高知ファンクラブ

“高知をもっと元気にする”ボランティア集団、「高知ファンクラブ」のブログです。

3月20日の伊藤木材さんでの「みつばちの巣箱・現地視察」

2011-03-27 | 2011年2月~の記事

83プロジェクトの皆様、おはようございます

(BCCでPC所有の方に送信させていただきました。)

 

 

 先日(3月20日)の伊藤木材さんでの「みつばちの巣箱・現地視察」参加の

皆様、どうもありがとうございました。16名の参加でした。

都合で参加できなかった皆さんの参考になれば、幸いです。

 

 伊藤さんが、「土佐弁」で語られるみつばちの話やアメ(ハチミツのこと)

の話は、たいへん面白かったですね。

 伊藤さんは、一代で一千町歩の山の持ち主になられたそうですが、

長年の体験から生み出された蜂とのつきあい方や、採蜂・採蜜の方法、

など興味深く、たいへん勉強になりました。

 

 <伊藤語録?!>を列記してみました。

 

  ・くいつくような(かみつくような)蜂は、飼ってはいかん。

  ・蜂ばあ飼いやすいものは、ない。

  ・アメ(ハチミツ)がおいしいのは、アメに聞いてみて。

 

●以下、伊藤さんの話の概略を箇条書きにしてみました。

 (全部は、書ききれませんでした。)

 いっぱい、いろいろなことを話してくれましたが、 私の理解不足・誤り

 もあるかもしれません。

 間違っていましたら、連絡(返信)ください。

 

  ①トチの木を蜜源のハチミツが、おいしいので谷沿い(谷ぶち)に

   400本ほど、育てている。「本川」は、トチがよいそうです。

   この木から取れるハチミツは、香りもよいそうです。

   また、最近道路沿いによく植えられる「シマトネリコ」も蜜源植物として、

   いいそうです。

 

  ②ハチミツの効用のひとつ―ヤケドによいそうです。

   膝のところに熱湯をこぼした人に「ハチミツ」をズボンの上からそのまま、

   塗ってあげたが、水ぶくれにもならず、化膿もせず、大丈夫だったそうです。

 

  ③スムシ対策:

   巣箱の下部四方に板切れなどをしいて=巣箱の下部を少し上げて、

   風通しをよくする。乾燥するのでスムシ対策に効果あるそうです。

 

  ④巣箱:

   巣箱を作ったあとで、巣箱の内部・外部とも、少しこげめの

   あるくらい、焼く。

   巣箱を作る時、板と板との間は、木工ボンドで接着する。

   (木工ボンドを使っても蜂が入らない、と言うことは、ない)

   巣箱の置き場所―

     山だったら崖地など。

     周囲が伐採されたところなどは、好適地(蜂に入ってもらいやすい)。

 

  ⑤採蜜のときの巣箱の取り扱い―次のような説明でしたか?

   ふたをひっくり返し、巣箱の上部のはしに平らにかけて(乗せて)、

   その上部に蜂群をのせる。

   巣箱に戻すときは、ふたたびひっくり返して、巣箱の出入り口に

   近づけると、巣箱に自然に戻って行く。

     

 

  ⑥クマ蜂防止の網は、はらない(使っていない)。

 

  ⑦採蜜は、垂らして取る。

   円心分離機は、使わず、「ザル」を使い、その下に受ける容器を

   置いて取る。

 

★★★この日、参加された会員の須崎の三好朝男さんが、ブログに

 載せてくれました。(3月23日の記事です。)

 

 三好さん、ありがとうございます。

 

http://plaza.rakuten.co.jp/hitorisinbun/

 

 機会を作って、「現地視察」をしたいと思っています。

 

 その時には、三好さんよろしくお願いします。

 

 

83プロジェクト

 代表  根木勢介  携帯:090-2825-2069

 

 

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連載第3回 若草幼稚園「すくすくの森」と子どもたち・・・知的好奇心を育む(その2 年少児の出会い方)

2011-03-27 | 2011年2月~の記事

連載第3回 若草幼稚園「すくすくの森」と子どもたち・・・知的好奇心を育む(その2 年少児の出会い方

           高知市若草幼稚園 園長 岡林道生 執筆 〔『保育の実践と研究』(第15巻第4号)より転載〕

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3.知的好奇心を育む 

 

(2)年少児の出会い方

 

 

②身体を通して出会う 

 

