みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

3回盛岡前半の売上げ動向/名前のないゼッケン

2007年07月05日 | 岩手競馬
 まずは3回盛岡開催前半の売上げ動向から。
 例によって今年の売上げ(対前年比)。前年は4回水沢後半の7月1~3日。これも例によって同じ曜日で合わせています。

06/30 1億4820万9100円(79.2%)
07/01 2億0578万4500円(82.4%)
07/02 2億1473万5500円(79.7%)

 3日間トータルでの対前年比は80.5%。今シーズンとしては悪くない売上額、そして対前年比はそれほど意味がないと分かっていても、昨年同期の3日間に比べて1億3千万以上減ったのはさすがに気になります。

 10頭立て制限の影響はそんなに感じないのですが、相変わらず後半に行くほど伸びがない。5レースからメインまで3連単買い続けたらもうお腹一杯、という事でしょうか?



 日曜日、岩鷲賞の装鞍所を見て驚愕!!ゼッケンが使い回しの名前無しタイプになっているではないか!!(当社比2.5倍ほどオーバーに書いてます)
 このゼッケン、今から8年前に一度、これまた“経費節減”のかけ声の下導入されたことがありました。その時はあまりの味気なさにファンからブーイングが巻き起こり、確か金蹄賞とシアンモア記念かな、少し使って取りやめになりました。
 シアンモア記念なんか、メイセイオペラが出走するから多数のファンが来るのが分かっていたのにこれだったんですよね。フェブラリーS勝った後の初レースですよ?地元凱旋出走になるのが分かっていてですよ?
 せっかくG1馬メイセイオペラを生で見て、大喜びで写真を撮っても、そこには「4」の数字が書かれたゼッケンを付けた栗毛馬が写っているだけですよ。文句を言いたくなるのも当たり前ですわねえ。

 それはさておき、名前入りのゼッケンを作るのには1枚3千円くらいかかります。12頭立て1レース分用意するのにざっと3万6千円。今年の重賞が残り18。グレードレースはさすがに名前入りにするだろうから、その分を別にして14。ざっとざっと言ってゼッケン作成費50万4千円。
 塵も積もれば山となる、なんだろうけど、でもこういうお客様が真っ先に目にする部分を真っ先に削るのはどうなんでしょう?
 1レース分3万6千円、レースを見ているお客様に「ああ、これは特別なレースなんだ」と感じていただく広報宣伝費と思えば、そんなに高いですか?



 超噂レベルのホント噂話ですが、岩手での他地区場外発売をやめてしまおうという話が出ているそうで。
 「他所の場外発売にお金を使ってしまうから岩手の売上げが伸びない」のだそうで。

 どうなんですかね?

 ま、簡単なのは平日の他場場外に来ているお客様に聞けばいいんですよ。「この場外止めたら、その分岩手競馬買いますか?」って。
 ほとんどの人はNOでしょう。なんらかの狙いとか事情とかがあってわざわざ平日の場外に来ているのだから、「この分を残しておいて岩手に遣う」なんて考えないと思いますよ。だったらパチンコでも行くわ、となるのがオチでしょう。

 それに、現状、岩手競馬の売上げの中での「他地区で売って貰った分」は非常に大きい部分を占めています。「岩手での他地区発売を止める」という事は「他地区での岩手発売も無くなる」という事になります。「こっちでは他所を売るのを止めるけれど、向こうは売り続けてくれる」という美味しい話にでもならない限りマイナスです。

 「手間のわりに儲からない」というのなら、TTつがるでそうしたように他地区場外の売上げがあまりに悪いテレトラックでは場外発売を止める、というようにしていかなくてはならないでしょう。

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2 コメント

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馬名なしゼッケン (メイ後)
2007-07-09 02:04:40
余計なことですが、補足を・・・。
99年に使われた馬名なしゼッケンはダートグレード4競走、不来方賞、みちのく大賞典、北上川大賞典以外の重賞全て使われています。それも!北上川は片方がレース名だったことと、ファン投票桐花賞が馬名なしゼッケンだったのが未だ謎です。
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Unknown (よこてん)
2007-07-14 10:17:49
>メイ後さま
そうだそうだ。言われて写真を確認したらそうです。
東北アラブなんかも名前無しだった。
マーキュリーや不来方賞で名前付きだったから「戻った」という印象が強かったのですが、冷静に計算すると無しを使った方が多いですね。
ご指摘ありがとうございます。
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