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【野点籠/道中籠】~生地選び~

2012年04月07日 | 作る:嚢物 袋物
【野点籠/道中籠】~生地選び~
自分で探した資料も合わせて、作成開始。
野点籠の生地選びは、
街着の着物で使うか色無地で使うかで、ちがってくるだろう。

〔第1案〕
 ■表生地;インドネシアの織り物(イカット織)
 ■裏地 ;綿無地
 ■内張り用生地;バティックプリント
 ■籠は、京都の国産籠
    生地は、すべて現代物

〔第2案〕
 ■表生地;龍村の名物裂
 ■裏地 ;絹
 ■内張り用生地;古布の綿
 ■籠は、京都の国産籠

龍村だと、安心は安心だが、どこにでもありそうで・・・は
野点籠は、茶籠のほど正式ではない。 

【野点用の籠/内張りの資料お借りして・・・】

2012年04月06日 | 作る:嚢物 袋物
【野点用の籠/内張りの資料お借りして・・・】
丁度、野点用の赤楽茶碗の御物袋を作り始めたところ・・・
国産の籠が手に入り、内張りの資料まで、
トントン拍子に繋がってる。

人との出会いは、不思議である。
仕覆の師匠のところには、色々な才能を持った方が集まる。
アンティークの茶籠に内張りをされた方から、資料をお借りした。
本格的!和紙まで譲って下さって・・・
(私のは、野点用の籠なので気が楽、頑張って仕上げなくては。)

また、もう少ししたら、
紐も4つ組と丸八つ組が自分で組めそうなので、
それを使いたいところだ。

問題は、内張りの生地をどれにするか?
資料によると更紗や木綿の物が向いているらしいが、
緞子の内張りも見たことがある。

こりゃあ~楽しみだ。

【お茶用/扇袋の紐は・・・】

2012年03月01日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用/扇袋の紐は・・・】
扇入れが完成したので、
紐とお茶にかかわりのある方に感想を聞いた。
「紐は、自作したら・・・」とのこと。

そうか、
既製品の紐の方が 商品の様で良いかと判断して使ったが、
それがかえって、安っぽく感じたのかもしれない。
既製の紐は、色も紫か黄色系か朱色に限られる。
龍村の裂地にはやや鮮やか過ぎるか?

 

物を作る時、
趣味の手作り的な仕上がりにならない様にと
気をつけてた考えが、判断を鈍らせていた。

時代の流れもある。
一点ものの価値、人と違う物の評価が高くなっていることも。
そしてオリジナリティ・・・

そう考えると、自作の紐は、まさしくオリジナルに近づく一歩 。
付加価値のアップにつながる。
プラスティックの笹つめも天然素なら、完全なオリジナルだろう。 

【龍村x本革/糸切りハサミ入れ】

2012年02月24日 | 作る:嚢物 袋物
【龍村x本革/糸切りハサミ入れ】

やっと見つけたハサミケース。
革製を考えていた所に、これ!
龍村の名物裂だし、サイズもぴったりです。

一ヶ所だけ、安全対策の手を加えたので、完璧。

裂地名は、花鳥梅花文錦(かちょうばいかもんにしき)
正倉院裂の一つで、奈良時代に愛用された文様のひとつ

たぶん、紳士用の櫛入れだと思う。
金属製の櫛、でしょうね、きっと・・・
赤革と龍村絹地のコンビで作られてます。

はさみ入れは、ちりめん細工などではよく見かける。
ちょっと私には甘すぎるので、と言ってエルメスの革製は、
分不相応。質実剛健のヌメ革かオーダーでしょうか
そんな時の出会いでした。

【お茶用の扇子袋】~紐と笹爪~

2012年02月23日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用の扇子袋】~紐と笹爪~
前回の扇袋につける紐と止め具を調達。
明日、早速仕上げるとしよう。

    
  
 ■表地:龍村の裂地
 ■裏地:絹の古布
 □紐:辛子色(人絹)
 □笹爪:プラスティックの白

 ■表地:バティック茶系
 ■裏地:絹の古布
 □紐:濃い紫(人絹)
 □笹爪:プラスティックの白

この笹爪、探すのが難しいですが、
意外に近所の昔からある手芸屋さんなどにひっそりと置いてある。
三軒茶屋にもありましたので・・・
なにか、ルートがあるのでしょうね。
やはり、これじゃないといけません。
(さすがに両笹爪は、見つからない。)

