みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

調教が始まりました

2006年02月24日 | 岩手競馬
 3月24日からの特別開催までちょうど1ヶ月となった今日、盛岡・水沢両競馬場においてコース開きが行われました。
 ここ数日のコース整備の成果と、岩手県地方に暖かい日が続いたおかげもあって、つい10日ほど前まではこんな感じだったのが、今日はこれくらいになっておりました。

 例年のコース開き時に比べると、やはり今年の寒さが厳しかった分、砂の状態が良くなくてかなり固い状態だそうですが(装蹄師さんが「蹄鉄の減りがめちゃくちゃ早い」と嘆いていました)、それでも多くの馬がコースに出て、久々の広いコースの感触を味わっていました。

 厩舎地区を歩いていると、乗り運動やら引き運動やら、2歳の馴致やらと、あちこちで活発に活動しているのが目に入ります。コース開きと共に厩舎の作業もほぼ平常通り(朝の開始が遅めですが)になりました。
 こうして厩舎の作業が本格的に始まったのを見ると「いよいよ春だなぁ」と感じます。まだまだ雪があちこちに残っているし、3月になってもきっと1度や2度は大雪が降るんでしょうけどね。やっぱり春到来、です。



 女子フィギュア。朝起きたらちょうどコーエン選手が滑り始めるところでした。コーエン選手、スタートポジションに立って曲が始まるまでのほんの数秒の間にどんどん自信の色が消え、不安げな表情になっていったように見えました。開始直後の転倒は、やっぱりな・・・。場数を踏んだ選手でもそうなるんだなあ、と思わされましたね。
 荒川選手はこの大一番で自己ベスト得点を叩き出したのが凄い。ただ、あとに滑った村主選手・スルツカヤ選手と、この3人の滑走順が違っていれば、細かい点差もまた変わっていたのでは、とも思います。

 さて今晩は大好きなフィギュアエキシビジョン。時間がわからんのでとりあえず録画だけセットして網を張っておこう。
 土曜の夜はアルペン男子スラローム。メダルに届くような一発の滑りができるのは佐々木明でしょうが、私は皆川健太郎の滑りに注目しています。五輪前のWC2戦がめちゃくちゃ好調でしたからね。板がアトミックだから、サロモンの佐々木よりも余計に応援したくなるんですよねえ。果たして。



 ああそういえば、RAICH Benjaminのことを私はずっと「ベンジャミン・ライヒ」と読んでおりました。先日GSを見ていて「ベンヤミン・ライヒ」と読んでいるのを聞いて「??」。と思っていたら、トリノ関係のニュースではほぼすべて「ベンヤミン」になっているようです。
 うー、Jスカイでは「ベンジャミン」と呼んでいたと思うし、スキー雑誌なんかでもそうだったはずなんだけどなあ。
 あ、今調べたら、アトミックのニュースリリースでも「ジャ」だ。
 なんか「ベンヤミン」の「や」の所、妙に力が入らない気がしてなりません。オーストリア南部の人だし、ドイツ語読みで通すなら「ベニヤミン」の気もする。

 あー、こんな事を考えていたら、昔いたF1ドライバーの「エリック・コマス」って、フランス人だから語尾のSは読まないはずで、「エリック・コマ」なんじゃないかなと、ずっと悩んでいたのを思い出した。

 脱線ついでに、冬の五輪は北欧や東欧系の選手が多いせいか、一見「どう読むの?」という名前がたくさん出てきます。男子アルペンもその例にもれず、たくさん「?」という人がおります。「MOELGG Manfred」とか。皆さんも中継をご覧になる際は、ぜひ選手の名前をどう読むのか考えてみて下さい(^^;)。

春めいてきたけれど

2006年02月23日 | 岩手競馬
 最近、「このブログがちゃんと開けない」と言われる事があります。
 自分の環境ではwinでもmacでも読めていたので全く気にしていませんでしたが、言われる症状からするとCSSファイルが読み込めない時にそうなってしまうようです。
 で、調べてみると、どうも今の形のテンプレートの、今の色だとバグが起きやすい模様。もう少し落ち着いたら修正しようと思います。



 さて、オリンピック。メダルが取れない取れないと言われますが、こんなもんじゃないですか。プレオリンピックシーズンの間、世界大会レベルで、本物の強豪相手に安定した実績を作っていた競技は、それほど多くありませんでしたから・・・。
 注目の女子フィギュアフリー。明日の早朝ですね。金は難しいでしょうが、銀・銅を取るチャンスはあると思います。早起きするかな・・・。

 女子カーリングの活躍も見ていて楽しかったですが、NHKの中継にもさすがだなあ、と思わされました。
 むかーし、アルベールビルの時も、男子ノルディック複合団体でジャンプが1位になると即翌日の距離を生中継決定、そして距離の試合中は、リードを守って1位で逃げ続ける間、本来予定の番組を次々変更してまで生中継していました。おかげで荻原兄の金メダルゴールシーンを見る事ができたのですが、こういうところが、なんだかんだ言ってNHKの底力ですよねぇ。特にスポーツイベントでは意外な選手・競技が活躍する、って事が珍しくないのですから、柔軟に編成できるのは偉い。
 民放であれをやると担当各部署が軒並みひっくり返るでしょうね(^^;)。CM無いのはこういう時いいなあ。



