みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

南部杯 JRA所属馬

2004年09月26日 | 岩手競馬
アドマイヤドン
トップオブワールド
ユートピア
ビッグウルフ
ニホンピロサート

だそうです。アドマイヤドンの鞍上は武豊騎手の予定。

南部杯 地方所属の登録馬

2004年09月24日 | 岩手競馬
すでに発表されていた岩手所属馬と、今日発表になった地方他地区所属馬です。
JRA所属馬の申し込み締め切りは9/26です。

●岩手
タイキシェンロン
ウツミジョーダン
トニージェント
バンケーティング
ゴールドレッグ
シルクディヴァイン
トキオパーフェクト
グランドピアノ
イナリコンコルド
ジョウノブラボー

●地方他地区
コアレスハンター(大井・高橋三郎 御神本訓史)
ロッキーアピール(川崎・山崎尋美 今野 忠成)
ストロングボス(高知・打越初男 宮川 実)
ユウキュウ(愛知・角田輝也 吉田 稔)
ガリョウテンセイ(愛知・錦見勇夫 大畑 雅章)

※ブラウンシャトレー、ピュアルネッサンスは回避/他地区所属馬の騎手は予定です

ミニ場外は、どう作っていけばいいでしょうか

2004年09月23日 | 岩手競馬
 この22日に発表された競馬組合の経営改革基本方針。少なくとも2年後までに21億円のコスト削減を、という部分はさておき、今後の増収策のひとつとして取り上げられた「市街地の小規模場外」について、ちょっと考えてみたいと思います。

 これまで岩手競馬が進めてきたテレトラックは、基本的には郊外型のものでした。最も初期のテレトラック宮古と、競馬場に併設された盛岡・水沢以外は郊外型であり、最近の三本木や山本、十和田はその典型といえるものですね。
 かつては好調岩手競馬の、今は拡大路線の失敗・赤字転落の、それぞれ象徴のように言われる郊外型・劇場型テレトラックですが、そうして郊外へ出て行った必然的理由はいろいろとあるわけですし(生活範囲そのものの郊外化・市街地での開発コストの高さ・反対運動etc)、岩手競馬が通過型ではなく滞留型を指向したスタンスという部分もあって、それは今でもテレトラックやら競馬場やらの需要を底支えしている面がありますから、今になってデカイ・(コストが)高いという点だけを批判するのはよくないでしょう(つがるや山本は需要の読みの部分で「?」と思いますが・・・)。

 とはいえ、北東北の主要エリアでの旗艦店的なテレトラック整備はだいたい済んでしまった感がありますし、現状の経営状況では大型テレトラック建設に手を出せない。また、郊外展開が一段落して今度は「郊外過ぎて行きづらい」という声も出てきた。そこで注目されるようになったのが、小規模な発売所を市街地の中心部近くにつくる、という発想です。
 これは今になって突然浮かんできたものではなくて、岩手競馬では競馬会館に発売機を設置するという計画をずっとやってきたもののうまくいかなかった、という経緯もあったりしたのですけれど、道営のミニ場外が好評な事に後押しされる格好で、切り札的な位置づけにもなってきました。

 そんな道営のミニ場外とはどんなところかと思い、Aiba静内とAiba浦河に寄ってみました。
 どちらも大きさはほんとうに小さくて、静内は、水沢競馬場1Fの休憩所くらい?浦河はそれよりもひとまわり小さい感じ。そこに4台ほどの自動発売機と払い戻し機が置かれています。実況やオッズ表示に使われているのは普通の家庭用のテレビで、これが汎用品のラックに並べられています。あとはベンチと、出馬表などを置くラック。こんなもんでしょうか。発売機の向こうには係員さんが常駐しているようです。
 オッズ表示モニターがちょっと足りない感じはしましたが、設備そのものは必要最小限にして十分といっていいでしょう。なんというか、「至れり尽くせりのレストラン」というよりは「セルフ式のファストフード」という感じでしょうか。

 どちらに行った時も数人のお客さんが競馬を楽しんでおり、ミニ場外が定着しているなと思いましたが、ひとつ気になったのはその入りづらさ。狭い空間にいかにもな濃い雰囲気が流れており、“ここで初めて馬券を買ってみたい”と思う初心者の方には、ちょっと入りにくいかもしれない、と思いました。
 すでに競馬場や場外馬券場で馬券を買い慣れた人にはよいものでしょうが、初心者のレベルにある人には使いづらいかな、という感じ。
 岩手でミニ場外を作る場合、やはりある程度上級者対象となるのでしょうが、より広く初心者や家族連れも対象に含めるのなら、かなり工夫しないと行きづらい所になってしまうでしょうね。

