12時起床。実は、今朝帰ってきた時に家の周りで子猫の鳴き声がしていたのだが、それはどうやら昨夜からずっと続いていたらしい。親猫とはぐれた子猫が鳴いているらしく、雨が降っていたこともあって、猫好きのご近所さんと我が家で捜索活動が行われていた。しかし、一度は見つけたもののすぐに逃げられてしまい、その後はどこにいるのかわからなくなってしまったとのことだった。
さっそく私も捜索活動に加わる。何度か鳴き声を聞くうちに段々と場所を特定していき、30分ほどで発見。本当に小さな赤ちゃん猫である。しかし、一人前に威嚇はしてくるし、逃げ足も早く、結局捕まえるまでに家の周りを1周することとなった。
捕まえたのはいいものの、どうすればいいのかよくわからないので、とりあえず母が用事から戻ってくるまでの2時間ほどの間、ずっと抱っこして待つ。最初はめちゃくちゃ震えていて、ミルクをあげようとしても全く飲む気配がなく、体力が低下しているのではないかと心配していたが、30分ほどした頃から段々と慣れてきて、私の腕の中で眠ったり、肩に乗ってみたりと、段々元気になっていった。最後のほうはさすがに腕が痛くなったが、もうとにかく可愛くて可愛くて、犬派だったはずの私もすっかりメロメロになっていた。
母が帰ってきてから、子猫を引き取ってくれるというご近所さんと相談し、動物病院へ。一通りの検査の結果、特に異常はないとのこと。また、先生が出してくれた猫用の缶詰の餌をバクバクと食べていた。ミルクを飲まなかったのは、単純にもう授乳期を過ぎていたかららしい。
子猫をご近所さんに引き渡すのは、思った以上につらいことだった。わずか数時間一緒にいただけなのに、完全に情が湧いてしまったのだ。しかし、我が家にはサンがいるので猫は飼えないし、猫好きで他にも猫を飼っているご近所さんに預けたほうが良いのは間違いないことだった。名前は、どうやらチャッピーになるらしい。彼も(検査の結果、オスだと判明した)、家族と離れ離れになって悲しいとは思うが、新しい飼い主の元で、きっと元気に成長してくれるだろう。チャッピー、今度道で会ったら、俺のこと思い出してくれるかな?