 年少児は、初めてのときよりも二回目、三回目の方が「森のお約束」を集中して聞くようになります。「森」という場所を侮ってはならないということを肌で感じ、自分の身を守るためにルールは守るべきだと思うようになるのでしょう。それと同時に、目や耳や身体は森へと開かれ、さまざまな出会いを楽しむようになります。 

 

 三角広場には、草群が残されています。そこには、野の花が咲き、多くの虫たちが住んでいます。初夏から秋の終わりにかけて、ここでは生き物との出会いや発見がたくさんあり、子どもたちの好奇心はくすぐられて止みません。 

 

 年少児の様子を見ていますと、興味を持った対象物の名前を積極的に知ろうとしたり、大人の言葉に反応することが少ないように思います。例えば、すくすくの森にはビオトープがあって、色々なトンボの生息地になっており、真冬近くまで飛んでいます。

 

Kくんは、虫が大好きで、この日念願のトンボを捕まえることができました。嬉しくて嬉しくて仕様がありません。「先生、見て見て、トンボ捕まえたで。」と大喜びです。私も彼がトンボを捕まえるために奮闘しているのを見ていましたから、「よかったねー。」と一緒に喜んでいると、お母さんが走り寄ってきて、「ね、ね、Kくん、これ、シオカラトンボよ、シオカラトンボ。」と教えてくれました。

 

しかしKくんは「何言ってんだろう」という顔をして、トンボを顔の横に持っていき、ニコッと笑って走り去っていきました。Kくんのお兄ちゃん、年長児のRくんなら、「先生、シオカラトンボ捕まえたで、オオカラシオとは色が違うし大きさも違う、これはシオカラ」と教えてくれるだろうなー、と思いながらKくんの去っていく後姿とガックリされたようなお母さんに笑顔を向けていました。 

 

 

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Uくんは、以前はあまり虫が好きではなく、ダンゴムシを見せられて触ってごらんと言われても後じさりしていましたが、この日は草群に足を踏み入れ、次々飛び出す虫たちに誘われて、追いかけていました。

 

バッタがピョーンと飛ぶと同じようにピョーンと飛んで追いかけ、次にイナゴがピョンと飛ぶと同じようにピョンと飛んでいます。コオロギがピョンピョンと飛ぶとUくんもピョンピョンと飛ぶのです。誰かが「バッタ飛んだで」と言うのを聞いてから、Uくんは草群から飛び出す虫を全部「バッタ、バッタ」といって追いかけていましたが、その虫を捕まえようとする手や足や身体の動かし方は、バッタやイナゴ、コオロギの飛び方にそっくりです。まるでUくん自身が虫になったようで、とても面白くて目が離せませんでした。

 

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年少児の出会い方と言うのは、相手の動きに同調するという特徴があるようです。模倣するといってもいいかもしれません。自然と相手の動きに自分の身体を合わせているのです。

 

Yちゃんは蝶々が好きで、いつも蝶々を目に留め、追いかけます。蝶々が荻の花に止まると、Yちゃんも立ち止まってしゃがみます。そして、蝶々が飛び立つとYちゃんも蝶々のように高く低く一緒に飛んでいくのです。Hちゃんは、萩の花が風に揺れるのに合わせて、座ったまま身体を左右にゆっくりと動かしていました。まるでHちゃんが、風で揺れる花のように見えます。 

 

年少児は虫になり、蝶になり、花になり、風や雲になってそのものと同調し、親しみを持っていくなかで知的好奇心の扉を開いていくように思います。だから、「これは何?」とあまり質問してくることはありません。

 

対象物をじーっと見つめて不思議そうな顔をしているので、名前を教えたり何故なのかを話してみても、唯見つめ返されることがよくあります。こんな時、まだ知的好奇心というものはないのだろうかと考えたりしますが、そうではないのです。年少児には年少児の出会い方というものがあるのだと思います。 

 

ある時、園庭の藤棚の藤の幹にとりすがって年少児のTくんが「園長先生、僕、何か、」と尋ねてきました。「ウーン」と頭を傾けていると、「鳴くで僕、ミーン、ミーン。」「Tくん、セミ?セミやろう」「そうそう」と、せみになって遊んでいました。(クマゼミやアブラゼミとは言いません。)

 

またある時は、画用紙で作った大きな鎌を手につけて、「カマキリだぞー」と園庭を走り回っている姿もありました。新聞紙で6本の足を作って背中に貼り付け、自分の手を合わせて8本足のクモになって遊ぶ子どももいます。このような姿を見ていると、本当に年少児というのはおもしろいなと思います。

 

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HN:ちるどれん 

かしこくて、たくましい子どもに育てる(高知市・若草幼稚園の実践)

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