霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

「つづら」って?

2007年09月27日 | 関東の旅(東京23区)
2007年9月27日(木)
昨日に続いて今日も「ぐるっとパス」で、江戸東京博物館(両国)⇒芭蕉記念館(森下)と、回った。
江戸東京博物館は、江戸の成り立ちから武士や町民の暮らしぶりなどが、順序を追って理解できるようになっていて、とても楽しい展示だ。各国語の通訳ボランティアも待機しているからか、外国人観光客がとても多いのが分かる。
江戸町民のことがかなり理解できたところで、甘いものが欲しくなったので、清洲橋で隅田川を渡り、人形町の甘酒横丁へ歩いて向かった。いつ来ても長蛇の列をなしている「柳家」が、平日の今日は店内に行列ができているだけだったので、早速並んで鯛焼きを二つ買い求め、ぱりっぱりの薄皮からはみ出る餡を舌でフォローしながら、美味しくいただいた。
この「柳家」の向かいで見かけたのが、写真の「岩井つづら店」。前に来たときは気が付かなかったが、行李らしきものを造っているみたいだ。「つづら」と言う言葉を正確に知らなかったので、帰宅してからネットで調べてみると、「葛篭」と書くようで、日本古来からの収納具のひとつだ。素材は、竹、紙、柿渋、などで、防虫、防腐、防水性もあって、また修復も可能なために長期の使用にも耐えるなど、多くの特徴があるとのことだ。店の奥には、家紋入りの立派な葛篭が置いてあり、もう納品が近いのだろうか。しかし「葛篭」は、所謂「行李」とは、違うものなんだろうかネェ?
今日は両国界隈を歩いている途中にも、葭のようなものを一本づつ機械で編んでいる「すだれ店」にも出会したが、江戸はやはり奥深いなぁ。地方都市では既に壊滅しているものが、江戸のここ彼処にちゃんと残っているのは、とても素晴らしいことだと思う。



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