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【あらすじ・感想】文庫版・『ガラスの仮面』第24巻【ネタバレばれ】

2015-02-23 23:19:36 | ガラスの・・・あらすじ
※※『ガラスの仮面』文庫版読み返してます。あらすじと感想まとめてます。※※
※※内容ネタバレ、感想主観です。※※


仮面年表は こちら
紫のバラ心情移り変わりは こちら

49巻以降の話、想像してみた(FICTION)*INDEX*はこちら

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『ガラスの仮面』文庫版第24巻 ※第13章(途中から)(途中まで)

第13章 ふたりの阿古夜


真澄と紫織の婚約披露宴で、仲睦まじそうな二人の様子を目の当たりにしたマヤは、
自分の想いを告げることなく、真澄にいつものようなけんか口調でその場を後にすることしか
出来なかった。
「ご婚約おめでとうございます」
「私の事、チビちゃんって呼のやめてください」
「どうかお幸せに・・・!!」
もう少しでバカなことするところだった。
あの人にはあんなに素敵な人がいるのに・・・。
真澄の魂の片割れは、あの人・・・
自分にとっての魂の片割れでは真澄ではなかった・・・。
マヤの心は空洞になり、抜け殻のような状態で、
紅天女試演に向けての稽古に向かうこととなる。

全日本演劇協会「紅天女」実行委員会による記者会見で、
試演についての詳細が発表された。

小野寺グループ
演出:小野寺一

黒沼グループ
演出:黒沼龍三

役者もそれぞれ2チームに分かれ、演出家をはじめとするすべての出演者を
試演によって選出する。
上演順は、抽選により、黒沼チーム→小野寺チームと決まった。
審査に関しては、月影千草をはじめ実行員会審査員のほかに
一般審査員も参加する。
試演日は10月10日
会場はシアターX
本公演は来年1月2日から約1ヶ月
本公演の劇場は、試演審査終了後会場で発表される

シアターX・・・そこは、劇場ではない。
再開発予定の旧汐門水駅跡地である。

いよいよ各チームに分かれて、本格的な稽古がスタートする。

**
黒沼チーム

失恋をひきずるマヤは、読み合わせに全く心が入っていない。
セリフはすでに入っているが、阿古夜のセリフを語るたびに
頭に真澄との思い出が去来し、集中できない。
「名前が過去がなにになりましょう おまえさまがここにこうして生きている」
「それだけでわたくしは幸せになれるのです」
「あなたの声をきくだけで心が浮き立つのです」
「そしてあなたにふれているときはどんなにか幸せでしょう」
「いとしい方・・・」
「捨ててくだされ名前も過去も 阿古夜だけのものになってくだされ」
「でなければいつかおまえさまはわたしをおいていってしまう」
「阿古夜のことを忘れてしまう」
とうとうマヤは大粒の涙を流し、読み合わせは中断された。
気持ちを入れ替え立稽古に集中しようとする。
しかしそれでもやはりマヤは真澄の事ばかり思い出してしまい、
とうとう一真役の桜小路を突き飛ばしてしまう。
気が入っていないマヤに黒沼は激怒し、謹慎を言い渡された。

