表題後半はあくまで冗談ですので誤解なきよう(^^;)。
平泉市。29対28の大接戦による決定は“平泉派”対“反平泉派”の戦いの様相すら呈したという事ですが、全国的な知名度という点では平泉は盛岡以上とも言えますからねえ(関東はまだしも、関西あたりまでいくと「岩手=安比」か、「岩手=平泉」という感覚でしょう)。
ま、対抗馬「磐井市」が中庸すぎてピンとこなかったのも敗因だと思いますよ。広域の郡名を使うパターンは今のところかなり多いのですが、あんまり広い範囲を指し示す地名を使うのは、結局個性に欠けると思います。
かといって全くの新呼称、それもひらがなやカタカナを使ったものもなんか好きじゃないですが。「心機一転やっていこう!」の気持ちはわかるし、既存のどこかの名前を使うと平等じゃないような気もするんでしょうが・・・。
そんな事を考えながらネットで全国の合併情報を読んでいて、おもしろいなと思ったのが「那須塩原市」。東北新幹線の那須塩原駅の名前が新市名になった感じがするのですが、この那須塩原駅、新幹線ができる前は「東那須野駅」という名前だったんですよね。
できた当初は「那須塩原って言われてもピンとこないなあ」と言われていた駅名が、22年を経て市名に選ばれるくらいに認知された。時間と共に許容されていった過程を思い浮かべると、非常に興味深いところです。
「南アルプス市」は、大丈夫でしょうかね。きっとそのうち「北アルプス市」「中央アルプス市」ができるだろうし、そうすると今度は「南中央アルプス町」とか「東南アルプス町」ができてきて、あの辺一帯“アルプス”だらけになったりして・・・。
★
全く競馬に関係ないですね。では無理矢理関係ある方向へ。
「テレトラック種市」がある種市町と、おとなり大野村とが合併してできる新町名が「洋野(ひろの)町」に決まったそうです。
「テレトラック山本」がある秋田県山本町は、周辺6市町村と合併するのですが、新市名「白神市」の是非を巡って住民投票なども行われるとか。
新市名でもめていると言えば「テレトラック安代」のある安代町・松尾村・西根町。新しい名前に「八幡平市」を選んで、秋田県などと綱引きが続いています。
「テレトラック田舎館」のある田舎館村は、周辺市町村と共に参加していた合併協議会が7月に解散しましたね。
そういう状況だからといって「テレトラック洋野」とか「テレトラック白神」だとかになる事はないと思いますが、地元側が変えてくれと言ってくれば変えないわけにもいかない気がします。“平成の大合併”の余波は、こんなところにも出てくるんですね。
とまあ、長々と書いてしまいましたが、今回のお話は「自治体財政競馬」という地方競馬の大前提が、枠組みからしてどんどん変わっていこうとしているのに、競馬の方は全然変わらなくていいのかな?って事です。
『自治体の財政に貢献するからこそ、競馬は刑法の特例で除外されて存在できる』。じゃあ自治体って何?これからどうなるの?競馬の存在意義を特定の行政区分の枠に留めるのは、ごく近い将来には不可能になるといっていいのではないのか?枠の方が大きく変わるんだから、中身の方も大きく変わってもいいじゃないでしょうか?
こんな事を書いていると、こんなニュースや、こんなニュースがありました。前にも書きましたが、こういう動きは発想が“自治体競馬”の枠内に留まっていてはありえないんですよね。商売でありサービス業であると認識しないと。
雇用の確保とか文化的価値とかは、ひとまず二の次にしていい思いますよ。競馬がいかに産業として魅力あるものか、いかに商品として売れるものか。そしてそこにどんな可能性を見いだせるか。“自治体財政競馬”では縮小再生産のメビウスの輪から、いつまでも抜け出せないままだと思います。
平泉市。29対28の大接戦による決定は“平泉派”対“反平泉派”の戦いの様相すら呈したという事ですが、全国的な知名度という点では平泉は盛岡以上とも言えますからねえ(関東はまだしも、関西あたりまでいくと「岩手=安比」か、「岩手=平泉」という感覚でしょう)。
ま、対抗馬「磐井市」が中庸すぎてピンとこなかったのも敗因だと思いますよ。広域の郡名を使うパターンは今のところかなり多いのですが、あんまり広い範囲を指し示す地名を使うのは、結局個性に欠けると思います。
かといって全くの新呼称、それもひらがなやカタカナを使ったものもなんか好きじゃないですが。「心機一転やっていこう!」の気持ちはわかるし、既存のどこかの名前を使うと平等じゃないような気もするんでしょうが・・・。
そんな事を考えながらネットで全国の合併情報を読んでいて、おもしろいなと思ったのが「那須塩原市」。東北新幹線の那須塩原駅の名前が新市名になった感じがするのですが、この那須塩原駅、新幹線ができる前は「東那須野駅」という名前だったんですよね。
できた当初は「那須塩原って言われてもピンとこないなあ」と言われていた駅名が、22年を経て市名に選ばれるくらいに認知された。時間と共に許容されていった過程を思い浮かべると、非常に興味深いところです。
「南アルプス市」は、大丈夫でしょうかね。きっとそのうち「北アルプス市」「中央アルプス市」ができるだろうし、そうすると今度は「南中央アルプス町」とか「東南アルプス町」ができてきて、あの辺一帯“アルプス”だらけになったりして・・・。
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全く競馬に関係ないですね。では無理矢理関係ある方向へ。
「テレトラック種市」がある種市町と、おとなり大野村とが合併してできる新町名が「洋野(ひろの)町」に決まったそうです。
「テレトラック山本」がある秋田県山本町は、周辺6市町村と合併するのですが、新市名「白神市」の是非を巡って住民投票なども行われるとか。
新市名でもめていると言えば「テレトラック安代」のある安代町・松尾村・西根町。新しい名前に「八幡平市」を選んで、秋田県などと綱引きが続いています。
「テレトラック田舎館」のある田舎館村は、周辺市町村と共に参加していた合併協議会が7月に解散しましたね。
そういう状況だからといって「テレトラック洋野」とか「テレトラック白神」だとかになる事はないと思いますが、地元側が変えてくれと言ってくれば変えないわけにもいかない気がします。“平成の大合併”の余波は、こんなところにも出てくるんですね。
とまあ、長々と書いてしまいましたが、今回のお話は「自治体財政競馬」という地方競馬の大前提が、枠組みからしてどんどん変わっていこうとしているのに、競馬の方は全然変わらなくていいのかな?って事です。
『自治体の財政に貢献するからこそ、競馬は刑法の特例で除外されて存在できる』。じゃあ自治体って何?これからどうなるの?競馬の存在意義を特定の行政区分の枠に留めるのは、ごく近い将来には不可能になるといっていいのではないのか?枠の方が大きく変わるんだから、中身の方も大きく変わってもいいじゃないでしょうか?
こんな事を書いていると、こんなニュースや、こんなニュースがありました。前にも書きましたが、こういう動きは発想が“自治体競馬”の枠内に留まっていてはありえないんですよね。商売でありサービス業であると認識しないと。
雇用の確保とか文化的価値とかは、ひとまず二の次にしていい思いますよ。競馬がいかに産業として魅力あるものか、いかに商品として売れるものか。そしてそこにどんな可能性を見いだせるか。“自治体財政競馬”では縮小再生産のメビウスの輪から、いつまでも抜け出せないままだと思います。