Dairy Gorin

レッスンスタジオGorinの日常を紹介します。

今日のレッスン・・・譜面を起こす編

2007-07-30 21:10:02 | 神保
今年の春から教室に通う大学生の女の子。

今年大学入学です。

ドラムをやりたくて軽音のサークルに入り教室にも入会されました。

初心者の彼女のレッスンは例に漏れずゆっくり簡単な事から始めます。

でも・・・・このサークルと言うのが厄介で・・

サークルの活動としてはすぐにバンドを組みすぐにLIVEします。

それ自体は素晴らしい事だとは思います。

でも・・・・

最初にやる曲が速かったり難しかったりすると大変です。

初心者が無理やり速い曲をやったりすると手を傷めたりするからです。

ドラム教室的には余りお勧めできません。

本当はある程度基礎をやってから曲の練習をしたいのですが・・仕方ありません。

あとは彼女に適した曲が選ばれるのを願うだけです。

大丈夫でした。

比較的簡単な曲でした。

勘の良い彼女は難なく初めての曲をクリアーしました。


そんな出来事があったのは6月・・・

次に彼女にやって来た試練は8月お盆明けに行われるサークルの合宿です。

なんとそこでは即席でバンド組んで5曲(最終日に)LIVEするそうです。

曲は決まって先日レッスン時に持ってきました。

1曲は譜面ありです。

残り4曲は譜面無しです。

初心者の彼女は当然自分でコピーできません。

「先生譜面書いて」。

でもさすがにレッスン時以外では作業できません。

他の生徒さんでもスコアーが無い曲を「譜面書いて」と言われます。

レッスン時間以外でコピーしてあげたいのですが・・・

でも・・・みんなの分をやっていたらとんでもない事になります。

泣く泣く断ります。

譜面書くとしたらレッスン中です。

彼女も例に漏れず・・・

でもどう考えてもレッスンのスケジュールからいって合宿までには間に合いません。

・・・・・・

結局8月のレッスン時間分を今月にしてその時間で譜面を起こす という作戦です。

という事は。

1曲辺り30分で譜面を起こさないといけないという事です。

かなり大変ですが・・・やるしかないです。

一先ず2曲時間内で終わらせました。

相当しんどい作業になりました。

普通いくら簡単な曲でも 譜面書いて チェックして 一服する  と1時間弱は掛かります。

それでも早いほうです。

私は過去に譜面書く特訓を受けました。

それ自体が仕事でした。

早く正確に・・・・・・です。

だから普通よりは早いです。

でも・・・今回はしんどいです。

あと2曲です。。。。

































今日のレッスン・・・今年の発表会編

2007-07-24 19:42:32 | 神保
私が通う一宮の楽器店で今年も12月に発表会をしようと思っています。

早くも選曲をし始めています。

毎年JAZZを選曲するパンクニイチャンがいます。

ニイチャンと言っても30歳超えていますが・・・・

普段はパンク系のロックバンドをやっています。

JAZZに興味がある彼はJAZZがやりたくてもなかなか周りに一緒に演奏してくれる人がいないようです。

彼にとってJAZZを演奏する機会は発表会です。

一言でJAZZと言ってもいきなり即興は出来ません。

普段彼は即興演奏をしていません。

だからちょっとづつJAZZの演奏にに慣れていってもらおうと思います。

初めの年は彼がドラムソロをやりたいと言うので私が構成しました。

その次の年は短いソロを自分で考えて演奏しました。

そうやって毎年1つはテーマを作って望んでいます。

今年は・・・・・

ブルースです。

いつもはJAZZに慣れていない彼はCD通りにテーマを演奏して構成も最初から打合せ通りに演奏して・・・といった具合でやっていました。

即興の要素はほとんど無しです。

今年は即興演奏をちょっとでも取り入れて演奏してもらおうと思っています。

本人もその気満々です。

でも   とっても不安そうです。

対応できるかどうか?どこやっているかわからなくなるんではないか?

