社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月10日(土)

2015年10月16日 22時41分44秒 | 2015年

  7時起床。8時過ぎに家を出て、オフィスに出勤する。最近は出張が続いていて、なかなか事務作業に割く時間が取れなかった。その分を、ここで少し挽回しておきたい。

  朝食はオフィスに着いてから、昨日「パン日和あをや」で購入したベーグルと、お客さんから頂いたみかん。

  誰もいないオフィスで、誰からも目の前の仕事を遮られることなく、一切電話も掛かってこないというのは、集中するには最高の環境である。感覚的には、通常時の3倍は効率よく作業が進む。

  昼食は、吉野家で購入してきた牛丼(あたまの大盛り、つゆだく、卵)。

  結局15時過ぎまでフルスロットルで飛ばし続け、目標のゴールに到達。

  オフィスを出て、茨城へ向かう。思ったよりも早く出発することが出来たので、特急には乗らずに普通列車で友部まで行くことにする。品川からの所要時間は2時間以上。夕方なのでそれなりに混雑していたこともあり、いつもよりも疲れた。

  友部駅まで妻に迎えに来てもらい、笠間の家へ帰宅。昨日の段階から、今日の夕食には生秋刀魚を焼くことになっていた。妻がお刺身用にも使える生の秋刀魚を用意してくれており、見るからに新鮮で美味しそうだ。また、帰りに寄ったスーパーで、シイラの切り身も購入。フライ用のものだが、こちらも試しにフライパンで焼いてみることにした。

  秋刀魚が大き過ぎてコンロのグリルにうまく入らないというハプニングもあったが、無事に焼き上がった。味も、期待以上の美味しさ。よく脂がのっている。シイラも結構うまく焼けたのだが、秋刀魚のインパクトが強すぎて可愛そうだった。次回は、ちゃんと君を主役にして食卓を構成するからね。


10月5日(月)

2015年10月15日 22時54分47秒 | 2015年

  7時起床。昨日、川越の彼女の実家へ伺い、兄弟(お兄さん夫婦と甥っ子たち、弟くん)との顔合わせをしてから、夜に笠間へ戻ってきた。

  9時に笠間市役所(笠間支所)を訪問し、婚姻届を提出する。入籍日に今日、10月5日を選んだのは、昨年の今日が初デートの日だからである。2人ともこの場所に本籍があるわけではなく、新しい本籍もここに置くわけではないので、地番の確認等でかなり時間が掛かった。一部、書類の不備(漢字の間違い)もあった。そのため、多くの人が言うようにあっけない感じはなかった。役所の方にはお手数をお掛けしたが、おかげで無事に入籍を済ませることが出来た。というわけで、ここからは「彼女」が「妻」となる。

  妻に同行し、警察署、郵便局、常陽銀行を巡り、諸々の名義変更手続きを行う。結婚して苗字が変わると、女性は大変だ。

  笠間稲荷神社へ立ち寄る。入籍の報告と、末永い幸せをお願いする。ただただ幸せなだけの人生も面白くないから、適度に、笑える範囲で山あり谷ありの夫婦生活を送れたらいい。

  お気に入りの笠間焼ギャラリーを覗く。平日ということで人がほとんどおらず、貸切状態。将来的には、ここに並んでいるような食器を揃えられたいいなと思う。

  水戸へ移動して、街の中で少し異彩を放っている食堂「立花屋」で昼食。天婦羅のお店で、優しい高齢の女将さんが1人で切り盛りしている。天婦羅の味は少し変わっていて、カラッとした揚げ方ではなく、ふんわりとした独特の食感になっている。油っぽさもほとんどなく、素材の味が引き立っている。こういう天婦羅なら、頻繁に食べたい。

サービスでぶどうを出して頂いた。

  みずほ銀行で再び口座の名義変更と、夫婦の共同口座について説明をして頂いてから、水戸駅14時53分発の特急ときわ80号に乗り、帰途につく。帰宅は18時前。

  7月6日のプロポーズ、8月8日の妻のご両親、お祖母さんへの挨拶、8月23日の私の両親、祖母への挨拶、9月22日の両家顔合わせ、昨日(10月4日)の妻のご兄弟への挨拶を経て、今日無事に入籍することが出来た。結婚式は1年以上先なので、これでひとまず落ち着くことになる。当面は横浜と笠間の週末婚になるため、生活が大きく変わることもない。一緒に暮らすのは、最短でも次の人事異動で妻が東京本社に異動できた場合で、来年の春からになるだろう。そういうわけで、通常の入籍直後の新婚夫婦とは少し状況が違い、正直なところまだあまり実感はない。しかし、家族や親戚、友人はもちろん、お客さんや、職場の方々からもわざわざオフィスの電気を消してサプライズでお祝いして頂くなど、想像以上にたくさんの方々から祝福され、感謝すると同時に事の重大さを痛感してもいる。そして、これから時間が経つにつれて、更にその感覚は強くなっていくのだろうという気がする。

  社会学という、某先生曰く「学ぶと不幸になる学問」をかじったおかげで、婚姻が必ずしも幸せな人生をもたらすわけではなく、むしろその逆の場合がそれなりに多いことは理解しているつもりだ。しかし、近年変わりつつあるとはいえ、社会が婚姻をポジティブなものとして評価し、人生の重要なイベントやあるべき愛の形として意味付けしている現状を鑑みた時に、それを鼻で笑いつつも敢えてそのレールに乗っかってみて、そこから見える景色をこの目で見てみたいと思う。これもまた、フィールドワークだろう。ただ、今回のフィールドワークは相手がいることなので、安易な気持ちではなく、全力で向き合わなければならない。そして、その覚悟は出来ている。さて、これから先、どんな景色が見えるだろうか。