松岡徹の「一生懸命」

日本共産党・熊本県議「松岡徹」の日々の体験・活動、「県政だより」などを発信します。

路木ダム請願2件、大震災意見書提出

2011-09-26 15:56:14 | 日記

 今日(26日)が、9月議会への請願・意見書提出の期限でした。天草路木ダム関係の請願2件の紹介議員になりました。県議会での路木ダム問題での本格的論戦の新たなスタートになります。建設常任委員会(10月4日)で論議します。

 岩中伸司議員と連名で「大震災復興と財源」についての意見案を提出しました。9月議会最終日(10月7日)の本会議で提案理由の説明・討論となりる予定です。


玄海原発視察、大型バス2台で

2011-09-26 14:16:12 | 日記

 23日、九州電力玄海原子力発電所の視察にいきました。熊本県民医連が呼び掛けたもので大型バス2台の参加でした。

 玄海原発については、文献・資料的にはいろいろ調べて6月県議会の一般質問で取り上げましたが、玄海原発のナマは観ていなかったので9月議会開会中でしたが無理して参加しました。

 それにしても、今なお安全神話アピールのオンパレードでした。


熊本港の見直し・利活用で県に提案ー今日(9月21日)

2011-09-21 13:59:45 | 日記

 6月県議会一般質問、建設常任委員会で熊本港問題を厳しく追及してきました。同時に一般質問では、「見直しと活用策の具体化を図るべき」と提起していました。

 今日はこの見地から、日本共産党熊本県委員会として、「熊本港の見直し、利活用についての提案」を県に対して行いました。内容からして、秘書課、港湾、自然エネルギー、観光各課に対応を求めました。

 長くなりますが、以下「提案」の全文です

 熊本港の見直し、利活用についての提案

 

(1)熊本港については、1577億円(県費1078億円)がつぎ込まれ(2009年までの額)、さらに約600億円の費用が見込まれています。

  これだけの投資をし、さらに巨額の財政投入が計画されている熊本港ですが、その現実は、

   流通拠点どころか、貨物便は熊本―釜山の週1便のみで、コンテナ貨物輸出入取り扱い数は県内全体のごく一部にとどまっています。コンテナ増をめざして、コンテナ1個あたりの特別の補助を実施したものの、この10年、逆に減少しています。

   フェリーは、熊本―島原間だけで、熊本―天草間は2009年3月末以降、運行休止となっています。南東部のフェリー・旅客船ゾーンは閑散としています。

   1次分譲地の分譲・リースは、8年もかかってなお4割を残している有様です。

   北部(緑地・自然環境学習ゾーン及び緑地・レクリエーションゾーン)は市民・県民の交流の場とはほど遠いものであり、雑草が生い茂り、公園は閑散としています。「夢咲島」は名ばかりで、市民・県民には忘れられた熊本港となっています。

   世界ではじめて熊本港で実用化された航路護岸(潜堤)による航路埋没防止は事実上破綻し、浚渫のための費用は毎年多額になり、加えて潜堤の嵩上げ、延長が課題となっています。

   ガントリークレーン設置のために岸壁の補強が約13億円もの費用でなされています。倉庫周辺の地盤沈下、穴ぼこなどが顕著です。岸壁、用地の軟弱さを示すもので、物流拠点としての適否を含め、全面的な調査が必要です。

   強度の地震に遭遇した際の岸壁の変動・崩壊も懸念されています。「地域における防災拠点」どころではありません。

―等々の問題点が顕在化しています。

日本共産党熊本県委員会は、熊本港については費用対効果の検証も含め、ここはいったん立ち止まって、莫大なお金を使わず、県民・市民のための活用策、観光・商業のための利活用など、熊本港の新戦略を探求することを求めるものです。現実を無視した財政投入をあらため、内発的・地域循環型の経済政策、福祉・教育・防災などの充実強化のために県財政の効果的運用をはかることを求めるものです。

 

(2)熊本港の見直し・利活用策についての提案

   10㍍岸壁など今後の新規増設については中止すること。

   取扱い貨物量を過大に設定し投資を増幅させてきた悪循環をきっぱりあらためること。

   緑地(30㌶)等は、県民・市民のために有効活用する。

1-メガソーラー施設の整備を検討すること。

広大な「未利用地」を活用したメガソーラー、風力、小水力、バイオ、地熱など熊本県は自然エネルギーの大きな可能性を持っており、熊本港用地も県の自然エネルギー推進計画上も重要な意味を持っています。

2-市民・県民の憩いの場、観光・交流の場として、「バラ園」「ひまわり園」等を検討すること。県内では、水俣エコパーク「バラ園」が展開されています。

3-2-と連動した多彩なイベントなどを熊本市などと連携し開催すること。

 

