信州諏訪発 気まぐれ親父のブログ

信州諏訪を中心に観光、又はその日の出来事
本当に自分勝手なブログです・・・

利休にたずねよ

2013年12月12日 | 映画

話の始まりが利休、切腹の日の利休の家のシーンから始まり、話がさかのぼり20年前、信長との出会いから

12年前 10年前 9年前(信長死去の年) 6年前(大阪城)と話が進む中での流れは『動』のある中にも

『静』が必ずどこかにある、そして利休の審美眼の素晴らしさをかもしつつ、現代の中では見られなくなった

日本の美学の美しさを表現していました。そして又利休切腹の日の場面に戻る。此処で利休の弟子ある宗二

が秀吉に盾突いて打ち取られる・・・・(凄い略してます)此処からが本題でした。

利休がまだ茶の道に入る前からの話が始まり、ある事情で捉えられ日本の有力者に買われるために捕らわれた

高貴な高麗からの美女を見初め、その美女を逃がし、恋をし、そして死なせてしまう・・・この一連のシーンの中で

出てくる場面が後の茶室の作りを表しているのであり利休の美意識はこの美女と共にいた漁師小屋から生まれ

出た物であろ。一日花と言われるムクゲの花をこよなく愛する高麗からの美女、帰れない位なら死を選ぶと・・・

後を追うつもりが終えなかった自身の葛藤のシーンも素晴らしかったです。

そして、最後に利休が切腹をし妻であった中谷 美紀さん、利休の心が自分では無く他の女性にあった事を

察していたにも係わらず一途に尽くした思い最後のシーンで感涙物です。 

                                改めて日本人の美意識と言う物を考えさせてくれた作品でした。 

映画って本当に良い物ですね


47RONIN

2013年12月09日 | 映画

忠臣蔵を元にカール・リンシュ監督が大胆にアレンジした作品ですね。キアヌ・リーブスはじめ日本の

俳優陣も真田広之・浅野忠信・菊池凜子・柴咲コウ・赤西仁と豪華俳優陣で固められています。

外国から見ればやはり日本は神秘の国なのでしょうか?でも監督は日本人の忠誠心・奥儀などの

和の精神を表現しようとしている作品作りは素晴らしいと思います。

監督の世界観と日本人の知っている忠臣蔵とのギャップはかなりありますがそこは完全に無視して

一つの別の作品だと思えば全体的にストーリーもわかりやすく映像も綺麗でハリウッド映画らしい

派手なアクションもあり十二分に楽しめる映画だと思います。


キャプテン・フィリップス

2013年12月04日 | 映画

4年前に起きた実在の海賊ニュース、未だに海賊と言うのがパイレーツ・オブ・・・・・の世界かと思いきや

そう言えば日本も騒いでいたよな~、法改正しないと防げないとかアメリカに頼るのか!!とか…それた

文句無く面白い作品です。アメリカは「アルゴ」とか「ゼロ・ダーク・サーティー」みたいなエンタメはお得意だし

演出の巧さは手に汗握る面白さです。一部アメリカ賛美の映画だとか言う人が居るみたいですが違うと思う

この映画は海賊にならざるを得なかったソマリア人の現状も描かれているし、特に十代の若い海賊には

同情すら感じました。船長役のトム・ハンクスは素晴らしく見事なまでに船長としての心情、家族への思い

を演じ切っています。救出された後の緊張感から解かれ感情を全身で表しているトム・クルーズに涙、無し

では終れないでしょう。 もし本当に日本船舶が海賊に襲われアメリカに救出を頼んだらこれ程の(一人の

船長の救出のため)軍事力を持って対応してくれるのだろうか?決して日本の法改正に賛成している訳では

無いですがね。   少し考えさせられる映画でした。     いや~映画って本当に良い物ですね。


REDリターンズ

2013年12月01日 | 映画

昔取った杵柄?年よりの(失礼いたしました)エージェントの大活躍ストーリーさすがに観に来ている方も

年配が多い・・・・・?ストーリーはありきたりと言えばそれまでですが、前作より面白い!

フランク(ブルース・ウィルス)とマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)の掛け合いは相変わらず面白いし

カーチャ(キャサリン・セダ=ジョーンズ)はお色気担当? 

ヘレン・ミレンははお歳にながらもさすがの貫録を見せませます。車の中からの両手を広げての拳銃

ぶっ放しシーンは(予告でもありましたね)凄みすら感じました。

以外?だったのはま~韓流はあまり観ないので「イ・ビョンホン?」って思っていたけど、意外とアクション

キレキレでクールな部分と少し気さくで・・・『G・Iジョー』に少しだけ出ていましたね、そう言えば。

あっ、メアリー=ルイーズ・パーカーもまだまだ若くてキュートでした。

アクションで見せて、笑えて、スカッとするおじさん、おばさんまだ頑張れるぞ!との応援映画です。

少し出ていたね


かぐや姫の物語

2013年11月25日 | 映画

亡くなった地井 武男さんの翁役としての最後の作品となりました。ご冥福をお祈り申し上げます。

竹取物語は竹から生まれて、求婚者に真意を確かめるべく注文んを出し、月に帰って行く・・・

少し大雑把なストーリーしか記憶が無かったのですが日本最古のSF作品と言われている『竹取物語』

をどう描くのか楽しみでした。絵巻物を動かしたようなアニメーションの素晴らしさは今まで見た事の

無い物でした。では副題でついている(罪と罰)とは?罪については今一判りずらかったのですが

かぐや姫についての罰は月から降ろされ地上で翁の元に置き月から多くの金品を授け、姫を山の友達や

自然から引き離し姫を心身的に不幸にする事が月世界の罰だったのでは?

