霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

「重源の郷」は、なかなかの・・・

2012年06月10日 | 山口の名所

2012年6月10日(日)

紫陽花がぼちぼち咲き始めたこともあり、何年かぶりに「重源の郷」(山口市徳地)へ行ってみた。中国自動車道徳地IC入り口からは僅か10分程度なので、自宅からだと車で約1時間程の距離だ。
ここは比較的高地の山間だからか、タイトル写真のように、ようやく咲き始めたばかりで、花自体がまだ「若い」感じの活き活きとした姿を見せてくれる。紫陽花は、花の盛りを過ぎるとすぐに見窄らしい姿になることだし、このような咲き始めの頑張って咲こうとしている様は、植物の活力を大いに感じさせてくれるのが嬉しい。

土壌の特性だろうか、ここの紫陽花は「白」や「薄青」系のものがほとんどで、よく見られる「赤」系の花は見当たらなかった。もう少し後の時節ならまた違うのかも知れないけれど・・・。

時折射す暑い日射しを、逆光から眺める紫陽花(写真下)もまた綺麗で、『もっともっと、たっぷりと雨が欲しいなぁ~』と言っているように、オイラには聞こえる。梅雨に入ったとは言え本格的な雨の季節はまだこれからだが、天からの慈雨をふんだんに浴びた姿をまた見たいものだ。


「水生植物池」には鮮やかな色のスイレンも咲いていて(写真下)、その周りを、イモリやアメンボウやカエルなどの水生動物達がうろちょろする姿が、とても面白くて見飽きない。


「文化伝承館」では、スタッフの古老がとても懇切丁寧に、俊乗房重源上人に纏わるお話しをしてくださった。それにしても、8世紀頃の東大寺の大仏建立にあたっては、近くの長登銅山(美祢市)から多くの銅を献上し、そして12世紀の東大寺再建にあたっては、この徳地の地から多くの大木が遙々奈良へ運ばれたことを思うと、古からの奈良と山口の結びつきが深かったことに、甚く感銘するのだナ。



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