
美濃の家づと 二の巻 冬歌1
冬哥 千五百番哥合に初冬 俊成卿 おきあかす秋のわかれの袖の露霜こそむすべ冬やきぬらん めでたし。 九月尽の夜、秋をゝしみて、おきあかす 袖の涙の、霜になりぬ...

新古今和歌集の西行歌の撰歌1
1 はじめに 新古今和歌集において、西行法師は、集の撰者への与えた影響は大きく、94首撰歌、1首切出歌と最多の撰歌である。勅命者の後鳥羽院も、隠岐においての撰歌は80首と14...

西行物語絵巻 千里浜 蔵書
かくてまどひありくほどに登蓮法師人に すゝめて百首のうたをあつらへけれどい なび申て熊野へまいるみち紀伊国千里 のはまのあまのとまやにふしたりける夜の 夢に三位入道俊恵...

本居宣長の世界 和歌・注釈・思想 読書
本居宣長の世界 森話社 和歌・注釈・思想 長島弘明...

絵入横本源氏物語 賢木 目次 蔵書
絵入横本源氏物語 賢木 はじめに 1 万治本源氏物語を、1記事3ページを先ず現代ひらがなに直した。 2 どうしても読めない字は、○で表記した。特に...

西行物語絵巻 八上王子 蔵書
名をえたる山の花なればさこそはおもしろかり ける。こけのむしろのうへに岩ねに枕をかた むけてさすがにいける命のたよりには谷のし 水をむすび峯のこのみにたはぶれて 寂寞無...

絵入横本源氏物語 賢木 弘徽殿女御の立腹 蔵書
かのみかたにこそ御心よせ侍めりしを、 そのほいたがふさまにてこそは、かくて もさふらひ給ふめれと、いとおしさに いかでさるかたにても、人にをとら ぬさまにもてなし聞えん...

和漢朗詠集 草、鶴 含春歌上忠見、雑歌下清正 元禄五年版
草 白 沙頭雨染斑〃草水面風駈瑟〃波 元稹 西施顔色今何在應在春風百草頭 ...

絵入横本源氏物語 賢木 右大臣の怒り 蔵書
朧かんの君は、我かの心ちしてしぬへく 源心おほさる大"将殿もいとおしう、つゐに ようなきふるまひのつもりて人の もどきをほはんとすることゝおぼせど、 朧女君"の心ぐる...

田兒之浦從考 富士山はどこから見えるか
(富士市ふじのくに田子の浦みなと公園) 1 はじめに 田子の浦にうち出でて見れば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ ...