みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

JBC関連のお話など

2004年11月15日 | 岩手競馬
 えー、表題の話に行く前に遠征馬のニュースを。12月1日、浦和競馬場で行われる浦和記念G2にウツミジョーダンが選定されました。鞍上は当然ながら小林俊彦騎手です。また、補欠にはデンゲキヒーローが選ばれています。
 小回り・左回りの2000mという条件ですが、今のウツミジョーダンにとってはあまり関係ないでしょう。充実一途という今シーズンの成績ですから好勝負を期待したいですね。
 ウツミジョーダン・浦和という事で「行ったきり帰ってこないのでは?」と心配されるむきもあるでしょうが、今回の遠征は別に移籍前提という事ではないそうですのでご安心を。
 デンゲキヒーローが出走できればおもしろいと思うのですが、あと2週間ほどだし、もう一頭の選定馬が遠征慣れしたミツアキサイレンスだし、微妙だなあ・・・。

 それともう一つ。先日のひまわり賞を勝ち、ビューチフル・ドリーマーCで2着に入ったグローリサンディが岩手に転入しました。盛岡の葛西勝幸厩舎です。馬主さんつながりですね。この冬はどういうふうに使っていくんでしょうか?遠征中心かな??



 今回はなかなか書けずに(書かずに?)いたJBC関連のお話を。といっても2つのG1の話は皆さんもうご存じでしょうから、JBC前日にあった全日本リーディングジョッキーと、JBCの前に行われたTCKディスタフの話題をお伝えしようと思います。

 小林俊彦騎手が出場した「全日本リーディングジョッキーズシリーズ」から。昨年に続いての出場となった小林騎手。昨年は8位だったのですが、今年は有力馬にもあたって、昨年以上の順位を期待したいところ。
 まずは第1戦、7R「フレンドシップジョッキー」ダート1200m。ここで騎乗したブラボージョーが今回の“当たり”と見られていましたが、東海代表吉田稔騎手騎乗セイワクリスタル、高知代表中越豊光騎手騎乗タッチザゴールに及ばず3着。
 続く第2戦、9Rの「全日本リーディングジョッキー」ダート1800m。ここでも好成績なら総合優勝の可能性もあったのですが、残念ながら8着。2戦合計のポイントでは38点・6位という結果となりました。

 シリーズの結果は、1戦目を勝った吉田騎手と2戦目を勝った荒尾の吉留孝司騎手が、それぞれ54点で並んだものの、「同点の場合は2戦目の成績の良い方を上位」というルールで吉留騎手が総合1位。吉田騎手が2位、3位は53点の石崎隆之騎手でした。
 このシリーズは1着50点、2着35点、3着30点、というふうに着順に応じたポイントが与えられ、2戦の合計で総合順位を競うルールなのですが、小林騎手は1戦目で30点を得ていたから、2戦目で4位(25点)以上なら総合優勝の可能性もあったんですよね。小林騎手は「2戦目の馬が調子よくないと聞いてたからね。自分としてはまずまず」とさばさばしていましたけど、見ている方としてはちょっと残念。
 まあ、今のまま行けば来年のこのシリーズにも出場できるでしょうし、その他の騎手系招待競走にも出るチャンスがあるでしょうから、この分は来年、何とかしてもらう事にしましょう。
 この全日本リーディングジョッキーズシリーズの出場騎手の写真等、こちらにアップしてみました。お時間のある方は是非。

 さて、次はJBC当日に行われた「TCKディスタフ」。岩手からハイフレンドトーレが、村上忍騎手騎乗で出走していて、JBCよりもこっちの結果の方を気にしていた方も少なくなかったのでは。
 レースは、いい手応えで直線に入るも最後伸び負けて・・・、という6着でしたが、全体的には決して他に走り負けしていない、悪くない内容だったと思います。なにより、直線に入ってからというもの「外からハイフレンドトーレ!」と実況で連呼されていたのが、この時の勢いを表していましたね。
 レース後、村上忍騎手の話など聞くに、メンバーの割には比較的スローの流れになり、いわゆる“上がりの競馬”に持ち込まれて分が悪くなったそうなのですが、佐藤浩一調教師は「これくらいのメンバーなら力負けしない、という自信が持てる結果」と手応えがあった様子。次走はクイーン賞、行けるのなら牝馬の交流重賞路線で走らせていきたい、とレース後に話しておられました。

 私なんかも4コーナーでは「こりゃ勝てるんじゃないか!?」と思ったくらいなんですよねえ。つい最近までは“強そうなんだけどあてにならない馬”と見られていたのがガラッと変わって、すっかり実力馬の中に数えられるようになりました。女心と秋の空、ではないですが、一度変身し始めたレディーの変わりっぷりは、すごいですね!

最新の画像もっと見る