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仁淀川・四国カルストジオパーク 推進協議会ニュース 第11号

2011-03-26 | 2011年2月~の記事

仁淀川・四国カルストジオパーク 推進協議会ニュース 第11号

宇宙を旅した桜「稚木の桜」開花

佐川町の稚木の桜が全国14の宇宙を旅した桜の中で一番最初に開花しました。 

この桜は平成20年5月中旬尾川小学校の児童達が採取して、(株)有人宇宙宇宙システムの手によってアメリカ航空宇宙局に届けられ、同年11月15日に宇宙へ飛び立ちました。

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                                                                                                     種子採取中尾川小児童 

 地球上空約400kmを時速約27,500Kmで飛行、地球を1時間30分で1周し、1日に地球を約16周し、8ヶ月半で地球を約4,000周し、平成21年7月31日宇宙飛行士若田光一さんがこの種子を地球に持って帰ってくれました。

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                                                                                                平成21年11月中旬日本で最初に発芽した宇宙桜

日本初、咲いた!宇宙桜!

平成21年9月7日(株)有人宇宙システムの手によって生まれ故郷の佐川町尾川へ帰ってきた宇宙桜の種子は、採取した尾川小学校の児童の手に返還されました。その後この宇宙桜の種子は、危険分散を計るため複数の機関へ分散して保管され、また一部種子は、一度冬(寒さ)を体験しないと発芽しないため、園芸研究所で冬を体験するために冷蔵庫へ入れられ、保管されました。その冬の状態を体験した種子を播種したものから、平成21年11月中旬日本で初めて5本の発芽が観測されました。 

この5本の宇宙桜はその後尾川小学校児童の手によって大切に育てられ、平成23年1月には1.35cmまでに成長しました。稚木の桜が1年2ヶ月位でこのように大きく成長する事は大変珍しいので、新聞社や放送局が取材に来て、その成長の様子を紹介してくれました。

 

 

日本で最初に咲いた宇宙桜

この桜の種子はアメリカ航空宇宙局の規程により宇宙へ旅立つときに、種子水分を完全に除去し無ければならなかったので、発芽が大変難しいと思われていたものが発芽し、平成23年3月中旬には日本で最初に宇宙桜の花を咲かせました。牧野博士が尾川で発見し、宇宙を旅した桜はその故郷の地で花開きました。この宇宙を旅した桜は3月中に尾川小学校と佐川地質館へ定植され、大切に育てられています。この宇宙桜の様子はNHK松山放送局が4月8日(金)午後8時からの「四国なぞ解き行脚~春編~」で紹介してくれます。 

是非ご覧下さい。

 

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