みちのくレースのおたのしみ

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馬インフルエンザ続報/25日からは開催へ

2007年08月22日 | 岩手競馬
 ちょうど今頃、記者発表が行われているはずです。
 馬インフルエンザ陽性馬3頭が出た、と伝えられた岩手競馬ですが、対策をとった上で25日からの開催を予定通り行うと発表しました。



 私のスタンスは何度か書いているとおりで「とうの昔に広まってしまっているのだから、調べたら出て当たり前」。なので、岩手で陽性馬が出たのには特に驚きはありませんでした。

 今週末の開催はどうなるのか、さすがに1週間3日分は無理かな、と思いましたが、JRAが今週末開催すると発表した時点で、それなら岩手もやる方向になるだろうな、と感じました。これも驚きは無し。



 まあですね、JRAがやると発表する前後、「感染しているのにレースに出して影響はないのか」という疑問の声が出ましたが、私の大幅に個人的な想像ではインフルエンザが蔓延しはじめたのは昨日今日じゃなくて、もっと前なんだと思うのですよ。恐らくは陽性馬・感染馬に気付かないまま何回か開催週を過ごしてきたんではないでしょうか。
 もしかしたら、今何ともないように見える馬だって、何日か前にやられてそして回復していたのかもしれません。私たちは“今まさに拡がりつつある”状況ではなく、“ある程度拡がりきった最後の段階”になってようやく気付いただけなのかもしれない。それで特に何ともなかった。だったら現実的な問題はないや、ってことなんじゃないのかなと。

 「もう感染し切っている状況」だという前提であれば、選択肢として挙がるのは「ウイルスが完全に終息するまで何週間かかっても待つ」か「現実的な問題がないという事にして今すぐ再開する」の二択ですからね。
 ま、もの凄く政治的な決着だなとは思いますが、完全終息を条件にするとあまりにもハードルが高くなるし・・・。

 ただ、JRAや岩手がやるといったのはあくまでも自分の縄張りの中の競馬だけです。交流レースだとか馬の転出入が以前通りになるには、これはかなり時間がかかるのではないでしょうか。自分のレースは思い切ってやるだろうけど、こういうところは厳しくなるでしょう。やっぱり。



 岩手では明日、陽性馬の出た厩舎の全頭を検査するとの事。他地区に遠征した事のない、最近はずっと牧場に出た事もない馬が感染していたのだから間違いなく他の進入ルートがあったでしょう。本気で調べたら陽性馬は増えるでしょうが、もうそれで一喜一憂しない方がいいと思う。

 あとは、元々夏に蔓延するような病気じゃない。猛暑のおかげで季節はずれの蔓延をしてしまったのでしょうから、涼しくなって馬が体力を取り戻して、感染している馬が発症しないよう、発症しかかっている馬がひどくならないよう、いい方に進んでくれる事を期待しています。

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