中型イカ釣り船が北太平洋海域で漁獲した船凍アカイカが二十七日、八戸港に初水揚げされた。相場は一ケース(十二キロ、耳とり)高値二千七百円と、前漁期末に比べて一割前後の安値。同海域出漁船は来月中旬ごろにかけて続々と帰港、一回目の水揚げを行う見通しだ。
水揚げしたのは、八戸港所属の第31八重丸(一三八トン)と第51八重丸(一八二トン)の二隻で、計一〇九・六トン(九千百三十九ケース)。北緯四〇度、東経一七〇度付近の公海上で漁獲した。一ケース十一―十五匹入りサイズが荷の中心だった。
八戸市第三魚市場で行われた入札では、一ケース十一―十五匹入りが二千四百五十円。高値は六―十匹入りの二千七百円、安値は三十一―四十匹入りの二千二百円で、全体的に安めとなった。
卸売団体では「漁があまり振るわなかったうえ、相場も思ったより低調。燃料が高騰している折、生産者にとって採算的に厳しい操業だったのでは」と話していた。
ビンチョウマグロ、カツオも
八戸港に二十七日、カツオとビンチョウマグロ計三・一トンが初水揚げされた。市場の平均単価(十キロ)は、カツオ千四百六十七円、ビンチョウマグロ千七百七十円。県南地方のスーパーや鮮魚店の店頭などをにぎわしそうだ。
水揚げしたのは、岩手県広田港所属の大目流し網船・第1稲荷丸で、漁場は三陸沖。
八戸港への大目流し網船の水揚げは、主要産地でないこともあって、例年は数回程度と少なく、今年は同日が初めてとなった。
八戸市第二魚市場には、二・八キロ前後のカツオや三・六キロ前後のビンチョウマグロ、メカジキが並んだ。初水揚げとあって、競りでは威勢のいい掛け声が飛び交っていた。
卸売業者は「カツオ、ビンチョウとも十分に脂が乗っており、おいしい。相場的にはここ数日の主要産地と比べて、カツオがやや高め、ビンチョウは形が小ぶりだったこともあって四割ほど安い」と話していた。
デーリー東北新聞2005年6月28日
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水揚げしたのは、八戸港所属の第31八重丸(一三八トン)と第51八重丸(一八二トン)の二隻で、計一〇九・六トン(九千百三十九ケース)。北緯四〇度、東経一七〇度付近の公海上で漁獲した。一ケース十一―十五匹入りサイズが荷の中心だった。
八戸市第三魚市場で行われた入札では、一ケース十一―十五匹入りが二千四百五十円。高値は六―十匹入りの二千七百円、安値は三十一―四十匹入りの二千二百円で、全体的に安めとなった。
卸売団体では「漁があまり振るわなかったうえ、相場も思ったより低調。燃料が高騰している折、生産者にとって採算的に厳しい操業だったのでは」と話していた。
ビンチョウマグロ、カツオも
八戸港に二十七日、カツオとビンチョウマグロ計三・一トンが初水揚げされた。市場の平均単価(十キロ)は、カツオ千四百六十七円、ビンチョウマグロ千七百七十円。県南地方のスーパーや鮮魚店の店頭などをにぎわしそうだ。
水揚げしたのは、岩手県広田港所属の大目流し網船・第1稲荷丸で、漁場は三陸沖。
八戸港への大目流し網船の水揚げは、主要産地でないこともあって、例年は数回程度と少なく、今年は同日が初めてとなった。
八戸市第二魚市場には、二・八キロ前後のカツオや三・六キロ前後のビンチョウマグロ、メカジキが並んだ。初水揚げとあって、競りでは威勢のいい掛け声が飛び交っていた。
卸売業者は「カツオ、ビンチョウとも十分に脂が乗っており、おいしい。相場的にはここ数日の主要産地と比べて、カツオがやや高め、ビンチョウは形が小ぶりだったこともあって四割ほど安い」と話していた。
デーリー東北新聞2005年6月28日
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