八戸市第二魚市場に二十一日、重さ一二〇キロのホンマグロ(クロマグロ)が水揚げされた。種差沖の定置網に掛かったもので、浜値二十四万円が付いた。関係者は「地元の定置網に、これだけ大型のマグロが掛かるのは珍しい」と口々に話し、ハマの朝の話題をさらった。
水揚げしたのは同市南浜漁協所属の波光丸。船主の丹波要四郎さん(73)によると、同日朝、三日ぶりに網を揚げたところ、大型マグロが姿を現した。丹波さんは「定置網漁十五年目で初めてのこと。最高の気分だった」と笑みを浮かべる。
マグロを扱う業者らに囲まれて始まった競りは、十キロ当たり一万八千円からスタート、最終的に同二万円の値がついた。競り人は「予想より三―四割高かった。身はやせていた一方、地物で型がよかったため、業者も頑張ってくれたのだろう」と満足そうな表情。競り落とされたマグロは、地元に出回るという。
三陸沿岸では先月下旬ごろから、各地で大型ホンマグロの水揚げが続き、県内でも下北沿岸などで漁獲されていたが、八戸沖ではこれが初めて。
春以降の八戸沖の定置網漁はあまり芳しくなく、関係者は「これをきっかけに、漁がまとまってくれば…」と祈るように話していた。
デーリー東北新聞社2005年6月22日
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水揚げしたのは同市南浜漁協所属の波光丸。船主の丹波要四郎さん(73)によると、同日朝、三日ぶりに網を揚げたところ、大型マグロが姿を現した。丹波さんは「定置網漁十五年目で初めてのこと。最高の気分だった」と笑みを浮かべる。
マグロを扱う業者らに囲まれて始まった競りは、十キロ当たり一万八千円からスタート、最終的に同二万円の値がついた。競り人は「予想より三―四割高かった。身はやせていた一方、地物で型がよかったため、業者も頑張ってくれたのだろう」と満足そうな表情。競り落とされたマグロは、地元に出回るという。
三陸沿岸では先月下旬ごろから、各地で大型ホンマグロの水揚げが続き、県内でも下北沿岸などで漁獲されていたが、八戸沖ではこれが初めて。
春以降の八戸沖の定置網漁はあまり芳しくなく、関係者は「これをきっかけに、漁がまとまってくれば…」と祈るように話していた。
デーリー東北新聞社2005年6月22日
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