晩秋。
そう,来た道の長くなる程に沈みそうになる一抹の寂寥。
将来が不透明な現実と行政不信。多くの生活者が抱く不安は,目先の
少しばかりの給付金をバラマキしても消えず,今や周知の如く膨大な借
金を自分では見えない己の背中に背負っていることに絶望する。
しかし,死という終末がくるまではバラ色だろうが真っ暗闇だろうが,
日々の食を得,暑さ寒さをしのぎ生きて往かねばならぬ。孤立無援を旨
として・・・。
すべての人々の日常が今以上悪化せず,残り少なくなった08年が過せ
る様思い願いながら冬近し日に想う。
合掌