社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月6日(木)

2012年09月11日 23時56分16秒 | 2012年

  7時起床。今日は、先輩と2人でパタヤの海へ行く。

  8時にロビーで待ち合わせ、予め先輩が手配しておいてくれたタクシーに乗り、パタヤへ。所要時間は2時間ほどだが、料金は何と1400B(約3500円)。1日分のランドリーサービスの値段と同じぐらいである(実はこの失敗に結構凹んでいる)。

  まずは、”タイのサクラダ・ファミリア”と呼ばれている「サンクチュアリー・オブ・トゥルース」へ。パタヤ湾に面した岬に建つ巨大なお寺(お城?)で、物好きな大富豪が1981年から建設を始め、彼の死後も現在まで建設作業が進められている。金属の釘などを一切使わず木材だけで建てられていることや、仏教とヒンドゥー教の神像がごっちゃになって祭られているのが特徴らしい。実際、建物の外観もかなり独特なものとなっているし、内部は内部で至るところに仏像や神像がおり、何とも摩訶不思議な雰囲気に包まれている。また、すぐ近くの作業場では現在も多くの職人さんによって作業が行われており、建設が現在進行形で行われていることがよくわかる。仏教のお寺の荘厳さとは少し異なるが、非常に印象に残る場所である。


今も着々と建設工事が進んでいる。


急に観光地っぽくなりましたが、お姉さんがあまりに綺麗だったのでつい…。

  11:30から、作業場の一部を使ってタイ舞踊のショーが行われた。先ほどの写真で一緒に写真を撮ったセクシー美女が登場し、タイ舞踊を披露。踊っている人が美人だからということもあるのだろうが、このダンスは非常にエロティックで、見ていてドキドキした。また、そのあとには剣を使った格闘ショーもあって、観客を巻き込んだ演出もあってとても迫力があり、こちらは見ていてワクワクした。


さっき一緒に写真を撮ったお姉さん。


本当の剣を使っていて、実際に火花が散る。

  タクシーに乗り、パタヤーの港へ。ここから船に乗り、ラン島へ渡る。しかし、今日はあいにくの空模様で雨も風も結構強く、当初乗船を予定していた13時発の高速船がアナウンスもなしに運休になっており、14時発の定期船まで待たなければならなかった。所要時間は約40分。ちょっと長いが、周囲の景色はもちろん、船内の人々の様子も新鮮で、見ていて全く飽きなかった。

パタヤ湾。


乗船前に、軽く腹ごしらえ。


定期船。


かなり自由な船内。

  ラン島の港に到着後、原付タクシーに3人乗りという無謀な方法で島の反対側にあるトゥエンビーチへ。坂の上り下りが多く、いつ振り落とされるんじゃないかと恐かったが、案外3人乗りは平気なんだということを知った。

  天候のせいもあってか、ビーチは閑散としていた。到着直後は団体の海水浴客がいたが、すぐに引き上げてしまい、まさかのプライベートビーチ状態。混んでいるのも嫌だが、あまりに人がいないのもそれはそれでちょっと不安になる。

人はいないが、犬は結構たくさんいる。

  水着に着替え、海に入る。入った瞬間は少し寒かったが、すぐに慣れてむしろ温かく感じるようになった。雨のせいで水はにごっていたが、それでもかなり綺麗だ。晴れていたら、どんなに透き通っているんだろう。また、先輩に借りたシュノーケリングの道具で海の中を見てみたら、潔いぐらい何もなかった。魚どころか、海藻すらない。それはそれで、逆に珍しい。

  その後も、海を出るまで他の観光客が姿を見せることはなかった。帰りは原付タクシーも待っておらず、ひたすら歩いて港まで戻る。往路で恐怖を与えてくれた坂道は、復路では大きな疲労をもたらしてくれた。しかし、周囲の景色が非日常的で、この道を歩くという経験が出来たのはむしろ良かったように思う。


雨で浸水した道で、子供たちが原付を走らせて遊んでいる。


大量の野良犬に見つめられると、さすがに結構怖い。

  何とか無事に港に戻り、パタヤーへ戻る最終の定期船まで少し時間があったので、近くの食堂に入る。例に漏れず名前は忘れたが、豚肉を炒めたものにニンニクをまぶした料理がとても美味しかった。疲れたあとのニンニクは最高だ。また、スイカのスムージーも、タイに来てからすっかりハマってしまった。

  18時発の最終の定期船でパタヤーへ戻る。船がとても空いていたので、一番後ろの座席で足を外に向かって投げ出し、リラックスした時間を過ごした。先輩に至っては、完全に横になって爆睡していた。


ラン島を後にする。


パタヤに着く頃には日が暮れていた。

  パタヤー港に到着後、海沿いの繁華街を散策する。聞くところによると、パタヤの名物といえば、海よりもナイトライフらしい。実際、どこもたくさんの人で溢れていて、夜の妖艶さと同時に人や街そのもののパワーをひしひしと感じた。


ちょっと道を外れて、浜辺に出てみる。

  帰りのタクシーの乗車場所になっているお店「子猫のおしり」で、待ち合わせ時間まで休憩。観光案内やツアー企画、今回利用したタクシーサービス等をやっている日本人が経営しているお店で、何となく安心する。一応バーなので私たち2人に3人もの女の子がついたのだが、私の隣に座った子が尋常じゃなくかわいかった。日本語も上手で、コミュニケーションも取りやすい。また、このお店で初めて水タバコなるものに挑戦した。久しぶりのタバコなのでクラクラするかと思いきや、実際には味付き(今回はアップル味を選んだ)の水蒸気で、これがタバコと呼べるのかについては疑問もあるが、一度体験してみても損はないだろう。

