも修正が出来ます。

それに関して良いとか悪いとかの感想はありません。

でも生徒さんには「きれいな演奏」「うまい演奏」を録音するんではなく「自分のイメージ、思い、気持ち」を収められるように とアドバイスします。

それは私も常に心がけている事です。

それらの点を中心にレコーディング前にレッスンでチェックします。

何回も演奏して私に伝わるまでやってもらいます。

そうやっていると自然に生徒さんの顔が変わってきます。

本番モードになってきます。

私は何度もこのレッスンで生徒さんからしびれるほどの刺激を受けています。




































































今日のレッスン・・・発表会編

2006-12-14 12:38:25 | 神保
先日今年の発表会が行われ無事終了しました。

ドラムの生徒さんは14名参加されました。

例年にもれず今年もみんなとても良い出来でした。

初めて参加の方、今年で2回目 3回目の方、皆勤の方、皆さん色々な思いで演奏されました。

初めての生徒さんは・・・・とにかく緊張しまくりです。

今年は 発表会に初めて出られる生徒さんのほとんどがLive さえも経験された事がない方ばかりでした。

人前 初  という事です。

演奏前は震えている人も・・・

でも皆さんこの日に向けて相当一生懸命練習してきていました。

発表会前の普段のレッスンでもそれは充分伝わってきていました。

「いい演奏にならないわけが無い。」と私は思っていました。

やはり思った通りでした。

譜面と違っていたってなんて事はありません。

止まったって屁でもないです。

みんなの演奏には充分気持ちが入っていました。

とてもとてもいい演奏でした。


今年で2回目 3回目 皆勤の生徒さん・・・・・

当然初めて出られる生徒さんとはちょっと緊張の種類が違います。

2回目 3回目 皆勤の生徒さんは去年の失敗をしないようにと反省し作戦を練ってきます。

もう選曲の時点で「いかにお客さんに受けるか・・盛り上がるか・・」や「去年より難しい曲」といった思惑で曲を選んでいます。

中には唄ってくれるVoの講師の先生の得意な曲、好きな曲 で選曲される生徒さんもお見えになられました。

歌を唄ってくれるVoの先生はちなみに女性です。

でも・・生徒さんの選曲は 男 の曲もたくさんあります。

普段自分が歌わないタイプの曲も当然あります。

でも嫌な顔一つせずハードロックやアンダーグランドの曲も「勉強」と言って一生懸命演奏してくれます。

そんな中「得意な曲、好きな曲」と言われて間髪いれず曲名を言っていました。

いい演奏でした。


ここでは書ききれないほど一人一人の生徒さんそれぞれに色々な想いや気持ちが入っていました。

あの場所であの瞬間でしか味わえないものでした。

参加された生徒さんもそれは感じられていると思います。

私にとってもとてもとても貴重な時間でした。


今年も9月に始動してあっという間でした。

参加された生徒さんの中にはもうすでに「来年は・・・」と言う方もお見えになられます。

そんな生徒さんがお見えになる限り何とか続けていけたらと思っています。

と同時に・・・

演奏してくれた各講師のみなさん、サポートのミュージシャン、音響のスタッフ、そして会場を貸していただいた 音色家おんさの店長 スタッフ、この場を借りてお礼申し上げます。

皆さんの協力無しではここまでの発表会は出来ません。

ありがとうございました。

来年も開催できる事を願っています。

本当に生徒さん、スタッフに支えられた発表会でした。・

ありがとうございました。

今年も熱くなりました。。。。





























































今日のレッスン・・・リハーサル編 2

2006-12-07 11:43:23 | 神保
先日の発表会リハーサルの様子の第2弾です。

今年で5年目になる発表会ですが皆勤の生徒さんが何名かお見えになられます。

そんな中でご家族で参加される生徒さん。

演奏されないのはお母さんだけです。

お父さんと3人の息子さんが演奏で参加されます。

私のドラム教室からはお父さんと3男の中学生です。

他のお子さんは違うパートで参加されます。

ドラムを演奏するお父さんの今年の出来は・・・

やはり年々レベルアップしています。

さすがにお仕事がお忙しいのでかなり早くから曲の準備を始めます。

今年はやる曲が難しいというのもあり年明けから準備しました。

今までにやった事が無いフレーズがたくさん入った曲です。

70年代のロックです。

始めは新しいフレーズの基本的な練習を徹底的にやりました。

普段はなかなかドラムを触る時間が無いのでレッスンにお見えになられた時に何回も練習しました。

かなり苦戦していましたが・・・・

でもさすがに夏過ぎからは休みの日にご自宅で練習されていたみたいです。

そのかいあってリハーサルではうまい事いきました。

リハーサル後のレッスンではさらにバッチリになっていました。

去年もいい演奏だったのですが今年も楽しみです。

三男の中学生は・・・・

これまたバッチリです。

彼は普段全然練習してきません。

去年は発表会の直前さえも・・・。

でも今年は全然違います。

彼の中の意識がどう変わったか分かりませんが。

今までなら分からない所があってもレッスンで聞いてくる事さえありませんでした。

今年は違います。

私にあれこれ質問してきます。

そして 練習中にちょっと間違えたりすると物凄く悔しがります。

いままでは間違えても本人はどこ吹く風といった感じでした。

レッスン室に入って来ただけで物凄く練習して来ているのが分かります。

顔が違います。

曲は16ビートの難しい曲です。

私が中学生の時にはこんな曲で出来ませんでした。
(ってまだ私の場合中学ではスティックさえも握っていなかったのですが)

当然彼もリハーサルはバッチリです。

彼のリハーサルでの演奏を聴いたお父さんはかなり刺激を受けられていました。

本当に楽しみです。

いよいよ今週末に本番です。

今年も本当に楽しみです。

今日明日と発表会前の最後のレッスンです。

多分みんな緊張してるんだろうなぁ・・・。