つむじ風

旅の途中でひとりごと

わが原風景

2019年12月12日 | Weblog

今年も終わろうとしている。

メディアの一年の出来事を振り返る報道が

目立つようになり、否応にも暮れが迫ったことを

突き付けられる。

人並みに吾も来し方を振り返る。年毎いの事だが

想いは幼少の頃へとタイムスリップする。

その地は、西から東の灘へ落ち込む南向きの斜面に

あった。その集落の戸数は10軒ほどで、今でも住んでいた

人達を記憶している。当初は電灯もなく石油ランプの灯りで

暮らしていました。電気が通じたのは小学2年か3年頃だったと

記憶している。昭和30年初めの頃のことです。

インフラの貧しさが有ったものの、自然は抱変えきれぬ程

あり文字どうり山裾がテリトリー。みかん、柿、スモモにビワ

栗、ニッキの木などもあり黙って頂戴する時代でした。

たまには、日の丸弁当ぶら下げて500m程の頂上まで一番乗りを

競ったり、途中で陣地作りをし失敬した獲得物を食べたものです。

学校から帰ると、母が畑で自家用の野菜を作っている上を、暖かい、

涼しい、冷たい季節ごとの風が吹き抜けてゆく。

終着が見え隠れする齢の今、過ぎた日の想い出ばかりが駆け巡る。

吾の原風景・・・。

              合掌

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