松岡徹の「一生懸命」

日本共産党・熊本県議「松岡徹」の日々の体験・活動、「県政だより」などを発信します。

新たなページを開いた「川辺川現地調査」

2010-09-02 16:45:13 | 日記
 毎年欠かさず参加していた「川辺川現地調査」。例年、水俣病現地調査と時間を調整しながらメイン企画はダブらないようにうまくなされてきました。今年は場所の確保の関係でメイン企画が同じ時間になってしまい、残念ながら「川辺川現地調査」のメイン集会に参加できませんでした。しかし当日の夜、関係者からの聞き取り、さらには録音したCDなどから、ほぼ全体像をつかむことができました。
 五木村の和田拓也村長がコーデイネーターとして参加されたことに象徴されるように、今回の「川辺川現地調査」は、川辺川ダム中止から、ダム以外治水、ダムによらない身の丈にあった利水、五木の再生への道すじを明らかにするものでした。基調講演した板井優弁護士が、ズバリ「ダムによらない治水、利水、地域振興策に予算をつけさせること」を強調しました。
 川辺川ダム問題に本格的に取り組み始めたのは、党南部(八代・人吉球磨・水俣芦北方面)地区委員長をしていた1990年代初めからで20年近くになります。住民討論集会の事前協議メンバーとして、熊本県議として、県議落選後と、条件は変遷しましたが、取り組みを中断することなく、「川辺川ダム中止」を追求してきました。県議会への復帰を果たし、最後の仕上げにがんばらなければと、決意も新たです。、-

行政の誤りまざまざー「水俣病現地調査」

2010-09-02 16:00:37 | 日記
 8月28・29日開催された「水俣病現地調査」に参加しました。28日は、水俣病の地域指定外である天草市倉岳の棚底での「模擬検診」、倉岳頂上からの不知火海ウォッチングでした。
 医師による丁寧な検診、弁護士による詳細な聞き取りを通じて、「水俣病」が浮き彫りになりました。学生さんなど若い参加者がうなずきながら、検診・聞き取りを凝視し、耳を傾けている姿が印象的でした。
 倉岳頂上から不知火海を見渡すと、すぐ斜め下は龍ヶ岳の大道(おおどう)です(直線で2km)。すぐ前は御所の浦です(直線で6km)。いずれも指定地域です。真向かいは水俣です。海はつながっています。魚は泳いでいます。行政の線引きがいかに不当であるかが一目瞭然でした。
 29日は、芦北郡津奈木町での「決起集会」でした。園田弁護団長、山口原告団副団長の報告は、熊本地裁和解による基本合意にもとづく全員の救済、年度と地域により救済から排除される患者の救済、不知火海沿岸住民の健康調査など、当面の対応から、すべての水俣病救済を展望した内容で、集会宣言とあわせて大きな拍手を受けました。日本共産党からは仁比聡平前参議院議員と私が出席し,仁比さんがあいさつと決意表明を行いました。仁比さんが、あいさつの最後の部分で、「松岡徹前県議の県議会議席奪還にお力を」と訴えてくれました。園田弁護団長の「仁比先生の国政復帰を願う」とのエールは印象的でした。「仁比さんを再び国会の場へ」、心が熱く燃えました。

住宅リフォーム助成と小規模工事登録制度

2010-09-02 15:32:34 | 日記
 建設業者や関係団体の方たちと会話するたびに胸が痛み、「何とかしなければ」との思いにいつも駆られます。「仕事がない」「先がまったく見えない」等々、切実です。
 住宅リフォーム助成を先行的に具体化している秋田県の場合、「景気・経済対策」として鮮明にしています。熊本県の住宅事情から見ると築30年以上の一戸建て住宅が約52%を占めており、新築が停滞するなか、住宅政策上も「リフォーム」は重要課題となっています。零細な建設業にとって「小規模工事登録制度」は仕事と雇用確保上効果的で全国に広がっています。
 8月27日、「いのちとくらしを守るネットワークくまもと」の皆さんと蒲島郁夫知事あてに、「住宅リフォーム助成制度」「小規模工事登録制度」の具体化を求める要請をしました。
 蒲島知事の「政策決定センス」が問われています。