Dairy Gorin

レッスンスタジオGorinの日常を紹介します。

今日のレッスン・・・初心者編

2009-03-29 05:12:02 | 神保
今回はGorin Music Studioでのレッスンの紹介です。

スタジオにお見えになられる生徒さんは様々です。

小さいお子さんから年配の方まで。

小学生、高校生、大学生、OL サラリーマン 色々です。

年齢や性別に関わらずいろんな生徒さんがお見えになられます。

当スタジオのレッスンは完全個人レッスンですので生徒さんの要望によりレッスンの内容を決めていきます。

初心者の生徒さんも多くお見えになられます。

特にこうして欲しいという希望が無ければ初心者の生徒さんの場合まず基本練習をします。

いきなり曲を演奏することはあまりありません。

いきなり曲を演奏しようとするとどうしても 体をバラバラに動かす と頭で考えてしまうからです。

これが厄介なんです。

確かにドラムを演奏したことが無い人が端から見るとドラムって体をバラバラに動かすように見えてしまいます。

でも実際にはそうではありません。

逆にそうやってしまうと限界があります。

それに・ドラムが上達するには運動神経がいいほうが有利となってしまいます。

でも、、、運動神経はほとんど関係ありません。

毎日走ったり筋トレしてもドラムは上達しません。

でも初めてドラムを叩こうとするとどうしても頭で考えて体を動かそうとしてしまいます。

そうなってしまうことはしょうがないのですが・・・・

最初のレッスンではまずそのあたりから始めます。

それがいわゆる基本練習と呼ばれる物です。

初心者の生徒さんの場合ここから始めます。

初めは慣れるまでちょっと時間掛かりますがこのあたりをちゃんと練習しておいた方が曲を演奏した時に上達が早いです。

私の講師歴はもう20年近くになりますが・・長年やってきてこの方法が一番の近道です。

過去にはいきなり曲を演奏したりしていましたがやはり限界がありました。

結局1曲仕上がるのに時間が掛かったり・・なかなか難しいものがあります。

私の教室で使用する Syncopation という教則本はとても優秀です。

始めページのほうは簡単な練習を繰り返すのですがこの本のページをこなしていくと曲を演奏するのに必要なことが知らないうちに身についてくれます。

初心者の生徒さんにはなるべくこの練習をしてもらってから曲に入ります。

曲は生徒さんのやりたい曲をなるべく選ぶようにしています。

もちろん初めての曲は簡単なパターンなものからです。

特に生徒さんから要望が無ければ私の方から曲を出して練習します。

ここまでは大体ほとんどの初心者の生徒さんが同じです。

ここから先は本当にバラバラです。

みなさん好きなタイプの曲が違うのでそれに合わせたレッスン内容になっていきます。

さらに上達するには・・・・

やはり本番を経験することです。

バンドのLIVEを経験するのもそうですが・・発表会などに参加されるのを勧めます。

Gorin Music Studio の発表会は今年の1月に終わりました。

何人かの初心者の生徒さんが出演されましたが発表会前と後では全然違います。

雲泥の差です。

物凄く上達しています。

皆恐るべしです。。。。











































































今日のレッスン・・・希望曲編

2009-03-22 07:27:59 | 神保
私がレッスンしている豊田の楽器店の5月に行われる発表会。

参加される生徒さんのほとんどが選曲も決まり早い人はもう練習に入っています。

ある20歳台の生徒さん。

この生徒さんはここの教室にお見えになられて2年ぐらい経ちます。

もともとバンド経験者でした。

彼の職場はバンド活動が昔から盛んな職場です。

職場にサークル的なものがありスタジオもあるらしいです。

そのサークルは昔 楽器屋にあるホールを一日借り切ってLIVEしたりしていました。

かなり活発なサークルでした。

彼は就職して5,6年になるのですがサークルにも所属しています。

昼休みと仕事終わってからその職場にあるスタジオで練習しています。

そんな彼に何週間か前に聞きました。

「発表会出る?」