確かに普段そのような演奏をしていない彼にとっては心配でしょう。

でも かといって経験しないとそして失敗しないと身に付きません。

即興演奏はJAZZの醍醐味です。

そういった普段出来ない事を経験してもらう発表会の目的でもあります。

私は発表会の目的の1つとしてこういった生徒さんの普段の活動とは違った演奏、経験をしてもらえればと思っています。

だから一緒に演奏してもらうのは各楽器の講師です。

ギター教室の生徒、ベース教室の生徒、ヴォーカル教室の生徒 同士でバンドを組んで発表会をするところが多いですが私の教室では彼のように発表会でしか出来ない経験をしてもらう為に敢えて経験豊富な講師陣に頼んでいます。

今年は彼にはドラムソロにも挑戦してもらいます。

そうなる事か楽しみです・・・・・

そろそろGorin Music Studio のドラム教室の発表会も開催しなければ・・・・








































今日のレッスン・・・・・教則本

2007-07-17 08:29:08 | 神保
私がレッスンで使う教則本。

とてもよく出来ており初心者から上級者までカバーしています。

アメリカのもので随分古いものだと思われます。

世界で2番目に売れているものだそうです。(って聞いたのは20年前ですけど・・・)

私がレッスンを始めた時からずっと使っています。

自分も若い時にこの教則本を使っていました。

今でも時にそれで練習したりします。

解説のための文字はほとんど書いてありません。

上級者には自分で色々と読み替えて練習してもらっています。

それこそマニアックに練習すれば10年ぐらいは平気で活用できます。

初心者にもとても適しています。

でも・・・・初心者の生徒さんに適していると気付いたのはここ何年かです。


最初はとても簡単なパターンです。

簡単すぎて飛ばしていました。

以前はこの本の真ん中辺りから使っていました。

対象は中級者手前ぐらいのレベルの生徒さんからでした。

上級者にはほとんどこの本だけです。

初心者の生徒さんには4分、8分、16分音符をいきなりやってもらっていました。

もちろんテンポ、ペースはゆっくりです。

皆さん力が入ってしまっていました。

それを馴染むのに何日か時間をかけました。

生徒さんも結構練習していたと思います。

もちろんそのやり方がベストだと思っていましたが・・・

でも結果的に・・・生徒さんによってそれが出来る様になるのに個人差がありました。

もっと効率がいいカリキュラムはないものだろうか? と思っていたのも事実です。

ある日小学生の生徒さんがレッスンにやって来ました。

もちろん初心者です。

いままでやっていた4分、8分、16分音符をやるのをためらいました。

なぜそう思ったのか・・・

何となくです。

勘というのでしょうか?

思い切って中、上級者用に使っていた教則本の1ページ目からやってみたのです。

簡単なので慣れてきたらあっという間に1ページ目が終了です。

2ページ目もすぐです。

体がドラムに自然に慣れてくる感じです。

もともとあった生徒さんの中にあるリズム感を引き出してくるような感じです。

この小学生の出来る用になる過程を見て正直すごいと思いました。

この本の超簡単な初めのほうのページを何ページかやってからだと、以前やっていた4分,8分,16分音符が出来るようになるまで物凄く自然でした。

以前のいきなりやるやり方だとスイッチを入れて気合い(?)を入れないといけませんでした。

でもこの教則本のメチャ簡単ななんでもないパターンから練習すると自然にできていくのです。

自分にとっては大発見です。

物凄い教則本です。

それ以来初心者の生徒さんには最初のページからやってもらっています。

以前のように出来るようになるのに個人差は全くなくなりました。

恐るべし教則本。


















































































今日のレッスン・・・・・40歳代男性編

2007-07-09 19:54:32 | 神保
40歳代の男性の生徒さんは私の教室に通われてもう5,6年になります。

その生徒さんはとにかくパワフルです。

教室まで5キロの道のりを歩いてお見えになられます。

でも  いつも汗だくです。

まるで走ってきたみたいに・・・・

聞いてみると  いつも歩いて間に合うつもりで家を出るのだけれども忘れ物をして取りに帰ると間に合わなくなりそうになり・・・それで走ってくるそうです。

ここ2,3ヶ月で歩いてお見えになった日はありません。

いつも走ってお見えになられます。

・・・という事はいつも忘れ物をしているのでしょうか?