翌日、謹慎になったと家で落ち込んでいるマヤを桜小路が迎えに来た。
自分も謹慎にしてもらったと言いながらマヤをバイクの後ろにのせ、
遊園地に向かう。
二人でジェットコースターやバイキングなどアトラクションを楽しむ二人。
桜小路が自分を励ますために連れてきてくれたことに感謝するマヤ、
少しずつだが明るさを取り戻していった。
私の事を心配して、優しく接してくれる。
二人で乗った観覧車からは富士山が間近に見え、さらにそこにかかる虹がとても美しく、
マヤは歓声を上げる。
その姿に、少しでも元気になったようで安心したといった桜小路のほほえみを見ていると、
自分が大事な相手役になんて迷惑をかけているのだろうと
マヤは桜小路の胸で涙を流す。
河口湖の近くの土産物屋でイルカが水晶を抱えているペンダントに引かれるマヤ。
桜小路がプレゼントだと買ってくれた。
そしてそのペンダントがペアになっていることを知ると、
二人でそれぞれペンダントをつけた。
河口湖の近くにある桜小路の従姉、葉子のアトリエを訪ねた二人。
せっかくだからと葉子の誘いで夕食をごちそうになる。
三人で料理に取り掛かり、庭に来る小鳥に餌をあげ、
出来上がった食事を囲んで楽しい時を過ごした。
ついつい飲みすぎたマヤは、そのまま眠りに落ちてしまう。
夜中に目が覚めたマヤ、テラスにでると眠れない桜小路が携帯電話を見ていた。
桜小路のお陰で元気が出たとお礼を言うマヤは、
つけていたイルカのペンダントを外し、桜小路に返そうとする。
桜小路には恋人、舞がいる。
しかし桜小路は、自分がペンダントを外すから、マヤにはつけていてほしいと
再びマヤの首にペンダントをつける。
僕は、舞台の上で君の一真になる。
君の魂の片割れになる、だから君も僕の魂の片割れになってほしい、
阿古夜になってほしいと告げる。
舞台の上では・・・・。
マヤは、自分の不安定さが桜小路に迷惑をかけてしまっていたことを改めて感じ、
相手役としてしっかり阿古夜を演じようと心に誓う。
私は今まで、自分の魂の片割れを求めていた。
私が求めるべきなのは、舞台の上の魂の片割れ・・・

翌日、桜小路のバイクで稽古場に戻った。
吹っ切れた様子のマヤに気付いた黒沼は、怒声を響かせながらも二人を稽古に再び迎えた。

黒沼はマヤを始め役者達に、信じていないものを信じさせるのは無理だ。
そこで大切なのは、自分で作りだすこと、自分で作り出したものならば
信じられると説く。
想像力と創造力それに加えて・・・表現力
紅天女として、どう歩く、どう動く、どう話す
精霊の女神、紅天女をどう表現する・・・・

**
謹慎明けに二人で稽古場に戻ってきたマヤと桜小路
さらにマヤの首に光るイルカのペンダント
謹慎後から急速に呼吸が合ってきた二人に、稽古場のみんなは
二人の関係をあやしみ冷やかす。
秘かに様子を探っていた聖もその情報を入手し、
真澄に二人の遊園地デートの写真や、噂の数々を報告する。
しかし真澄は暗い表情でその報告を受けるだけで、特に対策を指示することなく、
紫織との約束に向かった。

桜小路は、あるグラビア撮影を行っていたスタジオで偶然真澄と遭遇する。
ぶつかった拍子に落とした桜小路の携帯電話を拾う真澄。
待ち受け画面は、桜小路とマヤがペアペンダントをつけて笑う2ショット写真だった。
“ふたつあったのか”
聖からの報告書でみた、マヤの写真
首にかかっていたイルカのペンダントは、桜小路とお揃いだったのか。
桜小路と少しの時間喫茶店で話をする真澄。
マヤとつきあっているのかという真澄の問いを否定する桜小路。
マヤにペアペンダントは出来ないと返された事。
せめてと自分は外してマヤにだけつけてもらっている事。
せめて舞台上では恋人役を演じたいと。
もし、魂の片割れと出会えたらどんな気持ちになるのだろうという桜小路の言葉に、
「もし奇跡的にそんな人に出会えたら、ひとはそれまで自分がどれほど孤独だったか
 初めて気づくに違いない・・・」
そういって真澄は去って行った。
「そしてもし、結ばれることができなければ、そのときはきっと・・・」

マヤとは舞台上の上の恋人、魂の片割れ・・・・
桜小路はマヤを観劇に誘う。
『レッドミラージュ』
そのあと、桜小路おすすめの運河沿いの地中海レストランで食事をする二人。
いつもと違う豪華な雰囲気に、まるでデートのような時を過ごす。
その様子を、偶然紫織と同じレストランに来ていた真澄が目撃する。
そしてマヤに、紫のバラを1輪届ける。
“この場所のどこかに、速水さんがいる!”
紫のバラを手に、あちこち探しまわるマヤ、しかし真澄を見つけることは出来ず、
マヤは停泊していたクルーザーのロープに足を絡め、そのまま動き出した船に引っ張られるように運河に落ちてしまう。