姫の幸せとはこの世界でありのままで生きる事で、都に出て不自由ない生活よりも里山で質素な暮らし

の中で泣いたり、笑ったりしていた日々が幸せだったのでしょう。どこか今の時代都会で何不自由ない

生活が本当に幸せなのか、考えさせられるところでもありました。

そして、姫を思う翁の不器用な親心に心打たれ感涙さえ流れて来ました。 良い映画です。

                                              映画って本当に良い物ですね。


悪の法則

2013年11月21日 | 映画

弁護士が悪の道に手を染めた事から始まる悲劇。元に戻りたくても戻れない・・・・・的な?

リドリー・スコット最新作、ピューリツァ賞受賞作家脚本・ブラピ他豪華俳優5人出演、これでもか!と

言わんばかりの大ヒットを予想させる映画ですが・・・・・正直余り理解できませんでした。

印象に残るのは冒頭から始まるペネロペのセクシーさ、そして荒野でのキャメロンの美しさで

この映画に対する期待度が上り過ぎたのがいけないのだろうか?

この映画の邦題を解釈するなら・・・・さんざん確認されているのに悪の道に足を踏み入れてしまい

やっぱり事の次第が悪くなってくると覚悟が足りなかった結果がこうなった。 ん~難しい映画でした。

 


31年目の夫婦げんか

2013年11月19日 | 映画

子供たちが独立し、別々のベッド・ルームで寝ているとある日妻が夫の部屋を訪れるが・・・・

その後、夫に内緒で夫婦カウンセリングを申込む妻。だが、夫は・・・・

熟年夫婦の問題って色々あると思いますが、とかく重く受け止める傾向がありますよね。何十年も

連れ添っている訳ですから問題が無い訳が無い。まして夜の性生活の事となると、それをこの映画は

どちらかと言うと楽しく、でもストレートに見せてくれています。茶化したり美化してしまうのでは無く

素直に見せてくれている、それであ~自分では分らなかったことが解決したり、深刻に考えていた

事が案外、そうでもなかったり・・・・私も熟年夫婦の仲間入りして居る様な者ですから考えさせられました

トミー・リー・ジョーンズとメリル・ストリープ演じる夫婦は違和感無く素敵でした。

                              メリル・ストリープさんはお年を取っても可愛い女性ですね


42 ~世界を変えた男~

2013年11月19日 | 映画

アメリカ、大リーガーのジャッキー・ロビンソンと言う方のお話。史実に基づいての脚本だそうです。

この方の名前は野球ファンならどこかで聞いた事のある名前だとは思いますが、これほど人間として

素晴らしい方だとは知りませんでした。昔のアメリカの人種差別がまだ完全に廃色されない中、反骨心

正しさ、凛々しさ、忍耐力、一人の黒人の青年が苦悩し葛藤する様を見事に描い当ています。

この青年だけでは無く、彼を招へいしたGMにも感動しますし彼を支えた妻にも感動します。

この映画は単に野球史に残る偉大な選手の話では無く人間の尊厳について話しているのでは

無いでしょうか?自分自身をもう一度見つめなおすと共にこれからの時代を担って行く若い方にも

是非、観て頂きたい映画です。                      いや~映画って本当に良い物ですね。


清須会議

2013年11月14日 | 映画

三谷 幸喜監督の最新作、前作 『素敵な金縛り』『ザ・マジックアワー』に比べると笑いは少ないです

が・・・・・地味ながら人間臭さが良く出た作品だと思います。いつもの三谷監督のドタバタ劇とは違い

何処かクスッと笑える所のある好感が持てました。 時代背景の史実に基づいている作品だけに歴史に

詳しい方は、なお面白いと思います。

大泉 洋演じる(猿)「羽柴 秀吉」はコミカルさがある中で各個にしだたる自身の持ち方と凛々しさ存在感抜群

妻夫木 聰さんも織田 信雄を天真爛漫な抜けた?役は良くできていました。意外だったのが麻呂メイク

の剛力 彩芽さん予告では???でしたが、お歯黒で自分の計算道理と思わせる笑いを見せた時には

一瞬引きました、(やるな~)天海 祐希さん 松山 ケンイチさん 西田 敏行さんの出番がこれだけ?