今度聞いてみるつもりです。



その生徒さんが最初教室にお見えになられた時は初心者でした。

会社の同僚つながりからコピーバンドを始め何ヶ月に1度LIVEハウスを貸し切ってLIVEしていました。

そのうちお店の方から声が掛かるようになり色々なバンドと共演していたみたいです。

でも・・・いろいろあったらしく解散してしまいました。

それまではロックのコピーバンドでした。

しかもイケイケの・・・・・

バンドが活動中 レッスンではバンドで演奏する曲を掘り下げてレッスンしていました。

解散して・・・さて「どんな事レッスンでしましょうか?」と尋ねると。

「JAZZがやりたい」

もちろん生徒さんはイケイケのロックバンドをやっていたのでJAZZはやった事がありません。

しかも普段からJAZZばっかり聞いているという事でもありません。

理由を尋ねると・・・

「クラッシクピアノやっている子供(20歳前後)が最近JAZZに興味を持っていて・・一緒に演奏できたらいいなぁ と思って」

それにもともとJAZZドラムにも興味があったみたいです。

早速 レッスン開始です。

とにかくゆっくりのペースでやります。

あまり急いでやったりマニアックにやったりすると「JAZZは難しい」となってしまいます。

そうするとせっかく興味を持ったのに面白くなくなってしまいます。

のんびり 徐々に と思っています。

そしていつかお子さんとセッションする時は私も参加させてもらおうと思います。


























今日のレッスン・・・無駄話編

2007-07-03 07:12:17 | 神保
レッスンでは生徒さんに希望、レベルに合わせていろいろなカリキュラムを組んでいます。

そして少しでも沢山生徒さんにドラムを叩いてもらおうと考えています。

仕事を持っている生徒さんの中には時間が無く普段全然練習が出来ない人もいます。

レッスンに来て練習する という感覚で来てもらっている生徒さんも沢山お見えになられます。

ただ・・・・ずっとドラムの練習ばかりやっているのではなく無駄話も結構します。

先日のレッスンでは・・・・

彼は20歳代の男性です。

彼の仕事場は今まで街中だったのですが今年度から山奥の仕事場に配属されました。

本人はそれに関してイヤだとか言う感想は持っていません。

でも暑くなるにつれ出るらしいです、あれが・・・

彼は大の蛇嫌いです。

想像するだけでもゾッとするらしいのです。

地元の人に散々脅かされています。

もちろん大げさな所もあるのでしょうが・・・・

彼が地元の人に聞いたのは

彼は仕事上草刈をしなければいけないらしいのです。

その草刈がヤバイらしいです。

刈り払い機で草を刈っていると切ってしまうらしいのです、蛇を。

するとこちらに向かって蛇の頭が飛んでくるらしいのです。

それが飛んできた時には失神ものです。

・・・・

蛍を見に行った時も気をつけろと 地元の人が。

蛍だと思って暗闇の中光を追っかけて行ってはダメだそうです。

なぜなら  地面の低い所で光っているのはマムシの目だそうです。

迂闊に蛍だと思って光を追っかけていくと噛まれるぞ   と。

・・・・

もう話だけで鳥肌モノです。

蛇嫌いな彼は「勘弁して欲しい・・・」

でも 実は彼よりも私の方が蛇嫌いです。

話していても体中に寒気が走っていました。

今年はなぜか当たり年です。

昨年は1匹も見た覚えが無いのにもう10回以上は遭遇しています。

今年の第1号はゴールデンウィークでした。

筍掘りに行ってメチャデカイ ヤマカカシに遭遇。

名前を教えてくれたのは地元の女性です。

ぎゃぁぎゃぁ騒ぐ私達には冷ややかな目が向けられていました。

彼女は平気でした。

そういえば・・・・

もう10年ほど前になりますが大学出たてで幼稚園の先生をやっている女性がレッスンにお見えになっていました。

小柄なかわいらしい子でした。

彼女の家の裏は竹やぶです。

毎年頻繁に出るそうですマムシが・・・

「ひぇ~メチャ怖いじゃん」と騒ぐのは私。

「出たらどうすんの?」家の中に出るらしいのです。

それまでニコニコして女の子らしい彼女の目が一変。

「切る」

「? ? なにを?」

「はさみで頭を」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギョェ~」

彼女はきっぱり。

「家族を守る為」

すごい、、、すごすぎる。



今回は全然音楽とは関係ありませんでした。

こんなに長くなるとは・・・

しかし  蛇ネタは書いているだけで鳥肌モノです。