その楽器屋の発表会は個人以外にも所属するバンドで参加できるので私としては「バンドで出る?」と言うつもりで聞いたのですが・・・

でも彼は「個人で出たい」

彼のバンドは女性ヴォーカルでジャンルはポップロックだそうです。

でも彼が好きなのはJAZZFUNK。

この発表会の機会にJAZZFUNKやりたい。   と。

早速選曲に入りましたがその日は決まらず次回レッスンに持越しです。

そして、、、、先日。

心なしか彼の顔が沈んでいます。

「バンドで出ることになった・・・・」

聞いてみると・・

彼はてっきりバンドの皆はめんどくさがって発表会なんて出ないだろうと思い込んでいました。

「まぁわざわざ言うことでもないから黙って出よう。」

すると 休日。

バンドの練習がありました。

この日は会社のスタジオが使えないのでこの楽器店で練習がありました。

精算時 お店の人から「バンドで発表会出ない?」

「何それ?」

そこではじめて彼が皆に説明しました。

5月に教室の発表会があってバンドでも出れるらしいけど個人で出るつもり・・と。

皆は出たがらないと思っていた彼は「俺たちも出る」と言う一言に固まってしまったようです。

彼の今年演奏する曲は古いハードロックとポップスです。

誰にも落ち度は無かったのですが・・・

私としては彼の希望を叶えてあげたいのですが・・



































































今日のレッスン・・・・・選曲編

2009-03-16 08:06:11 | 神保
私が通う豊田の楽器店。

5月にある発表会の準備が架橋に入ってきました。

先日は高校2年の女の子の選曲をしていました。

彼女は初心者で教室に通いだし今は4ヶ月くらいです。

彼女には特に好きなカテゴリーの音楽はありません。

よく聞くのは邦楽です。

私はまず彼女発表会に出たいかどうか聞きました。

即答 「出る」

早速選曲に入りました。

「やりたい曲ある?」

「特に無い」

、、、。

よくよく聞いてみると・・

そんなにこだわっては無いけど普段よく聞くバンドはあるそうです。

そのバンドの曲は私は1曲だけ知っていました。

でも、、ちょっとはじめて練習する曲調としてはしんどいです。

、、、ので他の曲を探さなくてはなりません。

私の方から「こんな曲どう?」と私の持っている音源を何曲か聞いてもらいました。

彼女がどんなタイプの曲調を探るためです。

ほとんどの曲はOKでした。

となれば・・・・

私の考えは・・・

彼女にとってはじめて演奏する曲です。

しかもその曲を人前で演奏します。

きっと何回も練習することでしょう。

彼女にとってたぶん一生忘れられない曲になるでしょう。

この年齢は感受性豊かな時期です。

この1曲は大事な1曲です。

そして今後の彼女の音楽性の素になるでしょう。

選曲は慎重になります。

このような場合私は歴史的にも重要なあるバンドを紹介します。

彼女もこのバンドは知っていました。

「このバンドの中から選曲しようと思うけど・・どう?」

OKでした。

次回までにこのバンドの中から何曲か好きな曲を選曲してきてもらうことにしました。

その中から演奏できそうなものを選曲しようと思っています。

私の方でも何曲か選んで聞いてもらおうと思っています。

そして・・・

彼女が選曲してきました。

実に多彩な選曲でした。

もともとこのバンドは物凄く幅が広い音楽性のあるバンドです。

それにしても・・彼女が選曲してきたものはいろんなタイプの曲調が選ばれていました。

まるでこのバンドの曲、歴史まで全て知っているような、、、

私が見ても「よくこんな曲知ってるね?」という選曲がされていました。

「お母さんが好きで二人でいろいろ聞いて決めた」

なるほど・・・・・・

どうやらお母さんがこのバンドのことが好きだったようです。

かなり2人で盛り上がったそうです。

親子で音楽で盛り上がれるなんて素敵な感じです。

結局・・・・彼女が選曲してきたものはちょっと初めて演奏するにはあまりタイプのものではないので
私の方からこのバンドの曲で1曲勧めてみると彼女も気に入ってくれたのでその曲に決定です。

曲調はかなりエグいですがメチャカッコいい曲です。

お母さんも喜んでくれたのでは・・・・?