 ようやく競馬の話題です。といっても近況報告、くらいですが。
 まず、3月の特別開催が24日(金)から27日までと、正式に発表されました。競馬会館買い取り問題が揉めそうな今、この4日間の開催がどういう形で終われるかに注目が集まります。この時から3連単を導入できていれば、と返すがえすも残念。

 あ、その前に、今日から県議会の本会議・一般質問が始まります。競馬の話は当然出てくるでしょう。
 また3月19日には奥州市長選があります。水沢競馬場周辺では“誰々は競馬許容派だけど、誰それは反対派だ”と、非常にナーバスに瀬踏みをしております。結果次第では、いったん収まったかに見えた存続問題が再燃するやもしれません。

 ま、全部政治の世界の話なんですけどね。現場の事・ファンの事とは別次元で進んでいるような気が、ねえ・・・。



 昨年から怪我で治療中だった坂口騎手ですが、今週から現場に戻ってきたそうです。阿部騎手は退院しましたが、まだ片足しか使えない状況の模様。現場復帰にはもう少し時間がかかりそう。
 坂口騎手復帰ということで、高知の新人王に誰が行くか混沌としてまいりました。いや、自分だけが混沌としているのかもしれませんが。
 いずれ今回は、今までのような希望や推薦者から選ばれるのでは無く、高知側で選ぶのだそうで、28日に発表されるまで誰になるか分かりません。東北枠はあるから、誰かは行けると思います。

トリノ五輪、見てますか?

2006年02月16日 | 岩手競馬
 オリンピックたけなわですが、皆さんはご覧になっていますか?ヨーロッパの、それも現地のゴールデンタイムに行われるために日本では深夜の中継で、なかなかつらいですよね。
 私の楽しみは女子フィギュアとアルペンの回転です。特にアルペンはJスカイスポーツを契約して予習したので、見る態勢万全で挑めます(笑)。ベンジャミン・ライヒって笑うと若い頃のシュワルツネッガーみたいだな、とか、カレパランダーって007に出てきたジョーズ男みたいだな、とか、そんなしょうもない事ですが。



 今日発表されたJRA騎手試験の結果。驚きましたねえ。岩田騎手が合格したのに、吉田稔騎手は不合格。
 「5年の間に年20勝を2回」の条件は確かに特例であって“それで決まり”という事じゃ無いのですが、それでもほとんどの地方競馬騎手にとっては非常に高いハードルなわけで、それを乗り越えてもなおかつ二次で、それも現役の騎手にとってはあたりまえな内容でしかない二次試験を使って選別されるとなると、厳しいなと思いますね。
 すでにこの報を聞いた地方競馬の騎手の間では「これはJRAの、これ以上地方の騎手を入れないよ、というメッセージなのではないか?」という見方が出ています。
 “次”と言われている内田博騎手は、まあ関東圏から初めてになるしバックボーンも強いから大丈夫だろうけど、その後は・・・、と言うことなんですが、確かに何人も特例のラインにとどくわ、平気で一次から突破して来るわ、ではたまったもんじゃない、と言うことなんでしょう。

 ま、これでまたぞろJRAの騎手免許というものが「レースで騎乗できるという技術水準」を示すものなのか、「JRAのレースに自由に乗れる許可証」みたいなものなのか、それともある意味「JRAのシステムの中への就職を認めるもの」なのか、という議論が出てくる事になるでしょうね。



 さて、マカオで騎乗している陶騎手ですが、2月12日に5鞍、14日に6鞍の騎乗があったのですが、残念ながら初勝利はならず、4着が最高という結果に終わりました。
 うーん、14日はけっこう評価の高い馬に乗っていたし、得意のダートだし、期待したんですがねえ・・・。
 ここで奮わなかったせいか、次回18日の騎乗数が3鞍に・・・。厳しいなあ。なんとか人気薄を上位に持ってきて、残り少ない騎乗日の中でいいところを見せてほしいなと思いますが・・・。なんとか。



 来年度の重特日程を見たところ、レースにはほとんど変化無く、少なくとも1着賞金も変わっていませんでした。まだ変更が入る可能性があるのでなんともいえませんが、とりあえずホッとしました。

 3月の後半にある特別開催の予定も決まったようです。重特は組まれませんが、4日間の内3日間にA1エクセレントが組まれます。3歳のレースはなしで、古馬だけのレース構成になりました。
 また、これに備える形で3月15日に能力検査が行われます。例年からすれば2週間ほど早いスタート、という感覚ですね。