舞からの電話を受けて、席を外していた桜小路、そして
騒ぎを聞きつけた真澄が、おぼれるマヤに気付く。
慌てて助けようとする真澄だったが、先に飛び込んだ桜小路によって
マヤはなんとか救出された。
マヤを運び上げる桜小路の首には、あのイルカのペンダントがきらめいていた。
外したといっていた、あのペンダントを・・・。
真澄は何もできないまま、その場に立ちすくんだ。

あの日、二人で遊園地でデートしたあの日から、
桜小路はどんどんマヤへの思いを加速させていた。
舞には悪いと思いながらも、ふくらむマヤへの気持ちは抑えられない。
秘かにマヤと写った写真を携帯電話に収める桜小路。
稽古場のロッカールームで、こっそりとその写真にキスをした。
そんな様子を潜入していた聖はとらえる。
そして、桜小路の携帯電話からそれらの写真データをコピーすると、
真澄に報告した。

必死に抑えてきたマヤへの思い。
それでもどうにもならない自分の高ぶる感情をこらえきれず、
真澄は表に出せないいらだちをぶつけるように、社長室で机上からその写真を投げ捨てた。
床には砕け散っていたコーヒーカップの破片が飛び散っていた。

桜小路から一向に連絡の来ない舞は、不安な気持ちを抑えきれず、
とうとう稽古場に押し掛ける。
そこで、桜小路の携帯電話に収められたマヤの写真を見つけ嫉妬の炎が燃え上がる。
マヤが、写真でみたイルカのペアペンダントをつけているのを見つけると、
それを引きちぎり、桜小路を奪うなと暴れる。
舞を傷つけてしまったことに気づいたマヤは、桜小路にそのペンダントを返そうとするが、
桜小路はそのペンダントを持っていてほしいとマヤに告げ、
自分の首元に光る、ペアペンダントを見せた。
桜小路は舞に別れを告げ、マヤの事を待つと決心した。
マヤの心の中に、誰か別の人がいることを知ったうえで。
いつかその人の事が忘れられたら、その時またそのペンダントをつけてほしい。
それまでマヤにそのイルカを持っていてほしいと語った。

桜小路がマヤに告白したことは、すぐに稽古場の仲間たちも知る事となり、
ほどなく真澄の元にも報告される。
相変わらず、能面のように受け流す真澄だったが、内心は穏やかでない。
桜小路の優しさで、少しずつ真澄の事を忘れようと努力するマヤ。
紫のバラの人としてだけでもいい、真澄に応援されるような女優になりたい。
私のファンでいてくれることだけは、きっと真実だと信じたいから。
いつものようにバイクで桜小路に送られ、自宅へと戻るマヤ。
夜空に光る流れ星を見ながら、自分に言い聞かせるようにマヤは
「わたしの願いはもうかなわないってわかったから・・・」
と言った。
同じころ、デート帰りに紫織を自宅まで送る真澄。
夜空の流れ星を見つけ、願い事をしないのかという紫織の問いに、
「どうせかないませんから」
と冷たく答えた。

