経営者のための聖書講座

永遠のベストセラー、聖書からビジネスのヒントを学ぶ

No.85 王たちの系譜~北王国の王たち:共通点

2008-04-03 11:42:47 | 列王記
北王国イスラエルはというと、ヤロブアムの後、18人の王が次々と国を治める。
在任期間は最長がヤロブアム2世の41年間、最短がジムリの7日間とバラバラだ。
だが、彼らに対する「列王記」の紹介は一種代わり映えがしない。
在任期間の紹介の後、おおむねこのように表現されている。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
彼は主の目に悪とされることを行い、
イスラエルに罪を犯させたネバトの子ヤロブアムの罪を全く離れなかった。
列王記下14:24
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

イスラエルの王たちは、それぞれが国を一生懸命治めようとしたことだろう。
しかし、根本が上記のようであったがゆえに、国は迷走を続けた。

その間、数々の預言者が遣わされ警告を発するが、
王たちに顧みられることはなかった。

イスラエルは次第に衰退し、ついにホシュアの時代、
アッシリアに占領され、滅亡する。

聖書を読んでいるとリーダーシップの要諦は意外にもシンプルなものかもしれない
ということに気づかされる。
複雑に考える必要はないのだ。

そういえばソロモンも言っていた。

「ただし見よ、見いだしたことがある。
 神は人間をまっすぐに造られたが
 人間は複雑な考え方をしたがる、ということ」
              (コヘレトの言葉7:29)


次回以降、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、
右にも左にもそれなかった。
 列王記下22:2
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

というように紹介される
南王国ユダの数人の王たちから学んでいきたいと思う。