みちのくレースのおたのしみ

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東京盃 マンボツイスト4着!

2005年10月08日 | 岩手競馬
 10月5日に行われた東京盃。マンボツイスト頑張りました。
 地元専門紙では全くの無印(3紙見たけども△の一つもついてなかった)で人気も14番人気。直前まではブービー人気。それでいて直線は「おおっ!?外からマンボツイストだ、マンボツイストがぐんぐん伸びてくる!」と連呼されるほどの走りで見せ場を作ったのですから、本当によく頑張ってくれた、大健闘だったと言っていいでしょう。

 レースに向かったマンボツイストは、間隔を開けてじっくり調整できた上に輸送も順調に乗り切れて、レース前の状態は絶好調といっていいだけのものがありました。
 私は、掲示板くらいなら十分にあり得る。それ以上となるとちょっと恵まれないといけないが、あり得ない事ではないと考えていました。なので、4着という結果はまず期待どおりかそれ以上と思っています。行ったかいがありました。
 どうせなら8-16の馬複がハマってくれればもっと良かったのですが、それは欲張り過ぎというものですね・・・。



 なんでマンボツイストが短距離なのか。栗駒賞では私も「ええ~?」と思ったし、陣営も実際の所、中距離の適当なレースが無いから仕方なく、という面が多分にあったようです。

 でも、過去の成績を振り返ってみれば、デビュー戦では芝の1400mという条件を選んでいますし(3着)、その後全日本サラ2着だとかかきつばた記念4着だとか、短い距離でも好走していてかつ、中距離よりもむしろ大崩れが少ない事が分かります。

 また、JRA時代から“凄く切れる馬”ではなくて“勢いで押し切る”タイプでしたが、短距離ならスピードを活かして一気に行けるので、より楽に走る事ができるしこの馬の勝ちパターンにも持ち込みやすい。
 ちょうど、同じキングマンボ産駒のスターキングマンのように、生粋のスプリンターではないけれども、スピード能力が高いおかげで短距離もこなせるタイプなのだと思います。

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 マンボツイストの次走は、今のところJBCスプリントが有力です。今年は名古屋競馬場で行われますので「スプリント」と言っても1400mの条件。そして今のマンボツイストにとっては『右回り・小回り・平坦の1400m』はベストと言っていい条件です。
 年齢的にもこれからそうそうG1出走のチャンスはないですし、ベスト条件の、となるとこれが最後かもしれません。ここはぜひ出走する姿を見てみたい。

 ここで問題は、父が外国産馬のキングマンボなので、JBC競走出走の場合追加登録料が必要になる場合がある、という事。
 伊藤調教師もこの話になると「うーん、そういうのを払えと言われると、馬主さんはどうだろうなあ」と腕組みをしてしまうし、私もこれが難関だなあと思っていたのですが(実際払うとなると、JBCスプリントの1着賞金の2%、つまり160万円が必要)、ふと見るとマンボツイストは盛岡のJBCクラシックに出ているではないですか。そしてJBCの規定によれば「過去に追加登録料を払った馬は出走可能」とあるのです。
 レースが違うし、当時と馬主名義も変わっていますが、一度は支払っている事には変わりない。それで何とかならないかなあ。どうなんでしょうか?JBC協会様。