2.AC100Vで電源が入らない
以前修理したIC-551とまったく同様でヒューズが切れており、電源ユニットを確認すると予想通りQ1,Q2(2SC2501)のコレクター・エミッター間がショートしていました。前回修理時に余分に手配していた2SC2752を使って修理しました。
このIC-251の電源にはMJE13003ではなく2SC2501が使われていました。
オークションに出品されていたときの説明には「電源ユニットの抵抗が焼けている。」とありました。焼けていたのはR1,R2(2.2Ω)でTRがショートした時にヒューズが溶断するより先に抵抗が燃けたか、ヒョーズが溶断した時に定格以上のヒューズを入れて再度電源を入れたために焼けたのではないでしょうか。
抵抗は若干黒くなっていますが、抵抗値は規定値で切れてはいないので交換せずにそのまま使います。
無事にAC100Vで電源が入るようになりました。
------------------------------------------------------------------------------------------------
2011.3.7 追記
その後トランジスタをオリジナルと同型番(2SC2501)が手に入ったのでに取り替えました。
足をクロスさせることもないのでこの方が良いのは明らかですから。
3.スピーカから何の音も出ない
FMモードでスケルチを回すとRECEIVEのLEDが点灯消灯するので、低周波増幅回路の不良を疑いました。低周波電力増幅の入力に指を触れてもハム音が出ないのでIC5(μPC575C2)不良と判断して交換しました。
このICは以前YAESUの受信機を修理した時にも壊れていて交換したことがありました。
アンテナを繋ぐとFMもSSBもQSOを受信することができました。受信部はおおむね大丈夫になったようです。