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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TS-700S #2 レストア その4

2010-11-06 14:39:50 | TS-700S

リアパネル交換できない・・・・・

リアパネルに謎の穴加工が施してあったので部品取り用TS-700G2の物を流用するつもりでTS-700G2もTS-700Sも両方リアパネルをバラしました。

この作業って結構大変なんです。ファイナルユニットの配線も外してバラさないといけないのです。

ところがいざ取り付けようと思ったらANTコネクターの位置が微妙に違うのです。

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バラす前によく確認すればよかった・・・・・・。写真の手前側のパネルがTS-700G2の物。奥がTS-700Sです。

「ANT」と「GND」のシルク印刷もTS-700Sにはありません。コスト削減?

結局交換はできないことが分かって元通りに組み立てました。黒いヒートシンクがTS-700G2の物の方がきれいだったので、これだけ交換してシリコングリスも再塗布して組み立てました。

組み立てのときに錆びだらけだったネジを全部新品に交換しました。きれいになりました。

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TS-700S #2 レストア その3

2010-11-06 11:51:52 | TS-700S

【機能修理】

・送信時、FMでは出力12Wくらいで音声も他の受信機で確認できるが、SSB/CWではまったく電力計がふれない。

FMに関しては送信部は大丈夫の様です。また、SSBとFMの共用部もおそらくOKでしょう。

SSBは電力計は振れませんが受信機でモニターしてみると音声は確認できます。一応バラモジ部までは動いていると判断しました。ジェネレータユニットの出力をオシロで確認するとFMとCW/SSBでは出力電圧が大きく違います。不良箇所はジェネレーターユニットであることは間違えなさそうです。さらに追っていくとどうもフィルターがおかしいみたい・・・・。通過帯域内の定損失が大きいのか?

フィルター不良だと代替が無いのであきらめてしばらく放置してました。

その後思い直して、現在正常に動いている以前にレストアしたTS-700Sと比較しながら再度調べていくと不良箇所はフィルターではなく、出力のコイルでした。

S_img_1385

コイルを部品取り用TS-700G2から拝借して復旧しました。キャリアバランスを調整して、さらに各トリマーを調整してFM/CW/SSB共に13W出力になりました。

これで送信部は完了のつもりです。2トーンでのチェックはまた後日。