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人生そのものがフィールドワーク。

7月30日(月)

2018年09月02日 19時57分07秒 | 2018年

 7時起床。温泉で汗を流してから、朝食。てっきりバイキングだろうと思っていたら、きちんとした洋定食だった。しかも、美味しい。スクランブルエッグも注文をしてから作ってくれたし、パンもスープも美味しい。これは嬉しい想定外だ。こういう朝ご飯を食べられると、朝から幸せな気持ちになれる。

 10時前にチェックアウトし、昨日に引き続いてビッグレッドファームへ伺う。その少し手前の放牧地で、ここもビッグレッドファームの敷地なのだと思うのだが、1歳馬たちが放牧されていた。車を止めて近づいてみると馬たちもすぐに寄ってきて、ちょっかいを出してくる。人間でいえばまだ幼稚園児くらいだから、好奇心が強く、人見知りもあまりない。私が離れようとすると甘え鳴きをして、離れてからもしばらくその場に留まってこちらを見ていた。本当に可愛い。もうすぐ競走馬としての本格的な訓練が始まると思うから、頑張ってね。どうか、まずは無事にデビュー戦を迎えられますように。

 ビッグレッドファームでは、これまでには誰もいなかった場所(放牧地)に馬がいた。1歳馬よりは大きいし、若い感じがするし、繁殖牝馬を外部の人間が入れるところに放牧するとは考えにくいとなると、デビューを控えた2歳馬ではないだろうか、というのが私の予想である。何となく、現役の競走馬に見られる気性の荒さもあるように思えたのだ。実際のところはどうなのだろう。

 いつもの放牧場では、今日もロサードとコスモバルクだけが放牧に出ていた。君たちは本当に外が好きなんだね。でも、相変わらずコスモバルクは虫と格闘していた。馬にも虫よけスプレーが使えればいいのだが。

 移動中、とある牧場で母馬ととねっこ(今年生まれた0歳馬)が仲良く放牧に出ていた。親子がぴったりと寄り添っていて、とねっこたちは草を食むだけでなく、たまにお母さんのお乳も吸っていた。とても微笑ましい光景で、いつまでも見ていたかった。競走馬が母馬と一緒に過ごせる期間は本当にわずかだから、この時間を大切に過ごしてほしい。

 カフェ「BENCH TIME」で休憩。ちなみに、このお店は昨晩訪れた「焼きとんひだか」のお隣にある。天然酵母と地元の新鮮な牛乳で作ったパンが有名なようなので、そのトーストをアイスミルクとのセットで頂く。さくさく感強めのトーストはマイルドな甘みも感じられて、りんごジャムとの相性も良い。素直に、美味しいと思えるトーストだ。セットドリンクに牛乳を選んだのも正解だった。次は、もっと本格的な料理も頼んでみよう。

 もう1軒行って見たいカフェがあったので、梯子する。静内の「syzygy cafe」へ。オーナーの娘さんが食物アレルギーだったことから、オーガニックにこだわったカフェになったそうだ。店内にはキッズスペースもあり、これもまたオーナーご夫婦の娘さんが小さい頃、周りに気を遣ってカフェに入りづらかった経験から、小さな子ども連れでも遠慮なく入れるように設置されたものだそうだ。そうそう、赤ちゃんを連れていると、どうしても泣いてうるさくしてしまったらと考えて、入れるお店がかなり限定されるんですよね。色んな意味でバリアフリーなお店なんだなー。

 注文は、本日の珈琲と自家製プリン。珈琲にはかなりこだわっているようで、深みがあって本当に美味しい一品だった。珈琲好きの妻を連れて来たら、きっと喜んでくれるだろう。プリンは、コクのある甘さが印象的だった。これはそう簡単に作れるものではない。店内の雰囲気も優しさに包まれて良い感じだし、このお店が新横浜にあればいいのに。

 日高地方を後にして2時間ほど車を走らせ、夕張を目指す。まずは、夕張市農協が運営する夕張メロン専用の販売所「夕張メロンドーム」へ行き、カットメロンを食べる。夕張メロンには結構厳密な等級があり、私は上から2番目の秀品を食べた(一番上の特秀は在庫がなかった)のだが、これが目を見張るほど美味しかった。こんなに甘くてみずみずしいのか。

 次に、新夕張駅に立ち寄る。この新夕張から夕張までのJR石勝線夕張支線は来年春での廃線が決まっており、廃線決定以降は俗に言う葬式鉄たちがたくさん訪れているらしい。私は、運が良ければ夕張行きの電車が見られるかなーと思って立ち寄ったのだが、そんなにうまくはいかなかった。そりゃそうだ。1日5本しか走っていないんだから。しかし、新夕張駅そのものがなかなか味のある駅で、散策しているだけで楽しかった。個人的には、ホーム下の通路が特にお気に入り。自然の冷たい空気で周囲とは気温が明らかに異なり、鍾乳洞にいるかのような感覚になる。

 「道の駅夕張メロード」でお土産用の夕張メロンを購入して配送手続きをしてから、メロンスイーツを頂く。夕張メロンそのものに、メロンアイス、メロンソフトクリームがのった夕張スペシャル(私が勝手に命名した)。これも美味しいし贅沢感もあるが、やはり先ほどメロンドームで食べたカットメロンに比べるとパンチは弱い。

 新千歳空港でレンタカーを返却し、新千歳18時00分発のJAL522便に乗り、羽田へ帰る。

 帰宅は20時半過ぎ。当初の予定よりも、2日間遅い帰宅である。当然、妻のご機嫌は斜めだ。まあ、台風に便乗して遊びまわったのだから、仕方ない。


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