   新幹線全線開業と熊本―天草ルート再開の探求

熊本―天草ルートは、新幹線全線開業と熊本観光の重要な軸となりうるものです。天草の観光および受け入れ体制の整備も含め、熊本観光戦略の中で、熊本港をいかした熊本―天草ルートの再開・発展を探求すること。

 

(3)「熊本港港湾計画」(平成123 月改訂)(平成1411月、平成1510月軽易な変更)は全面的に見直すこと。

   「熊本港港湾計画」は以下のようなものです。その内容は熊本港の現実とあまりにもかけ離れています。県民・市民の声・知恵も集めて「港湾計画」は全面的に見直すべきです。

 

1 熊本都市圏を中心とする熊本県北部地域の流通拠点として、製品輸入やコンテナ化等の進展に対応するため、外内貿物流機能の強化・高度化を図る。

2 港湾における快適で潤いのある環境を創造するため、有明海の特性を生かした親水空間の確保及び交流空間の創出を図る。

3 港湾と背後地域の連絡を強化するとともに、港湾内の円滑な交通を確保するため、臨港交通体系の充実を図る。

4 大規模地震災害時の復旧・復興支援のため、地域における防災拠点として、緊急避難及び緊急物質輸送等の対策を進める。

5 本港周辺における水産活動の支援設備の充実を図る。

6 多様な機能が調和し、連携する質の高い港湾空間を形成するため、陸域100haと水域800haからなる港湾空間を以下のように利用する。

1 夢咲島地区南部は、物流関連ゾーンとする。

2 夢咲島地区南東部はフェリー・旅客船ゾーン及び小型船船だまり関連ゾーンとする。

3 夢咲島地区東部は、港湾業務関連ゾーン及び交流拠点ゾーンとする。

4 夢咲島地区北部は、緑地・自然環境学習ゾーン及び緑地・レクリエーションゾーンとする。

 

(4)熊本県において、川辺川ダム建設関連費用以上の財政を投入し、浚渫、潜堤の嵩上げ・延長、地盤沈下、地震対策など、今後も莫大な財政のつぎ込みが計画される一方、貨物流通、旅客運送は停滞・後退し、市民・県民からは忘れられてしまっているのが熊本港です。

熊本港へのこれまでのような無謀な財政投入をあらため、現にある「夢咲島」と銘打った人工島を市民・県民に注目され、利用され、愛される「夢咲島」に再生させる術はないのでしょうか。

原発から自然エネルギーへのエネルギー政策の大転換の時代です。自然ネルギー先進県としての熊本を実現する計画のなかで、広大な「未利用地」を活かしたメガソーラー建設など検討すべきではないでしょうか。

新幹線開業を活かした熊本観光の歴史的発展が待望されるなかで、熊本―天草の観光ルートの「運航休止」のままでいいでしょうか。

この際、熊本港問題をひとり港湾課のみの課題とせず、観光、地域振興、自然エネルギーなど多面的な角度から検討し、見直しと有効な利活用策の具体化に足を踏み出されるよう望むものです。

 


明日から代表質問・一般質問

2011-09-21 13:49:04 | 日記

 明日から各会派の代表質問、一般質問が始まります。県議会本会議の論戦です。今議会は残念ながら一般質問ができません(熊本県議会は4年間の任期中、一般質問は6回となっています。12月議会では一般質問をします)。

 本会議で黙っているわけにはいきません。一般質問終了後10分間の質疑ができます。質疑では水俣病問題をやる予定です。

 建設常任委員会で「路木ダム」「「熊本港」「建設産業対策」などをで詳しく取り上げたいと考えています。

 特別委員会は、道州制等調査特別委員会、震災・防災特別委員会です。また9月議会最終日(9月7日)午後から決算特別委員会の審議に入ります。3特別委とも重視して頑張ります。

 情報、お知恵などおよせください。


地元支部で敬老会、9月18日

2011-09-20 11:37:32 | 日記

 18日・日曜、地元の党支部で80歳以上の党員の敬老会が開かれました。支部のみんなで料理をつくって持ちよってのささやかな敬老会。

 私は、9月18日が「満州事変」(1931年)の日であったので、そのことに触れ、戦前・戦中・戦後の苦難の時代を生きk抜いてこられたお二人に、尊敬と感謝の言葉を述べました。

 お二人もそれぞれことを語られ、支部が敬老会を持ったことに感謝の言葉を述べられました。

 私を含む人生の後輩たちも、「ますます頑張るぞ」-静かなな、しっかりした決意を交し合った敬老会でした。