**
亜弓は、紅天女としての表現力を磨くため、独自の稽古を取り入れていた。
トランポリンや跳び箱、吊り輪や鉄棒など、まるで器械体操の練習場のような稽古場。
亜弓の動きはどんどん研ぎ澄まされ、美しく輝くその動きは、
指一本一本、羽衣に至るまで優雅に舞い踊る紅天女そのものだった。
観ている者を魅了する亜弓の素晴らしい動き。
小野寺の画策により、亜弓の特集記事やドキュメンタリーが放送されると、
一般人もその美しさを話題にし、紅天女のイメージは一気に亜弓が持っていく。
一般審査員も加わる今回の試演において、その効果は計り知れない。
誰もがもう、紅天女は姫川亜弓で決まりだと思っている。
テレビでみた亜弓の美しい紅天女に、自信を喪失するマヤ。
マヤのそんな様子を想像できる真澄は、紫織とのデート中もそのことが気になって
ぼーっとしてしまう。
気を紛らせるように紫織とダンスと踊るが、紫織は真澄がこうして
心ここにあらずになるときはいつも紅天女の事を考えていることに気づいていた。
紫織が姫川亜弓の事をほめ、マヤの事を話題すると
マヤの事を冷たく突き放す発言をする真澄の、さらに凍りついたような表情に
息を飲む。
そして、そんな顔をしている真澄の心中を思いやる。
ほんとうはきっと、お優しい方・・・。
しかし、デートの帰りに立ち寄った花屋で、紫織が何気なく選んだ紫のバラを
「それだけはダメだ!!」
と強く拒絶する真澄の顔に、いいようのない不安を覚えた。

亜弓に大きく水をあけられたような格好となったマヤだったが、
それでも必死で自分の中の紅天女を見つけ出そうと必死に取り組む。
梅の里で受けた、風化水土のレッスン。
自分の中に、紅天女はあるという千草の言葉。
黒沼に志願して、近くの公園で一人稽古をする日々。
阿古夜として水を汲む、阿古夜として、薬草を摘む。
阿古夜として、木と語る・・・
阿古夜にとっての土とは、火とは・・・。
降り出した雨にうたれながら、阿古夜にとっての水を思うマヤ、
その時、自分と同じように雨に濡れながらこちらに向かってくる人影に気付く。
それは、真澄だった。

真澄は前日、黒沼をおでん屋台に呼び出してマヤの様子を聞いていた。
一連の亜弓の記事・報道で、マヤがどのような状況になっているか気になったのだ。
亜弓に関する一件が真澄の差し金でないことに安心した黒沼は、
マヤが勝つためには本物の紅天女を感じさせることができるかどうかにかかっていると語った。
本物の紅天女・・・それができるのは北島マヤだけだ。

「マヤ、俺に紅天女を信じさせてくれ」
公園からマヤをむりやり近くの歩道橋の上に連れて行った真澄は、そう言った。
ビルに囲まれ、車の往来がひっきりなしに続くこの都会で、人は紅天女を信じられるのか。
「紅天女のリアリティを感じさせてくれ」
「この現実の世界に紅天女がいると、それができるのは・・・」
マヤ、君だけだ。
しかし真澄の最後の言葉は、傘を持って後を追ってきていた桜小路によって遮られ、
発せられることなく、真澄の心の中にとどまった。
“私が、紅天女を信じなければ・・・・”
真澄の言葉に、マヤの中で変化が起きる。
演れるかもしれない、あたしの紅天女

今までどこか別の世界のように感じていた、紅天女の世界。
阿古夜がいつくしみ、大切にしてきた風化水土。
でもちゃんと、現代社会の中に阿古夜の世界がある。
水・・・蛇口の水も水の神からの頂もの
火・・・闇を照らし、暖め、生活を紡ぎ出す大切なもの
土・・・すべての食物は土が育てた生命
他の生命をいただいて、生きる
着物も、家も、すべて生命の頂きもの
人はみな、自然から生命をいただいて生きている。
全ての命の輝きに、感謝を・・・・
マヤの演技はがらりと変わった。

公園で一人、子供のように泥まみれになりながら稽古を積むマヤの様子は
亜弓と比較され、お粗末な候補とネガティブな記事が週刊誌に掲載される。
しかし千草は、優位なのはマヤのほうだと言い切る。
いまのままでは、亜弓はマヤに勝てない・・・。
「そろそろ時がきたようね」
千草は梅の里で決意を決めた。

