今日も気分はニニ・ロッソ

私J.Yasudaがニニ・ロッソの思い出など、思いつくままに語ります。
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ニニ・ロッソ(4)

2007年03月03日 23時51分23秒 | ニニへの回想
ニニ・ロッソの録音の多くは店頭から姿を消している。
といったことを前に書きました。

そのことは歴然とした事実なのですが、「いったいどのくらいのレコードがあったのだろう?」
と思い、とりあえず今、僕の手元にあるレコードを確認してみました。
それがこの写真です。
最近では、Yahooオークションでも、レコードもCDも出品されているもので、僕が持っていないものにはお目にかかりません。
たぶん、ほぼ国内で入手可能なすべてを僕は持っているのではないかと思います。

いったいこれだけのレコードに何曲が録音されているのでしょう?
(この量をみれば、現在の店頭のニニのCDが如何に寂しい状況かわかると思います。)
ニニのレパートリーの広さには本当に驚かされます。
また、どの曲も、ニニの強い個性の表現と、高い完成度が実現されています。

日本の曲、軍歌、ロシア民謡、フランシス・レイ、エニオ・モリコーネ、JAZZのスタンダード、ダンスミュージック、ディスコサウンド、クラシックの小品、どれを取っても(原曲のイメージとは違っていたとしても)ひとつの作品として美しく完成されています。

僕はこんなアーティストを他に知りません。

ニニは音楽を決して差別しませんでした。
ニニにとっては音楽のジャンルなどどうでも良かったのだと思います。

ニニが大切にしたものは、おそらく、たった一つだけ・・神様がニニに与えてくれたニニの個性です。

ニニのレコード、「ニニ・ロッソのトランペット教室」のジャケットにこんな記述があります。
「君は、君のフィーリングで演奏しなければいけない。
つまり君なりの個性で演奏しなければいけない、ということだよ。
君は決して私のマネをしてはいけない!
いつでも君自身を表現することを心がけて、君の感じるままに演奏しなさい。(中略)
自分で楽しみながら、君が最高に好きなもの、本当に気に入ったものを見つけるまで、いろいろ違う方法でやってみるのさ。」

きっとニニ自身もこうして自分の歌を完成させていったのだと思います。
そして、僕がソロをやるときにはいつもこの言葉を思い出します。

今日も気分はニニ・ロッソ


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