ヒゲ

ニニ・ロッソをはじめ、トランペット奏者はヒゲをはやしている人がたくさんいます。
ヒゲを伸ばしている人が多いということはきっと何かヒゲを蓄えることのメリットがあるのだと思います。

僕はもともとあまりひげが濃い方ではないので、大学生の頃ヒゲを伸ばしたことはありますが、ヒゲのメリットを感じることはありませんでした。
ヒゲをのばしたときに「納豆ごはん」を食べたら、大変なことになってしまったので、以来本気でヒゲをのばしたことはありません。

僕の想像ですが、もしかしたら汗の問題かなという気がしています。
ニニ・ロッソはあまり汗をかかない人のようで、あれだけの照明の中でトランペットを吹きまくっても汗だくになっているのを見たことがありません。

僕は汗かきなのでちょっとした照明でも汗だくになってしまいます。特に顔は汗が酷く、顔じゅうびしょびしょになってしまいます。

僕は唇が乾いていないとイヤだというタイプの奏者ではありませんが、鼻の下に汗がびしょびしょになるほど吹き出てくると、あまり調子がよくありません。
中には乾いた状態でないとイヤだという奏者もいることも事実です。そういう奏者にとっては大問題だと思います。
ヒゲを鼻の下に蓄えることで多少緩和されるのかな？
などと思っています。

僕は、真夏の炎天下で野外で演奏するときなどは、あらかじめ汗止め対策をしています。
具体的には、「塩化アルミニウム溶液」を数日前から、鼻の下に塗っています。
夜寝る前に塗って朝洗い落とすことを2～3日繰り返すと、汗が止まり、2週間ほど効果が続きます。効果が出ているうちは、塗るのをやめます。
いろいろやってみましたが、（僕には）これがいちばん効きます。塗った部分にはほとんど汗をかかなくなります。

あと、冬に暖房で、暑いときには夏に使う冷汗スプレーを使っています。これをステージの脇でシュッとやると快適です。特に正装しているときには効果的です。

話がヒゲからそれてしまいましたが、僕には漠然とヒゲに対する憧れがあるようです。
実際ニニのヒゲは良く似合っていると思います。

ヒゲをのばしてみたとき、当時の彼女にひとこと「カビが生えてるみたい」といわれたことがトラウマになっているのかも・・