本番が楽しみです。

















































































今日のレッスン・・・発表会譜面編

2009-03-07 00:22:12 | 神保
前回このブログでもアップしましたが今私は5月に行われる豊田の教室の発表会の準備で大忙しです。

今は生徒さんが演奏する曲を決める作業をしています。

基本的には生徒さんが演奏したい曲を選ぶようにしています。

生徒さんには演奏したい曲を数曲選んでもらいます。

その中から出来そうな曲を生徒さんと相談して1曲決めます。

なるべく希望している曲を選ぶようにはしているのですが・・・なかなかうまく希望どうりにはいかない人もいます。

メチャ好きな曲でも演奏が難しすぎたり譜面が無かったり・・・

ドラムの譜面がない分には私が書けばいいのですが他のパートの譜面はさすがに書けないので市販のスコアに頼るしかありません。

でも・・・マニアックな曲だったり古かったりジャンルが特殊だったりすると手に入りません。

今はネットでダウンロード出来たりするので随分確率は低くなりましたが・・

今回選曲で苦労したのはここのブログによく出てくる小学3年生の男の子です。

今レッスンで練習しているのは彼が好きな特撮物の主題歌です。

この番組は私は知りませんでした。

曲は・・・メチャ難しいです。

演奏しているドラマーも有名な人です。

もちろんレッスンではその小学生に合わせて簡単にして練習しています。

練習し始めて半年以上は経ちますが。

当然譜面は無かったので私が起こしました。

相当難しい曲なのでゆっくりゆっくり練習していました。

最初のうちは苦労していましたがだんだん出来ていくうちに本人もノリノリになってきました。

今は半分くらい進んでいますが演奏はちょっとびっくりします。

その曲はテンポが速い上にキメがたくさん出てきます。

しかもなかなか難しいキメです。

簡単にしたとはいえそんなに出来るものではありません。

あんなキメを演奏する小学生は彼意外に知りません。

そんな彼が先日「発表会でる」と・・・・・

問題は当然楽譜です。

他のパートの譜面がありません。

早速ネットでも調べましたが・・・予想通りありません。

ただ・・・一昔前には考えられなかったのですがアニメや特撮物の主題歌のバンドスコアがかなりの数出版されていることです。

中には私が子供の頃見ていた物の譜面もありました。

譜面が出ていると言うことは需要があるって事ですよね。

私が若い頃にはアニメや特撮物の譜面は皆無だったはずです。

そう言えば・・アニメソングなどを演奏しているバンドがあるって事を聞いた事がありました。

それだけ数が増えているにも関わらずその曲はありませんでした。

困ったことになりました。

さすがに他の生徒さんの手前もあるので楽譜が書ける講師にその子の曲だけお願いするわけには行きません。

他の生徒さんは譜面が無いために第1希望の曲を変更してもらったりしています。

小学生に「違う曲にしない?」と言うと「イヤだ」

お母さんからも「何とかこの曲で・・・」

とても困りましたが・・・お母さんにも納得の上で講師に有料で譜面を起こしてもらうことになりました。

この曲で何とか本番はいけそうです。

それまで不機嫌だった彼が機嫌よくなったのは言うまでもありません。











































































今日のレッスン・・・・修行編

2009-03-02 08:21:11 | 神保
今年の1月にGorinMusicStudioの発表会があり無事終える事が出来ました。

もう随分前のような感じがしますが、、、

発表会の準備は去年の夏過ぎから始めました。

準備期間の始めは生徒さんと曲決めたり譜面起こしたり共演者のスケジュール押さえたり、、毎年の事ですがパニック直前の忙しさです。

発表会が無事終わるとやっぱりホッとします。

この時期はその余韻から覚めて来る時期です。

しかし、、ホッとしているのもつかの間。

5月末に私が豊田でレッスンしている教室で発表会があります。

私は豊田の楽器店でレッスンを始めて16、7年経ちますが年々参加生徒が増えていきます。

この楽器店の発表会は他の教室の生徒さんも参加されます。

GorinMusicStudioの発表会はプロのミュージシャンの中に生徒さんが入って演奏する形を取っていますがこの楽器店では曲を決めその曲をボーカル、ギター、ベース、ピアノ、ドラムの生徒さんが集まって演奏します。

生徒さんの代わりに講師が演奏する事もよくあります。

合計8教室の生徒さんが参加されるので必然と多くなります。

当然発表会も長いです。

ほぼ丸一日かかります。

でも、、、本番当日よりしんどいのはリハーサルの日です。

本番は曲を演奏して終わりですがリハーサルはその曲を2、3回演奏します。

単純計算でも本番の2、3倍の時間がかかります。

朝から深夜まで。。。

本番は次の日なのでクタクタのまま本番突入。

今年もきっと同じパターンでしょう。

私はこの2日間をひそかに”修業”と呼んでいます。

今年もその発表会の準備が始まろうとしています。