ちょっと休憩

僕は完全な「週末トランペッター」であって、夜昼を問わず平日に音出しをすることはありません。
毎日練習することが上達のためにも、調子を維持するためにも大事なのは良く分かっていますが、今の僕にそんな環境はありません。
土曜日に一週間ぶりに楽器を触るというのがここ数年の僕の習慣です。

一週間ぶりに楽器ケースを開け、音を出すと唇の振動がイマイチなのが良くわかります。唇が細やかに振動せず、硬く、粗く、楽器が鳴らず、音もつややかさに欠け、粗い音です。
しかも、長時間吹き続けることが出来ません。

まさに「トランペット」ならぬ「鳴らんペット」です。

そのまま、練習を2時間、3時間・・と続けても大抵は調子がよくなることは無く、本番前には不安な気持ちでいっぱいになります。
でも大抵は、翌日の日曜日には俄然調子が良くなり、楽器も鳴りはじめ、ホッとするということがずっと続いていました。

毎日練習できないのだから仕方が無い、どうしようもないことだと諦めていたのですが、最近ちょっとした事で調子が急激に好転することに気がつきました。

それは少しだけ間を空けること、ちょっと休憩することです。

土曜日に一週間ぶりに楽器を触り、音出しを20分～30分くらいやったら、その後30分～40分くらい休憩します。
まあ休憩といっても別にゴロゴロする必要はなく、カラオケを準備したり、パソコンを触ったり、テレビを見たり、本を読んだり、庭の草刈をしたり、風呂の掃除をしたり・・要はトランペットを吹かない時間を意図的に作るのです。
すると、あら不思議、休憩の前とは別物のように楽器が鳴り始めます。
何故なのかは僕にも分かりません。
休憩している間に唇に血が通い始めるというか、振動しやすい状態になるようです。

「ニニ・ロッソのトランペット教室」というレコードの中でニニは、
「練習していて唇が疲れたと感じたら、少し休憩して音楽でも聴くといい、次に楽器を手にしたときには君の唇はさらに強くなっていることを感じるだろう・・」
といったことを書いていました。
最近、このことを実感しています。

名言だと思います。

冷や酒と名言は後から効く・・？

今年も演奏会をさせていただきます。
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Yasudaさんの小さな（チャリティ）演奏会　2012
日時　：2012年12月23日（日）会場13:00　開演14:00
場所　：福岡県古賀市千鳥北区公民館（〒811-3113福岡県古賀市千鳥4-1-3）
入場無料
お問合せ　：ciaonini@goo.jp
　　　　　（メールでお問合せ頂ければ地図等をお送りすることも可能です。）
演奏予定曲：夜空のトランペット、ジェルソミーナ、アルビノーニのアダージョ　他
出演　　　：安田実男（トランペット　歌）
＊ちょっとした飲み物（ジュース、コーヒー、アルコール類、）おつまみ、お菓子等を準備
させていただきます。ご自由にお楽しみください。（持ち込み、差し入れ大歓迎！）
＊駐車場は有りますが、くれぐれも飲酒運転厳禁でお願いします。
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