出来上がりが楽しみです。

【茶道の袋物に・・・】道具

2012年02月15日 | 作る:嚢物 袋物
【茶道の袋物に・・・】職人の道具
お茶用、扇袋の製作には、この小さいアイロンを使った。
(仕覆の師匠が永く愛用している道具のひとつ)

   

縫い代を割ったり、仕上げに整えたり、
なかなかの優れもの。
仕上がりの違いは、素人目にも明らか。

 ■扇子は、今年初釜でお茶の先生から頂いた龍文様
  (年の初めに干支の扇子を頂戴します)
 ■袋の裂地は、龍村の絹地
  (手縫い、絹糸使用、星止め仕上げ)

絹地、古布には、当て布を・・・
※販売致しますので、お問い合わせ下さい。

【お茶用の扇子袋】~型紙修正と龍村生地の試作~

2012年02月14日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用の扇子袋】~型紙修正と試作~
前回の型紙を一部修正した。
その型紙で、龍村の裂地で再度試作品を作成。

  
  
 ■表地:龍村の裂地
 ■裏地:絹の古布

紐をつけたら完成。
途中ですが・・・底の修正が必要。
扇子が中で動いてしまう。収まりが悪い。

【お茶用の扇子袋】~付属品~

2012年02月04日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用の扇子袋】~付属品~
試作を開始しようと思う。

布地は、仮縫いの様なものだから、綿素材。
問題は、付属品。
紐はどうするか。そしてデザインや仕様の問題。

自分で組んでみるか、市販の紐を使うか。

爪のデザインにしたいので、
試作と平行して、探してみるとしよう。

【お茶用扇子の袋/試作サンプル】

2012年02月02日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用扇子の袋/試作サンプル】

扇子の試作を検討する。
川島織物の紺色の無地、扇子を入れてサイズ確認。

 

初釜の時に納品した龍村の古袱紗。
多分、その残り生地で、扇子入れの依頼。
今月のお稽古の時に、見本の品、持参するはずだ。

この形なら、合格だろう。
後は、笹爪と紐と裏地を探しておこうか。

【国産竹の野点籠パーツ・・・】

2012年01月27日 | 作る:嚢物 袋物
【国産竹の野点籠パーツ・・・】
野点籠は、茶道の道具の一種で、
持ち運べて、どこでもお茶を点てられる簡易お茶セット籠です。
お茶碗、棗、茶杓、茶筅など小ぶりの道具が納められている。

その籠のパーツを デッドストックで発見。
京都、御室の竹で特注した籠、とのことです。

  

中国や東南アジアの籠が大半を占めているので、
国産は、貴重。

早速、野点籠を作ってみたくなり、
資料集めを始めた。

中に入れる茶碗や棗は、仕覆を着せれば・・・
自分だけの一点物。
仕覆展には、これがいいのか?などと思いを馳せる。
つながってるね。

【街のきもの姿・・・綺麗ですが粋?玄人?】

2011年12月14日 | 作る:嚢物 袋物
【街のきもの姿・・・粋?玄人?】
背の高い、若い綺麗な人のきもの姿を見た。
グレー地のきものに同系色の無地風の帯、淡いピンクの帯締め、である。

洋服なら、コンサバ系のシックなコーディネート。
しかし、きものとなると若干違和感。
どうなのか?と先輩方に聞いてみると、水商売よりの玄人の着こなし。
これから、お店に出勤?それも高級店?との感想だし・・・

「粋でもなく、お洒落でもない」、それでは、きものとしてNG。
やはり、きものの組み合わせは、難しい。
(グレーの無地、実は好きなんですが・・・)

それから、着方が綺麗過ぎなのもなんだか変な感じ。
いかにも、着付け教室で習いました、っていうか。スキが無い。
あとは、畳みに座って居なさそう。

三茶で見かけるおばあちゃんや
毎日きものを着ている70~80代の着こなしが好き。
ちょっと着崩れてて、体にきものが沿ってる様な、そんなの。

貝の口みたいな帯結びに帯締めで、帯揚げも使ってない。
なんとも自然で楽そうだ。
近くで、詳しく見ようと思ったら、
歩くのがめちゃくちゃ早くて、びっくりした。