なのは残念でしたが、138分の長丁場の映画でしたが、長くは感じずもう?と感じる良い映画でした。

 


タイピスト

2013年11月13日 | 映画

田舎の女の子が町に働き口を探しに行き、保険会社の秘書に採用される。彼女の美貌で採用したのか

はたまた本当にイプの速さに先を見出したのか?しかし、タイプは指一本打ち(ワープロを始めたころの

自分みたいで笑えた)この後はもう、大体想定の範囲内のストーリー展開ですがこの展開をつまらなくするのか

面白くなるのかがポイントで・・・・・アメリカのサクセスストーリーみたいにならないところがすごく面白いです。

途中セクシーさもありほろりとさせるところあり、一寸Hなジョークあり。引き込まれました。

時代背景、音楽、演出、主演の女優の可愛らしさすべてにおいて「おお~フランス映画頑張ってるな~」と、

主人公とのバランスもとれた素晴らしい映画であっと言う間に時間が過ぎました。

期間限定では無くもう少し長く公開してほしいですね。 もう一度観に行こうかな?

                                                   映画って本当に良い物ですね


キャリー

2013年11月10日 | 映画

かなり前の映画のリメイク版ですね。ストーリーは前作とほとんど変わらない流れとなっ、ています。

特撮技術の進歩でそれなりに楽しめました。女性監督なので血に関しての意味の持たせじゃたが

かなり、思い込んでいるみたいです。

今回の主役の「クロエ・グレース・モレッツ」が正直可愛すぎて不気味さが出てこないのが難点か?

前作を知っている方には物足りないかもしれませんが、今の時代の人が観たらどうでしょう?

                      かなり面白いと思いますが。観に行って損は無い映画だと思います。


パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海

2013年11月04日 | 映画

第一作目からすでに3年経ったんですね、続編がありそうで忘れていた今になってやっとの続編ですね。

ギリシャ神話の神々と人間の間に生まれたハーフゴッドと呼ばれる少年少女達が世界滅亡の危機

から救うと言うお話。と、言いながら余りギリシャ神話は関係無い様で・・・普通のファンタジー映画

として観に行った方がよさそうです。前作もこんなだったかな~?今回の方がさらにお子様向けに

なった気がしますが?う~んDVDで見直すか? 次回作もありそうなので見に行かれる方は予習を

して観に行かれては如何でしょうか?映像は綺麗ですよ~

あ~余談ですが主演パーシーの相手役(アナベス)のアレクサンドラ・ダダリオ綺麗ですよ~


SPEC~結(クローズ)~漸(ゼン)の篇

2013年11月03日 | 映画

一月の内に前篇、後篇公開される訳ですからSPECファンとしてはのんびりとはしていられません。

早速、観させて頂きました。さすがに今までのテレビ版を含め見ていないと『一見さんお断り』の話ですね。

更に、前篇だけでは作品として成立していません。殆ど前ふりのみで後篇に期待?と、言う感じです。

ま~あいも変わらず最初から笑わせてはくれますがね、そして瀬文さんが「天」の時にはキャラが崩壊して

いましたが今回の作品で瀬文さんの本来?のキャラに戻ったのは良かったですね~

本当にこのSPECを見に行かれる方は、連ドラ、翔、天、零を見てからでないと、な~ンにも解りません。

此処で疑問です。大島優子さんのしゃっくりは何の意味があるのだろう?スペックで無さそうだが・・・・・


貞子3D2

2013年10月23日 | 映画

行くべきか・・・・行かざるべきか?さんざん迷った挙句に行ってしまいました!!『貞子3D2』前作『貞子3D』の

感想に(帰ってこなくていいよ~)ってコメントをしたはずなんだけどな~ ついつい・・・・

今回は脚本家も変わっていたので、もしや!の気持ちでっ! やはりリングとは関係ない別物だと思わざるを得ません

スマ4Dなる物はん~私の設定ミス?うまく連動してくれませんでした。連動していればコメントも変わったかもね?

前作同様お化け屋敷みたいなもので、たまにドッキリするだけで心理的に怖さが来る訳でもなく、リングの独特の

雰囲気、貞子の悲しい人物像などは無く・・・・前作よりはいい出来だと思います。


アンコール

2013年10月16日 | 映画

地方の映画館で良くある公開後の上映館の評判が良い映画の期間限定公開。 今回はアンコール。

しかし・・・初めっから言うとズルい!!この映画!老人、病気、死、音楽・・・涙腺が弱い私にはつらい

頑固な親父が何十年と連れ添った妻の為、本音で語れない息子のため、可愛い孫娘のため、

妻が通う合唱団の仲間のため、そして自分自身を変えるため、一念発起して歌うと言うお話。

病の妻と共に暮らして居る時間の流れの描写、妻が逝ってからの孤独になった一人の老人の姿

決して人が嫌いなわけでは無いが、妻の仲間と打ち解けていけないもどかしさ。仲間の大切さも

良く分かっている、妻との喧嘩のシーンも何十年とこんな事を繰り返して来たであろう描写。微笑ましくも

思うシーンでした。たまにクスッと笑えながら大半で泣けて来てしまう。

2013年一の映画でした。是非、最愛の人と観て頂きたい素晴らしい映画でした。 (妻と観たかったな)

DVDが出たら迷わず買うつもりです。    映画って本当~に良い物ですね