**
紫織は、大都芸能社長室で真澄の帰りを待っていた。
何気なく見たゴミ箱の中に、乱雑に捨てられた週刊誌を発見する。
そこには、お粗末なライバルと書かれたマヤの中傷記事が載っていた。
さらに、半開きのデスク引き出しにマヤと桜小路が仲良く写る写真の数々を
見つける。
以前別荘で見つけた、マヤの舞台写真アルバム。
真澄がなぜ、紅天女の片方の候補者の事をこれほど気にしているのか・・・
漠然とした不安を抑えきれず、紫織はマヤ達の居る稽古場へ向かった。
そしてそこでマヤが紫のバラの花束を受け取り、涙する姿を目撃する。
黒沼から、マヤにとっての紫のバラの話を聞いた紫織は、
以前自分が紫のバラを手にした際、恐ろしい表情で拒否した真澄の顔を
思いだし、さらに不安が募る。

「あたしと会ってください」
聖から紫のバラを受け取ったマヤは、そう伝言を残した。
明日の午後、朝日公園の歩道橋まで来てくださいーーー
そこは以前、真澄がマヤに紅天女のリアリティーを感じさせてほしいと語った、
あの歩道橋・・・
絶対に会うことはない、正体を知られてはいけない
おれとマヤの唯一の絆を失いたくない・・・
マヤは紫のバラを抱え、昼からずっと歩道橋で真澄の来るのを待っていた。
真澄はマヤの願いを黙殺するように、仕事に集中していたが、
午後3時を過ぎ、マヤの事が気になり移動途中に歩道橋の近くを通るよう指示する。
会うつもりもないのに、なぜかそこへ向かおうとしている。

歩道橋の上では、マヤが記者を名乗るあやしい男たちに絡まれていた。
以前、マヤの中傷記事を週刊誌に乗せた記者、彼らの裏には暴力団が関係していた。
マヤが手にしていた紫のバラのメッセージカードを無理やり奪おうとする男たち。
必死に抵抗するマヤ、奪われた花束を取り返そうと男にとびかかると、
男の手から花束が離れ、歩道橋の下へと落ちて行った。
下を走る車にはねられ、無残に散らばる紫のバラ。
それでも必死に取り戻そうと、走る車列に飛び込もうとするマヤ。
ほとんどの花はひかれ散ってしまったが、唯一助かった一輪のバラを両手に、
マヤは震える体で、その花びらにキスをした。
その表情は、恋をする阿古夜の顔そのものだった。
マヤは紫のバラに恋をしているーーーー
現場に駆け付けた黒沼、桜小路、そして真澄は、その姿に衝撃を受けた。
“マヤが、紫のバラの送り主に恋をしている・・・そんな、バカな・・・!”

来ないと分かっていた、だけど、来てくれるんじゃないかと思っていた。
真澄への思いを断ち切るように、紫のバラの人への思いだけで、マヤは
紅天女の稽古に没頭する。

そんなマヤの稽古場に、月影千草が現れたーーー


第25巻へは・・・こちらから
*****感想**************************************
前章「紅天女」が非常にまとめづらくて、筆が乗らなかったので、
実は先にこちらを書きました。
といっても失恋マヤと現実逃避真澄が婚約ウキウキ紫織と相まって・・非常につらいのですけど。

マヤの事すっぱりあきらめた風な割に、桜小路とのデート現場目撃して
大人気もなく(どこで手配したのか)紫のバラ送っちゃったり・・・
聖さんの七変化が見られたり、(花屋だけでなく、運送屋さんにまで・・・)

でも、まとめていて思ったのは、
真澄は、マヤとの現世での融合をあきらめて、せめて紫のバラを通じて
マヤとのつながりと保ちたいと思い、
マヤは、真澄と紫織の関係に身を引く失恋をしつつも、せめて紫のバラの人としての
真澄の気持ちはつなぎとめておきたいと、役者として必死で努力する。
だけどどちらとも、素の自分に戻った時にお互いを思う気持ちを止められず、
一人もがき苦しむ・・・
と、まあさすが魂の片割れらしく、同じ時に同じ事を思い悩んでいるもんだな~と
なんだか納得しました。
更に更に、マヤの事を忘れようとことさら紫織さんと親密になろうとするところや、
真澄を忘れるために桜小路の優しさに甘えるマヤとか、やってることが・・・・。
すれ違っているようで、ちっともすれ違っていない二人。
早く魂めぐりあって~~~!!


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