 ちょっと話が変わるのですが、大阪のウインズ梅田、この周辺にあるパチンコ店ではGCが映るモニターを置いてある店がけっこうあって、馬券はウインズでまとめて買っておいてレースはパチンコをやりながら見る、というお客さんが珍しくなかったものでした。レースがゴールに近づくとパチンコを打つ手を止めてモニターに見入る、みたいな。
 ま、全場発売なんてやってなかった10年ほど前の話ですし、パチンコ台の方も大きく変わってしまっていますから、今はそんな頃のようにのんびり両方楽しむ、というふうにはいかないかもしれないけれど、パチンコと馬券というのは案外相性がいいのかなと思いますね。パチンコ店の中に馬券発売機。いっそ玉やメダルで馬券を買えるとか。あ、これは違法か(^^;)。

 いっそついでに、競馬・競輪・競艇、全部買える場外なんてどうでしょうかねえ?システムの方は案外簡単に対応できると思うんですよ。一般に「3競」と呼ばれている割にはファン層が分かれているから、大幅な相乗効果は無いかもしれませんが、“テレトラックに行けば一カ所で全部買える”とファンの方に認識してもらえれば、足を向けてもらうポイントになるんじゃないかな・・・と思うんです。どうでしょうか。

今週のひと言

2004年09月20日 | 岩手競馬
ダービーグランプリが終わり、テシオ杯も終わってひと息ついたところです。なんかまたしてもネタがたまり気味ですが、まとまったものから順番に書こうと思います。
今回のネタは「今週のひと言」と題して、この3日間のメインレースで聞くことの出来たお話を。

『あきらめなくてほんとうに良かった』・・・土曜メインを勝ったエメラルスターの馬主・関口さん
 芝なら堅実という印象が強いエメラルスターなんですが、実はこの八幡平特別の優勝が、ちょうど3年ぶりの勝利と知って驚きました。そう思って成績をよく見ると、確かに2着は多いんですが、1着は2001年9月24日のウイナーC以来。
 「爪が悪くて成績が上がらない時期が続いていた。もうあきらめようと何度も思ったけれど、厩務員さんが“まだ勝てる馬だからあきらめないで”と言ってくれるものだから走らせ続けてきた。あきらめなくてほんとうに良かった」と、話していただいたのは馬主の関口さん。これだけ馬主さんや厩務員さんが、達成感や喜びをわき上がらせるような勝利は、なかなかないですね。

『この手応えなら全部交わせると思った』・・・ジュニアGPを勝った関本淳騎手
 先頭集団の激しい順位の変動に誰もが気を取られていた時、後方で虎視眈々とチャンスをうかがっていた馬がいました。ウインクプレアと関本淳騎手。直線のあっと驚く、そしてため息がでるような見事な差し切り劇は、そのほんの少し後の瞬間の出来事でした。
 「“勝つか大負けするか。でも一発狙える馬だから”と言われてたんだよ。良い脚を持っている。前走は前に行きすぎて負けた。だから“中団~後方で待機”という作戦はすぐまとまった。一発があるという言葉を信じるだけだったけど、直線に向いた時の手応えで“これなら全部(順位が)替わる”と思ったね。直線は他の馬が止まって見えたよ」
 結果が出てしまえば、芝なら差し脚の破壊力があり、中央500万級でも好勝負している力、そして意外性のあるシルクジャスティス産駒と、こういう劇走があってもなんらおかしくない馬だったんですが、これほどの結果を叩き出せるとは。
 余談ですが、ジュニアGPのパドック解説を私がやらせて頂きまして、ウインクプレアに対しては「遠征疲れはなさそうだが、いつもよりイレ込んでいるのが気がかり」とコメントしました。実際、担当厩務員(佐々木満元騎手)さんも「いつもと違う」ととまどっていたそうなんですが、それも全く杞憂という結果。ホント、2歳戦というのは難しいですね・・・。

『抑えていけば2着や3着はあったけど、それじゃ来た意味ないもんね』・・・トーセンブライトに騎乗した小牧太騎手

 久々の盛岡登場となった小牧太騎手。前回は「園田の」でしたが、今回は「JRAの」という変化がありました。敗因を聞く形になって最初は口が堅そうだったのですが、話し始めると以前のままの小牧騎手でした。

 逃げたものの5着に敗れたトーセンブライトについて、「こうもぴったり目標にされたら、さすがにつらいわね。相手の力も一枚二枚上手やった。でも、抑えて行ったら2着や3着はあったかもしれんけど、それじゃ来た意味ないもんね。勝ちにいかんとね」と話してくれた小牧騎手。私も同感。馬券の本線がトーセン-パーソナルでしたから悔しいのは確かですが、勝つチャンスを狙っていった乗り方に不満はありません。
 ダービーグランプリでは、JRAの5頭・5人の騎手がみな“自分にも勝機がある”と考えていた節があります。いずれも力の差は少ないと考えていたのでしょうが、勝ったパーソナルラッシュの強さが人の想像を上回っていた、ということでしょうね。