水タバコ。装置は大袈裟だが、出てくるのは普通の水蒸気だ。

  予定より早めにタクシーが迎えに来てくれ、バンコクへ戻る。帰りも2時間以上掛かり、ホテルに戻ったのは23時前。海でも泳いだし、さすがに疲れて体が重い。それにしても、あのお店の女の子はかわいかった。またパタヤに行きたいものだ。


9月5日(水)

2012年09月11日 22時47分06秒 | 2012年

  7時起床。今日もおひとり様の日。

  とりあえず、チョンノンシー駅近くの屋台で朝食を食べる。朝なので、あっさりしていそうな麺を選ぶ。予想通りあっさりしてはいるものの、スープがほのかに甘く、良い意味で驚かされた。例に漏れず料理名はわからないが、またひとつ美味しいタイ料理を発掘した。


ビーフン的な麺もお気に入り。

  続いて果物を売っている屋台に寄り、たった今カットしたばかりのドラゴンフルーツを購入。甘酸っぱくて美味しく、結構な量だったにも関わらずペロッと平らげてしまった。

  BTSとMRT(地下鉄)を乗り継いで、タイ鉄道における国内最大の駅、フアラムポーン駅へ。日本における東京駅のような駅であり、鉄道マニアとしては行かないわけにはいかない。正面入口を入ると、まずは大きな待合ロビーに出る。中央にたくさんの椅子が並べられ、周囲には本屋やコンビニ、フードコートなどが所狭しと並んでいる。全体的に伝統を感じさせる造りになっているが、切符売り場は意外にも綺麗に整備されていた。また、やはりここでもお坊さんは特別待遇で、お坊さん専用の待合コーナーが用意されていた。タイのお坊さんは一生女性に触れることが出来ないなどかなり厳しい掟に縛られているが、その分人々から敬われ、特別待遇を受けている。しかし、一生女性に触れることが出来ないなんて、専用の待合コーナーぐらいでは全く割に合わない。

フアラムポーン駅外観。


待合ロビー。


王様の肖像画だろうか。


やけに綺麗な切符売り場。


お坊さん専用席。

  待合ロビーを抜けると、プラットホームに出る。1番線から12番線まであり、とにかく広くて開放的な空間である。ただ、たまたまそういう時間帯だったのかもしれないが、列車はどれも古く、決して乗り心地が良さそうには見えなかった。大半の車両が、クーラー設備すらないように見受けられた。やはり、タイにおける鉄道は、中流以下の人々の交通手段なのだろう。また、なぜか駅のホーム上で床屋が営業されていたり、普通に床で昼寝をしている人がいたりと、駅全体には何ともいえないまったりとした雰囲気が漂っていた。次回は是非、この駅から長距離列車に乗って旅をしてみたい。ただ、一番の懸念事項は、タイの鉄道はとにかく頻繁に遅れるということである。しかも、数十分というレベルではなく、数時間遅れることが日常茶飯事らしい。実際、今日も駅にいた約1時間の間に、「Delay」というアナウンスを10回は聞いた。


行先表示版が大量に保管されている。


お昼寝中。


子猫もお昼寝中。


なぜかホーム上で床屋さんが営業している。

  再びMRTとBTSを乗り継ぎ、サヤーム駅へ。ここで、バンコクでも有数の大型ショッピングセンター「マーブンクロンセンター:MBK)」に入り、お土産品を物色する。建物内が予想以上に広く、気が付いたら2時間近くが経過していた。しかし、おかげでしっかりとお目当てのお土産品を揃えることが出来た。

左側を見てもらえばわかるが、奥行きが半端ない。

  BTSに乗ってホテルの近くまで戻り、ホテル最寄のスーパーと同じ建物に入っているワインバーで昼食。ブランチメニューの「ブルーベリーパンケーキ」と「チョコレートスムージー」を注文する。パンケーキは薄くてパリパリ感ともっちり感のバランスが良く、スムージーも濃厚さとさっぱり感が両立していて美味しかった。たまには、こういうお洒落な場所で食事を取るのも悪くない。

  一旦ホテルに戻り、1時間ほどお昼寝。

  夕方から先輩と友人と待ち合わせ、まずはタニヤ周辺のマッサージ屋さんでフットマッサージとタイ式マッサージを受ける。1時間で250B(約630円/チップ別)という安さで、思いっきりリラックスすることが出来た。

  ホテルの近くのスーパーへ戻り、1階に入っているしゃぶしゃぶ屋で夕食。タイで出てくるしゃぶしゃぶは一体どんなものだろうと思ったら、普通に美味しいしゃぶしゃぶだった。日本で出てくるものと同じだ。久しぶりに日本食に近いものを食べたので、調子に乗ってついつい頼み過ぎ&食べ過ぎてしまい、お腹がパンパンになった。

もはや、夜の渋滞は美しい夜景である。

  22時半前にホテルに戻り、友人の部屋でお洗濯。そういえば、2日目の朝に、友人の部屋で洗濯させてもらおうと思っていた衣服をランドリーサービス用の袋に入れて保管していたところ、日中の間に掃除に来たホテルの人がランドリーサービスに出してしまい、約1500B(4000円弱)も請求されたことがあった。通常、ランドリーサービスに出すためには自分で申込書を書いてフロントへ持って行かなければならないのだが、気を利かせてくれたのだろう。ランドリーサービス用の袋を勝手に使ってはいけないということだ。しかし、1500Bはなかなか高い勉強代である。