ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

自然の要塞を越えて(ストラスブール)

2006-05-11 00:32:42 | フランス物語
むかし、ヨーロッパが森でいっぱいだった頃
旅をするには命がけ
追いはぎ、強盗、人殺し
野獣もうようよ森の中

そんななか
街は砂漠の中のオアシスのごとし
外敵から自分の集落守るため
堀や門を整備して
ほとんど城塞のよう
いざ戦いの際は
レンブラントの「夜警」のごとく
気合を入れて街とひとびとを守る

ここストラスブールは
イル川の中州、自然の要塞に囲まれた街
はるばるラインから流れが、街を守り、人を守る
そんな名残をとどめる街

今となっては、
謎の旅人、川にかかる橋を越えて
街に侵入しても
門番に止められることもなく
ただ古い街並みが
彼を迎えるのみ

(写真は観光パンフレットに掲載されていた、ストラスブールのイラストマップ)

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2 コメント

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こんばんわ (SUKIPIO)
2006-05-17 21:31:27
アルザス地方の中心都市ですね。

ストラスブールは、欧州評議会・欧州人権裁判所や欧州議会等ヨーロッパの中心的な町でヨーロッパ統合の象徴でもありますし、又旧市街地はユネスコの世界遺産に指定されたフランスの違った一面を持った都市の様に思えます。

写真でしか見れないのですが、ドイツとフランスのおそらく文化も残り、綺麗な都市と周りの豊かな自然があり、訪問したい所です。







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Unknown (jetmk43)
2006-05-19 00:53:41
アルザスは係争の地であったことから、そこが安定する事は、仏独のみならず、欧州全体の安全につながるように思われます。また文化的にも、ドイツの影響は大きく、フランスの他の都市とは、また違った魅力があります。
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