 最後に菅原勲騎手情報。テシオ杯のグッズを提供して頂くためにお会いしましたが、復帰の時期については“できれば1ヶ月くらいで”という希望を持たれているそうです。
 それから、昨年の落馬事故以来1年近く現場を遠ざかっている菅原雅文騎手ですが、もしかしたら今シーズン中にも、レースに騎乗する姿が見られるかもしれません。

取り急ぎ?いくつか

2004年09月13日 | 岩手競馬
えー、更新用のネタを集めていたら、新しいネタが出てきたり、時間が無くなってしまったりとあわただしいので、ひとまず簡単にご報告など。

まず、最初はデンゲキヒーローのお話。春以来休養していたデンゲキヒーローですが、3週間ほどまえに厩舎に戻ってきていまして、今は復帰に向けて調教を積んでいる段階とのことです。盛岡開催の頃にはレースにも出られるんじゃないかというお話でした。
長い休養をした事がない馬ですから、復帰初戦あたりどうなるんだろう?と思うのですけれど、ひとまず馬は元気そうでしたよ。

セントライト記念に登録していたエスエヌハヤテなんですが、追い切りを前にちょっと歩様が乱れたということで、大事を取って回避しました。残念がる板垣騎手だったんですけれど、3歳芝の重賞・ウイナーC(10月31日・盛岡)に目標を切り替えるそうです。

山崎騎手と西騎手の件。山崎騎手は免許返上・廃業となっているそうです。今後は実家の家業を手伝う模様だと聞きました。西騎手は「返上の申請をして、地全協の返事待ち」の段階だそうです。いずれも組合に伺ってみた話です。
あ、こんな話を書きながらNARのホームページを調べてみたら、お二人とも「現在地方競馬の騎手免許を有していない者」に入っていました・・・。
西騎手は岩手最年長の騎手だったんですけれど、このまま50歳くらいになっても騎手を続けているような、そんな気がしていたんですけどねえ・・・。残念です。

新クラス分けで3歳馬旋風?

2004年09月09日 | 岩手競馬
 今開催から導入された新クラス分けで、3歳馬が古馬に編入されました。(前回調べ忘れていた編入基準は、3歳時の60%で賞金換算ということでした)
 で、9月5・6日に行われた2歳戦以外の19レース中、3歳馬が出ていなかったのは4レース。残る15レースで3歳馬が6勝、2着も6頭、下級条件は3歳馬が大活躍、という結果になりました。
 まあ、今週はハタノガッツとかモンローガールとかイキのいい馬が出ていましたから、これだけでは何ともいえないのですが、3歳B級あたりの馬が古馬C2に入って行くと、ちょっとどころではなく有利な感じはします。
 
 さて、すでにネット上で噂になっている山崎騎手と西騎手の引退の話
なんですけれど、今のところ私の所にもいろいろな噂が聞こえてくるレベルでして、正式にどうなっているかはまだ何とも言えないんです。いや、もう決まっているのかもしれませんが、正式に発表されるまでは流動的だ、ということにしておきたいと思います。
 しかし、シーズン途中のこういう話は、すごく残念ですね。今まではシーズン末とか新シーズン前に明らかになるのが常で、それで騎手を辞めたとしても、何らかの形で競馬の世界に留まる、という事が多かったんですけれどね・・・。
 

3歳馬の古馬編入スタート

2004年09月05日 | 岩手競馬
 今週の7回水沢開催から、3歳馬がすべて古馬と同じクラスの中で戦うようになります。
 昨年まではシーズンの終わりまで3歳は3歳で別立てのクラス編成で、一部の持ち賞金が大きい馬だけが古馬編入されていたのですが、今年から、9月以降は3歳馬も古馬と一緒に編成され、3歳だけの条件は重賞がいくつか残されるのみとなりました。

 と思ってみれば、日曜11Rでは3歳A2級だったマツリダニッポンがB2に、月曜日は3歳B2級だったハタノガッツやアルスードアラジンがC2に入っていますね。
 ちょっと今資料が手元になかったので、換算方法は後で修正したいと思いますが、基本的な換算の仕方は新シーズンスタートの時と同じのはずなので、4月に戻ったと思って力関係の比較を考えれば大丈夫でしょう。間違っても3歳のABCと古馬のABCを同列に比較しないように。

 また、このルールの設定に伴って、「2歳馬の3歳編入」ルールがなくなっています。ということで、ウツミキャサリンあたりがいくら勝ちまくっても、ずっと2歳のクラスに留まるわけですね。これは心しておかないと・・・。