話の始まりが利休、切腹の日の利休の家のシーンから始まり、話がさかのぼり20年前、信長との出会いから
12年前 10年前 9年前(信長死去の年) 6年前(大阪城)と話が進む中での流れは『動』のある中にも
『静』が必ずどこかにある、そして利休の審美眼の素晴らしさをかもしつつ、現代の中では見られなくなった
日本の美学の美しさを表現していました。そして又利休切腹の日の場面に戻る。此処で利休の弟子ある宗二
が秀吉に盾突いて打ち取られる・・・・(凄い略してます)此処からが本題でした。
利休がまだ茶の道に入る前からの話が始まり、ある事情で捉えられ日本の有力者に買われるために捕らわれた
高貴な高麗からの美女を見初め、その美女を逃がし、恋をし、そして死なせてしまう・・・この一連のシーンの中で
出てくる場面が後の茶室の作りを表しているのであり利休の美意識はこの美女と共にいた漁師小屋から生まれ
出た物であろ。一日花と言われるムクゲの花をこよなく愛する高麗からの美女、帰れない位なら死を選ぶと・・・
後を追うつもりが終えなかった自身の葛藤のシーンも素晴らしかったです。
そして、最後に利休が切腹をし妻であった中谷 美紀さん、利休の心が自分では無く他の女性にあった事を
察していたにも係わらず一途に尽くした思い最後のシーンで感涙物です。
改めて日本人の美意識と言う物を考えさせてくれた作品でした。
映画って本当に良い物ですね
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