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講義: 流体力学 2010-01 補足:参考書 さらに勉強を進めるために

2010-04-15 | Mech Eng
 理学,工学分野の場合,学部での学習であっても,入門的な教科書,参考書だけではやはり,広さ,深さともに不十分な場合もある.

 入門的な本を有る程度読んで下地ができたら,網羅する範囲の広いもの,あるいは,細かい部分について詳しく解説されているもの,歴史的に定評のあるものなどにも目をとおしておきたい.


参考書:さらに勉強を進めるために
上記のような参考書を読み終わったあとで,さらに勉強を進めるための参考書

東大名誉教授、工学院大学名誉教授、工学院大学理事長の大橋 秀雄 先生の著作
少し古いが、機械系の学部レベルの網羅的な教科書
流体力学〈1〉 (1982年) (標準機械工学講座〈11〉)
大橋 秀雄
コロナ社

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文化勲章授章、東大名誉教授、工学院大学名誉教授 今井功先生の名著
完全流体、粘性流体、圧縮性流体の一部カバーする物理系の流体力学の教科書
流体力学 (物理テキストシリーズ)
今井 功
岩波書店

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文化勲章授章、東大名誉教授、工学院大学名誉教授 今井功先生の名著
物理系の流体力学の古典的名著:完全流体、非圧縮性粘性流体、遅い性流体、渦運動等について、物理現象と数学的モデルの対応を詳説
流体力学 (前編) (物理学選書 (14))
今井 功
裳華房

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東京工業大学名誉教授 日野 幹雄 先生の名著
日本語で書かれた工学系流体力学の定番的教科書
流体力学
日野 幹雄
朝倉書店

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講義: 流体力学 2010-01 補足:参考書

2010-04-15 | Mech Eng
 
 流体力学においては,法則や方程式も重要であるが,それ以上に,「流れの現象」そのものの,流れの運動のイメージの把握が重要であると考える.

 本来は,色々な実験や,流体現象の観察が必要であるが,カリキュラムの都合で,十分にそれらを行なうことができない場合も少なくない.
 そのような場合には,「流れの現象」やそのイメージについての理解を深めることができる入門的,啓蒙的な参考書に,目を通すことで,有る程度補うことができよう.
 また,新しい分野を勉強する場合,本格的な一冊の教科書に目を通す前に,入門的,啓蒙的な本に沢山目を通すと,頭の中にその分野の「下地」が比較的短時間で構築されるという効果がある.


参考書

様々な流体現象と流体力学について、気軽に勉強できる参考書
※版元品切れのものもあるが、古書でも入手をおすすめする。

表紙の画像なし流れのファンタジー―写真がとらえた流体の世界 (ブルーバックス)

講談社

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パソコンで見る流れの科学 CD-ROM付 (ブルーバックス)

講談社

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謎解き・海洋と大気の物理 (ブルーバックス)
保坂 直紀
講談社

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いまさら流体力学? (パリティブックス)
木田 重雄
丸善

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おもしろ話で理解する流れ学入門
久保田 浪之介
日刊工業新聞社

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飛行機のしくみ―なぜ空を自由に飛べるのかをわかりやすい絵で一発解説! (ぶんか社文庫 ひ 7-1 ズバリ図解)
秀島一生
ぶんか社

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この他にも,講義の中で随時,参考書を紹介する.
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