いや~ 惜しかったね!!陶騎手

2006年02月08日 | 岩手競馬
 マカオに遠征中の陶文峰騎手ですが、7日の7Rで実に惜しい!!!2着に入りました。

 このレース、10番の「啓明星」BrightStarに騎乗した陶騎手、スタートで一瞬両側の馬に挟まれかかるもそこは上手くやり過ごし、流れに乗って中団やや後方を追走します。
 人気の2頭が競り合いながら後続を引き離す展開でしたが、直線に入って1番人気の2番「寶樹好盈」が失速。競り合っていたもう一方の3番「如日方中」が抜け出します。
 これでレースが決まるかと思われた時、ぐんぐん伸びてきたのが「啓明星」!4コーナーで内に突っ込むと他と明らかに違う脚色であっという間に差を詰めます。3番に追いつき、並んで、抜け出した!?と思ったところがゴール。
 勢いが全く違うし、ゴールを過ぎたところでは完全に交わしていたので勝ったと思ったのですが、ストップモーションを見るとなんと、10番が首を上げ、3番が首を下げたその瞬間がゴール板・・・。その前後はずっと10番の首が前に出ているのに・・・。

 もう本当に惜しい2着だったのですが、しかしこの「啓明星」、単勝オッズ99倍、出走12頭中当然最低人気の人気薄だったのだから立派です。
 3連単は1着・3着が比較的人気上位にもかかわらず1000倍超。これで陶騎手が勝っていたら、3連単や重勝(前後のレースの1着を当てる馬券)はいったい幾らになっていたのでしょうか・・・?(次の8Rも人気薄が勝ちましたし)

 現地の陶騎手に電話で聞いたところ「自分でもあんなに伸びると思いませんでした。ゴールした時はどっちが勝ったか分からなくて、“勝ったかな?”と思ったんですけど、そのうちむこう(3番)の馬の方に人が集まりだしたから“あ~、あっちが勝ったのか”と。でも調教師に“よく走らせたな”って褒められました」とのこと。
 何より良かったのは「これで周りの見る目が変わりました。声をかけられるようになったし。おかげで次の開催の騎乗が一鞍増えましたよ」という事だそうで、ようやく出てきた手応えに話す声も嬉しそうでした。

 次は少し開いて12日。その開催は芝ですが、その次の14日は陶騎手も「やっぱり乗りやすい」というダート。初勝利を期待したいところですね。

 この7レースの映像はこちらで見る事ができます。どれが「啓明星」か、直線に入るまで全然分からないんですけど(苦笑)、ぜひ。



 さて、先日のブログで新人王争覇戦の事を書きましたが、今日NARより、開催決定のリリースが流れてきました。期日は3月20日、例年同様黒船賞の日です。「免許取得後3年以内」と書いてあるところを見ると、条件は変わらなかったのかな。岩手から選ばれればいいんですが。
 これ、行きたいなあ~。


ちょっと遅くなりましたがM&K/他

2006年02月06日 | 岩手競馬
 ちょっと遅くなりましたが、先日まで九州で行われていたM&KジョッキーズCの話題から。その総合成績がこちらに掲示されています。1位は佐賀の“勲”、山口勲騎手で、岩手の関本淳騎手が惜しい2位。第3戦まで好調だった佐賀の安東騎手は、残念ながら最終戦が競走中止で涙をのむ事になってしまいました。



 岩手と九州で行われていますこのM&KジョッキーズC、九州ではこうやってポイントをつけて表彰し、その上佐賀・荒尾の両競馬場に跨ったイベントとして盛り上げて頂いているんですが、HPでの取り上げ方等も見るに、岩手の方は盛り上げ方が物足りないな、という気がして仕方がありません。

 03年にはサイン会があったりして、九州の騎手の皆さんと直に言葉を交わす事ができましたが、05年はそういうイベントもなかったし。

 岩手でもポイント制を取り入れるのは、そんなに難しい事ではないと思うし、一人一人のレベルで調整ができないのだったら、岩手・荒尾・佐賀の3県の争いにして、総合ポイントが高い地区にトロフィーか何かをあげればいいと思うんです。で、甲子園の優勝旗みたいに勝ったところが持ち回ると。
 岩手のM&Kで佐賀チームが優勝したら、トロフィーを佐賀チームが持って帰る。翌年の九州場所では岩手チームが奪還に乗り込み、それを守る佐賀チームと激しい闘い。荒尾チームは、佐賀とタッグを組むかそれとも漁夫の利を狙うか・・・。なんて事になれば、これだけで何年か楽しめそうなんですけどねえ。
 そもそも九州でのM&Kを場外発売しない日があるのはどうか?そりゃ、好きな人はネット投票で買うんだろうけど・・・。

 今年は、もし公式にイベントが無くとも、せめてテシオでなんかやろうと考えています。冠レースの応用でなんとかならないかなあ。



 遠征騎手情報です。
 まずマカオの陶文峰騎手は、2月4日に4鞍騎乗して7着が最高でした。次回7日の開催でも4鞍に騎乗。今度はダートだし、条件が合いそうな馬もいるので好成績に期待。
 九州組では2月4日の佐賀競馬から遠征組の騎乗がはじまり、早速高松亮騎手が4日の6Rで優勝しました。山本兄弟に馬が回らないようなのが心配。



 さて、既に噂が流れておりますが、千田和江騎手が免許返上・引退という事になりました。本人には話を聞いてないので、詳細はまた後で、という事にしたいと思います。来年も荒尾に行くのを楽しみにしてたんだけどなあ。

 これで02年秋デビュー組が、4人とも騎手を辞めてしまいましたね・・・。